家康ゆかりのパワースポット!千葉「東金」を散策して気をもらおう


2020.10.31

トラベルjp 旅行ガイド

九十九里浜への玄関口・東金は、徳川家康が鷹狩りをするために作らせた御成街道を中心として宿場町として栄えた町です。東金御殿を築造の際に池を広げて造られた御殿池である八鶴湖、家康から三十石の寺領を受けた御朱印寺の最福寺、家康が植樹させた日吉神社の大杉は、既に樹齢400年を超えて天然記念物にも指定され、見上げるだけで自然の気がみなぎります。家康ゆかりの場所が数多く点在している東金を歩いてみませんか。
家康も愛でた八鶴湖と桜
東金の駅から徒歩5分とアクセスもいい八鶴湖は、周囲の約800m。かつてはアイヌ語で草深い湿地を意味する谷(ヤツ)池と呼ばれる池でしたが、徳川家康が鷹狩の際に宿泊する東金御殿の築造に伴い大きく開削されたそうです。遊歩道もあるので、水鳥を眺めながらまったりと散策できます。
約1000本のソメイヨシノが咲く春の八鶴湖は圧巻です。例年、湖畔では桜まつりも開催され、夜には桜のライトアップも楽しめます。
<基本情報>
住所:千葉県東金市東金1415
アクセス:東金駅西口より徒歩5分
切られ与三郎のお墓のある最福寺
八鶴湖畔にある最福寺には、長唄の家元芳村伊三郎の墓があります。伊三郎は男前と長唄で鍛えた美声で有名でしたが、旦那のいる「きち(お富のモデル)」を見初め、逃亡の果てに切り刻まれて海に投げ込まれてしまいます。漁師に発見され奇跡的に命を取り留め、歌舞伎「お富・与三郎」の切られ与三郎のモデルになりました。
最福寺は807年に伝教大師最澄によって創設された「上総十ヶ寺」のひとつで、天台宗の寺院として創設され、のちに顕本法華宗に改宗されました。徳川家康から三十石の寺領を受けている「御朱印寺」もあり、第七世日善上人は徳川家康に拝謁したそうです。
鎌倉時代中期の運慶作と伝えられる大黒様も最福寺にあります。銅色にぬられた70cmほどの木造で、東金市文化財に指定されています。大黒天は三法を愛し、五界を守り、厨の神として飲食に困らず、貧しい衆生に大きな福をもたらすと言われています。
<基本情報>
住所:千葉県東金市東金1693
電話番号:0475-52-2321
アクセス:東金駅西口より徒歩5分
パワースポット日吉神社の杉並木
八鶴湖から「御成ルート」と呼ばれる切通しのある道を抜けると日吉神社にたどり着きます。この参道には、徳川家康が鷹狩りに訪れたときに命じて植えさせたと伝えられている、樹齢400年を超える大杉があります。杉並木は、本殿を背にして右側には22本、左側には17本の杉が並んでいます。東金市の天然記念物にも指定されており、ぜひとも訪れたいパワースポットです。
参道の左にある小径の階段を上るとご神木が聳え立っています。家康もご参拝したご神木の前に立っているだけで気がみなぎってきます。
日吉神社は807年、天台宗開祖最澄が比叡山に鎮座する山王大権現(現:日吉大社)のご分霊を東金の守護神として勧請した後、1387年に現在の場所に遷座し、村の総鎮守の神様として崇敬を集めています。
1614年に徳川家康公が鷹狩りに来た折、神社に三日間参篭し国家安泰、武運長久、一族繁栄を祈願しました。その甲斐あって大阪の陣で勝利をおさめ、1615年に再び鷹狩りに訪れた際に大願成就の御礼として御本殿改築をしました。
神社正面にある一対の猿は日吉大神の神使であり、体の悪い所と神猿の体とを摩ると病魔が「去る」と言われています。
<基本情報>
住所:千葉県東金市大豆谷860番地
電話番号:0475-54-0980
アクセス:八鶴湖より徒歩20分 

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東金
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千葉県東金市東岩崎
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