さすがは奈良!古墳も楽しめるお花見スポット「屋敷山公園」


2019.02.27

LINEトラベルjp 旅行ガイド

春の楽しみといえば、お花見を思い浮かべる方も多いでしょう。もちろん、奈良県内にもたくさんのお花見スポットがありますが、考古学や古代史の宝庫といわれる奈良だけあって、お花見スポットには古代の遺跡もセットでついて来るところがあります。今回はそのうちの一つである葛城市の「屋敷山公園」をご紹介しましょう。
奈良県葛城市にある総合公園「屋敷山公園」
「屋敷山公園(やしきやまこうえん)」は奈良県葛城市にある公園。奈良県と大阪府との境にある葛城山のふもとに位置しています。総面積は約58,000平方メートル。敷地内には公園に付随する施設として、公民館や体育館、図書館、グラウンドなどがあり、市内有数の総合公園となっています。
園内を散策しよう!園内各所で見られる桜並木
葛城市有数の総合公園である屋敷山公園は、春になると、市内有数のお花見スポットとなります。しかし、奈良県民のあいだでもあまり知られていない穴場スポットなので、シーズン中もお花見客で混雑するということにはなりません。
実際、園内にはたくさんの桜が植えられています。こちらは体育館の南側を流れる水路沿いの桜並木。新庄文化会館と体育館とを結ぶ形で設けられた橋の上から眺めると、ご覧のように、圧巻の眺めです。
こちらは同じ橋の上から後ろを振り返ったときの光景。県道30号御所香芝線を走る自動車も桜並木にのみ込まれているようですよ。
その桜並木を下から眺めると、ご覧のようになります。水路沿いには遊歩道が設けられているので、桜並木を見上げる形で散策するのも一計です。
お弁当を広げてゆっくりしよう!園内の桜の数々
公園の西側、グラウンドに沿うようにして植えられた桜並木もあります。桜並木の向こうに控える山々は、葛城山や金剛山です。
植えられているのはソメイヨシノだけではありません。枝垂桜も植えられているので、桜の種類を確かめながら、園内を散策するのも楽しいでしょう。
もちろん、公園ですから、園内にはベンチも設けられています。ベンチに腰を下ろし、お弁当を広げることも出来ますよ。
お子さまたちも楽しめる!園内に設置された遊具の数々
園内には遊具も設置されています。お子さまたちにも喜ばれることでしょう。
池にはたくさんのコイが泳いでいます。石橋のたもとにはコイのエサも販売されているため、お花見に飽きたお子さまには、コイのエサを買い与えることも一計。きっと夢中になってエサをあげることでしょう。
古墳も横たわる!園内にある屋敷山古墳
園内の東の端には、ちょっとした丘陵がありますが、実はこの丘陵、古代に築かれた古墳なのです。古墳の名は「屋敷山古墳」。5世紀の後半に築かれたと考えられている前方後円墳で、全長は約135メートル。国の史跡に指定されています。
屋敷山古墳は、中世になると、地元の領主・布施氏の館(新庄城)として利用され、江戸時代以降は、新庄藩主となった桑山氏の陣屋(屋敷)となりました。画面左手の石柱に「新庄城址」と刻まれているゆえんです。「屋敷山古墳」および「屋敷山公園」の名の由来が、ここから来ていることもあわせてご理解ください。
写真の左手に写り込んでいる案内板には、屋敷山古墳および新庄城についての詳しい解説と当時の見取り図も記されています。参考にしましょう。もちろん、現在は公園の施設ですから、墳丘に上ることも出来ます。
園内の一角には、屋敷山古墳から出土した竪穴式石室の天井石も残されています。長さ3.4メートル、幅1.2メートルという規模で、兵庫県高砂市で産出される「竜山石(たつやまいし)」と呼ばれる凝灰岩で作られています。古墳や城跡を眺めながらお花見が出来るなんて、さすがは奈良だと思いませんか?
以上、屋敷山公園が古墳も楽しめるお花見スポットであること、おわかりいただけたでしょうか。県道30号御所香芝線をはさんだ向かいには無料の駐車場もあるため、お車での来訪も可能。屋敷山公園で考古学と古代史の宝庫・奈良にふさわしいお花見を楽しんでみてはいかがでしょうか。 

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屋敷山公園
place
奈良県葛城市新庄
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