グリルオーツカ「ハントンライス」って?金沢の必食ご当地B級グルメ


2020.10.08

トラベルjp 旅行ガイド

金沢には百万石の城下町の風情、美しい金箔工芸、豪華な海鮮丼、写真映えするスーツなど魅力が盛り沢山。しかし見落としてはいけないのはB級グルメ「ハントンライス」です。
これは金沢生まれのご当地料理で、ケチャップライスに焼き玉子、魚介フライが特徴の気取らない食堂の味。見た目もどこか懐かしくホッと癒されます。それでは、金沢で絶対に食べたい洋食屋「グリルオーツカ」のハントンライスを紹介しましょう。
ハントンライスを食べるなら洋食屋グリルオーツカ
加賀百万石の城下町として栄えた金沢は、古都の趣を残しながらもアートやグルメと写真映えするスポットが沢山あります。例えば、新鮮な活魚を使った豪快な海鮮丼、金箔を使ったスイーツなどはTVでも度々紹介され有名ですね。
そんな金沢市の中心部に位置する香林坊から路地を入り数分歩くと、昭和感の漂う洋食屋さんが見えてきます。この店は金沢のB級グルメとして知られる“ハントンライス”で有名なグリルオーツカです。今どきの「映え」とは少し路線が違いますが、ここでは思わず人に自慢したくなる名物グルメが味わえます。
オムライスじゃない!これが金沢名物ハントンライス
ハントンライスとは、ハンガリー料理からヒントを得て金沢で生まれたご当地料理です。グリルオーツカで腕をふるった料理人によって考案され、今では金沢のB級グルメとして多くの店で味わえます。とは言えハントンライスの元祖の味が堪能できるグリルオーツカは特別な存在で、銀の皿にケチャップライスに焼き玉子、魚介フライ(カジキマグロのフライと小エビフライ)にタルタルソースとケチャップが目を惹きます。
ところで「ハントン」って何の意味でしょうか?
実はハンガリーのハン、フランス語でマグロを意味するトンを組み合わせた造語で、ハンガリーにはこのような家庭料理は存在していません。ただ、鯉のフライやカラフルなパプリカを食べる習慣があり、パプリカの赤はケチャップで、タルタルの白、玉子の黄とカラフルな派手さを華やかに演出されています。
見た目はオムライス、その上にはフライ。しかし、この料理を「オムライス」と簡単な言葉で片づける事が出来ない所がグリルオーツカのハントンライスの魅力に外なりません。
底からガバッとすくって大きな口を開けて食べてみると、濃厚なケチャップライスの味わいにサクッと揚がった食感、そこにタルタルがジワッとやってきます。定番のようで斬新、いや昭和の味わいと言うべきか、どこか懐かしい心落ち着く美味しさです。
超お得なランチと絶品クリームスープ
グリルオーツカと言えばハントンライスのイメージがあまりに強く、「ハントンライスが目的で来店した」という方が大半でしょう。もちろん観光の場合はそれが正解です。ご当地B級グルメを選ぶのは当然ですよね。
しかし、忘れてはいけないのが、この店は地元で愛される洋食屋さんであること。昼のランチセットは日替わりで3種類あり、お手頃な価格で楽しめます。
このランチメニューにはスープ付きのメニューもあり、これこそが常連さんが愛して止まないクリームスープ。濃厚な味わい、マイルドな口当たり、そして惹き込まれるような絶妙なトロミ感は芸術の領域です。これは絶対に味わっておきたい至高の一品。
このクリームスープは単品でも注文ができますので、ハントンライスと一緒に食してみてもよいでしょう。これぞ洋食屋さんの味!という満足感を味わうことが出来ます。
初めてでも常連な気分に!?居心地の良い食堂
旅先で心に残るのは観光地や美味しい料理だけではありません。地元の人と交わす会話や何気ないコミュニケーションは心を豊かにしてくれます。
ハントンライスで有名な店とあって、次から次へとお客さんが入って来ます。お店の方は忙しくしているけど接客には親しみがあって、初めてなのに常連みたいに接してくれます。「また金沢に来たら立ち寄ろう」そんな気分にさせてくれるお店です。
その時は、ギリシャ風エビピラフ、ドリア風タンバルライス、バーグワンなどの人気メニューもおすすめですよ。 

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グリルオーツカ
rating

4.0

108件の口コミ
place
石川県金沢市片町2-9-15
phone
0762212646
opening-hour
11:00-15:30/17:00-19:50
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