圧巻の1メートル超え!兵庫県「白毫寺」で九尺藤に酔う


2021.03.20

トラベルjp 旅行ガイド

5月の連休の頃になると、あちこちの藤の花の便りが伝わってくるでしょう。その中で花の見事さでぜひとも知っておいてほしい場所があります。それが丹波の古刹「白毫寺」です。
この寺に植えられているのは長さも、そして花の豊かさも見事な「九尺藤」。隣の木との境がわからないほどたわわに花房を付け、甘い香りが人々を包み込みます。また風に揺れる姿も美しいもの!
白毫寺で紫のベールに包まれたひと時を楽しみませんか。
美しい丹波の古刹「白毫寺」
705年に法道仙人によって開基されたという「白毫寺(びゃくごうじ)」。鎌倉時代には七堂伽藍が立ち並び、南北朝時代には地元領主の庇護で名刹として隆盛を極めます。しかし戦国時代になると織田信長の丹波攻略で、明智光秀の兵によって焼失してしまいます。
そんな歴史を重ねて再興されたこの丹波(たんば)屈指の古刹は、桜やモミジなど四季の風景の美しさでも知られています。その中でも特に人々を惹きつけてやまないのが藤が咲く季節です。
1メートル超えの花房が揺れる境内
JRや幹線道路から西側の山の方へと入った場所にある白毫寺。門をくぐったら境内を奥へと入って行きましょう。藤の花が開く季節になると、右手の開けた場所に山の緑に沿うように優しい紫色の帯が広がります。
それが遠くの人も惹きつけてやまない「九尺藤」です。一尺は約30cmなので、九尺だとその9倍・・・とはいかないものの、ここ白毫寺の藤は100cm前後の物も珍しくなく、長いものだと160cmほどに成長するものもあるのです。普通の藤とは比べられない、その長さをまずは堪能しましょう。
長さだけでなく、花房の美しさにも注目を
広々とした環境も良いのでしょうが、ご住職をはじめ檀家や地元の有志の方々がかけてきたたっぷりの愛情も大きな栄養になっているに違いありません。先代住職の代から植えられてきたという藤の幹は、このように太くたくましくなっています。
藤棚の下に入れば、わざわざ花に顔を近づけなくても甘い香りが包み込んでくれるでしょう。光揺らめく花房のもとでは、数え切れないたくさんの小さな花々の輝きも感じられるはず。長さも素晴らしい九尺藤ですが、それぞれの房の見事さも是非じっくりご覧ください。
再訪が楽しみな新設の藤棚
L字型に組まれた藤棚は120メートルもあるのですが、藤と藤の間はゆったりととられ、離して育てられています。でもそれぞれの木がたくさんの花房を付けているので、藤棚の外側から見ると境目がどこなのか分からないほどです。
そして山側のもう少し高い場所に、今ある藤棚に並行するようにもう一列藤棚が新設されました。こちらは新設された藤棚側から下にある藤棚を見下ろしたものです。新しい藤棚もすでにいくつも花を付けるほど育っていますが、年を追うごとにますます花房の数を増やしていってくれるはずです。
秋の美しさもおすすめの白毫寺
桜にツツジ、シャクナゲなど藤以外にも様々な花が見られる白毫寺は、紅葉の季節もおすすめです。秋が深まると、総本堂の薬師堂や「人間の世界と仏の世界を結ぶ」といわれている太鼓橋付近が、鮮やかな紅に包まれます。
丹波古刹十五カ寺霊場として、また新丹波七福神霊場として訪れる人も多い白毫寺。春から夏へと移り行く季節の一日を、藤の甘い香りに包まれて過ごしてみませんか。 

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白毫寺
rating

4.0

36件の口コミ
place
兵庫県丹波市市島町白毫寺709
phone
0795850259
opening-hour
8:00-17:00[ライトアップ時]8:…
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