夜景に雪景色も!様々な顔を見せる京都の大文字山に登ろう!


2019.02.26

トラベルjp 旅行ガイド

京都の風物詩として知られる五山の送り火。その会場の一つになっている「大文字山」は登りやすく、送り火を行う「火床」からの眺めが素晴らしいことから、多くのハイカーに親しまれる京都のメジャーな山です。日中はたくさんの登山者が山頂を目指します!しかし、実はこの大文字山の真髄は別にあるのを知っていたでしょうか?実は雪が降った後や、夜景は格別な美しさを見せてくれ、京都一の絶景です!
登山口へのアプローチ
実は、この大文字山は、京都の中でもメジャーな山の一つで多くのルートが存在します。平安時代に源氏によって京都を追われた平家が分散して、この大文字山に逃げ延びたため、こうした蜘蛛の巣のような登山道ができたと伝えられています。
ということで、大文字山登山は様々なルートで組めるのですが、まず初めにおすすめしたいのが銀閣寺の北側のルート。なぜなら、登山装備も揃える必要がないほど道がしっかり整備されている上に、登山客も多く、道に迷う心配がないため。そして山頂までの最短ルートかつ、今回紹介する京都を一望できる絶景スポット「火床」を通過するためです。
アプローチですが、まず銀閣寺の正門に入らず、左手に逸れて5~10分ほど道なりに進んでいくと登山口へと至ります。基本的に一本道のため、迷う心配は要りません。火床まで徒歩20~30分ほど、山頂までは50分ほど掛かります。山頂も絶景ポイントですが、少し本格的な山道になるので、まずは火床を目指しましょう!
京都を一望する火床からの絶景
「大文字の送り火」を行う火床は、木々がなく開けています。だからこそ辿り着いた時には、思わず声をあげてしまう程、ダイナミックかつ美しい京都を一望することができ、これが大文字山最大の魅力です!
対面に広がる愛宕山や、京都北部の北山の山並み、南部の小塩山・ポンポン山など京都をグルリと囲う山々と、その中に広がる京都の町並み。
京都タワーが印象的で、天気が良ければ「あべのハルカス」まで望むことができます。
また、京都の地図を頭にインプットしておけば「あの場所は平安神宮?あそこは二条城だ!」など場所当ての遊びができ、とても楽しいのでおすすめです。大文字山の火床ならではの遊びと言えるでしょう。
四季折々の姿を見せる大文字山
大文字山のこの火床は、四季折々で様々な表情を見せてくれて、実に美しいです。何度登っても飽きず、また違う季節やシチュエーションで登りたいと思わせてくれます。その中でも特におすすめなのは冬の雪が積もった日。
いつも見慣れた登山道も白銀の景色へと変わると同時に、一気に冒険感が増します。火床からは真っ白に染まった京都の町と、その向こう側に白銀の峰がそびえ、標高は低いものの、中々高度感のある素晴らしい景色を楽しむことができます。
またもう一つ必見のシチュエーションとしては夜景。京都には将軍塚など有名な夜景スポットが数々ありますが、夜景マニアの間では、大文字山からの夜景が一番と呼び声高いです!それほどに京都の町が飛び込んでくるようなダイナミックかつ光量のある絶景を見せてくれます。
銀閣寺から往復する大文字山への登山道には迷いやすい危険な個所は無く、確認されている動物は鹿くらいで、基本的には安全です。
しかし、安全対策は怠らないようにしましょう!例えば、ソールの厚い靴、ライトや懐中電灯を持参してくださいね。また夜景を見る際は、一度、日中に登っておくことを勧めます。
京都のアイコンでありながら京都の穴場
大文字山は京都を語る際に無くてはならないメジャーな場所の一つでありながら、季節やシチュエーションによっては絶景を見せてくれる穴場へと変わります。もちろん日中の火床の景色も京都で一番の眺めと言えるほど清々しく絶景ですが、雪の日や夜景はそれを凌ぎます。入念に下調べをして行く必要があるものの、訪れる価値のある四季折々の大文字山を訪れてみてはいかがでしょうか? 

read-more
大文字山
place
京都府京都市北区大北山鏡石町
すべて表示arrow
no image

この記事を含むまとめ記事はこちら