美しい境内は国の史跡に指定。鎌倉五山第四位、北鎌倉「浄智寺」


2012.10.09

LINEトラベルjp 旅行ガイド

北鎌倉から徒歩5分。観光客も少なくてとても静かな「浄智寺」。浄智寺が創建されたのは弘安4年(1281年)。北条時頼の三男宗政の菩提を弔うために、妻と子によって立てられたお寺です。13世紀の終わり頃といえば、北条氏の勢力が極めて隆盛であり、禅宗が最も栄えた時期。浄智寺に足を運ぶと、時の流れが止まったかのような錯覚に陥ります。
遥かなる年月を感じさせる、すり減った山門への石段
いままでに、数えきれない人が辿ったであろう参道のすり減った石段は、その年月を充分に感じさせるだけの重みを感じさせます。両側の木々もまるで「よく来たなぁ ^^」優しく語りかけるように、しっとりとした佇まいで参詣者を出迎えてくれます。
2階に梵鐘が釣られている珍しい山門
石段を登りきると、そこには「山居幽勝」の額が掲げられた山門がお出迎え。この山門は、ロウソクの炎のような変わった形の窓がありました。
調べてみると、この窓は花頭窓という名前でした。紫式部が源氏物語を書いた時の部屋の窓が同じ形をしていたことから、源氏窓とも言われているそうです。平等院(京都)や妙心寺(京都)など、花頭窓は色々な寺院に取り入れられているんですって。
そして、花頭窓から見える2階には、梵鐘が釣られています。珍しい造りなので、眺めてみてくださいね。
鎌倉市の天然記念物に指定された、ビャクシン
浄智寺の仏殿の前には、立派な3本の大木(ビャクシン)が植えられています(写真のビャクシンはそのうちの1本)。浄智寺のビャクシンは、樹齢700~800年と言われ、鎌倉市の天然記念物にも指定されています。
何年も、この地で参詣者を見守り続けてきた古木。酸いも苦いも全てを知り尽くしたかのような、私達人間にはとても到達できそうもない境地から見つめられているようです。
鎌倉市の天然記念物に指定された、ビャクシン
浄智寺の奥を散策していくと、有名な鎌倉七福神めぐりの一番目の神様、布袋尊(布袋様)と出会いました ^^
浄智寺の布袋様はよく見ると、出っ張ったお腹が黒くなっています。「布袋様って、腹黒なのか?(笑)」そう思いましたが、ちゃんと理由がありました。
布袋様の横には看板があって「布袋尊のお腹をなでて上げて下さい。元気がもらえます。」と書かれています。みんな、これを見てお腹を触っているようです。布袋様のお腹は、いろんな人に撫でられ、黒光りしてテッカテカ!浄智寺に訪れたら、ぜひ布袋様のお腹を撫でてみてくださいね♪
日本に生まれてよかったと感じる「中庭」
浄智寺もそろそろ終わりかな?と思った時に出会うこの中庭の景色。実は、この中庭は入ってすぐに眺めることができるのですが、このように建物の窓を通じて眺めると格別です!
七福神めぐりでご利益を頂くもよし、静かに佇む樹木や和を感じる景色に癒されるもよし。浄智寺には、人それぞれの楽しみ方があります。
【浄智寺】
住所 : 神奈川県鎌倉市山ノ内1402
拝観料 : 大人200円、小人100円
時間 : 9:00~16:30 

浄智寺
rating

4.0

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place
神奈川県鎌倉市山ノ内1402
phone
0467223943
opening-hour
9:00-16:30

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