氷瀑や雪見露天、かまくら祭りで冬を満喫!湯西川温泉「本家伴久」


2019.02.02

LINEトラベルjp 旅行ガイド

冬の旅の贅沢といえば、まず雪見の温泉露天風呂があげられます。キンと冷えた空気のなか、温泉に浸かれば身も心もほっこり。今回は雪深い栃木県・湯西川温泉の「本家伴久」をご紹介します。1月下旬~3月初旬までは、町をあげての「かまくら祭り」も開催されます。冬の楽しみが盛りだくさんなこの時期に、ぜひ訪問してみてください。
平家直系25代が継承する深山の温泉宿「本家伴久」
栃木県日光市の湯西川温泉といえば、壇ノ浦の戦いに敗れ、逃れてきた平家の落人が、湯西川の河原の湯でで傷を癒やし、隠れ住んだという「落人伝説」が語り継がれる山里。
冬になると一面が雪におおわれ、秘湯感がグンと増します。山里の中心を流れる湯西川沿いに温泉宿が立ち並び、お豆腐屋さん、お蕎麦屋さんなど、風情あるお店があります。
今回ご紹介するのは、その湯西川温泉の老舗温泉宿「本家伴久」です。平重盛の6男がこの宿の祖で、平家直系25代を継承しているそうです。
湯西川温泉の中ほどに佇む「本家伴久」は、懐かしい雰囲気が漂う木造建築。お客さんがチェックインする頃合いには、玄関前は丁寧に雪かきが行われています。今ではめったに見られない赤いポストにも、心ひかれますね。
館内に入ると、太鼓を打ち鳴らし「いらせられませ~」とゲストを迎えてくれます。これは、江戸初期の創業以来の習わしだといいます。ロビーには樹齢約500年を刻む大柱や、自在鉤が下がる囲炉裏などがあり、昔ばなしの世界に迷いこんだような気分になります。
冬季限定!大迫力の氷瀑を鑑賞しよう
チェックインのとき、まず驚くのはロビーの目の前に広がる氷瀑です。本家伴久では冬が深まり夜の気温が氷点下になると、川の水を汲み上げて対岸の山肌に噴霧し、氷瀑を造形します。約1ヶ月かけてじっくり育てた氷瀑は、なかなかとけないそうで、1月の下旬~3月の下旬くらいまではその姿を楽しむことができます。
本館より湯西川を挟んだ対岸に築かれる氷瀑は、幅25メートル、高さ15メートルにもなり大迫力。自然の力をかりて作り上げた巨大造形物です。本館ロビーや客室、露天風呂など、いたるところから眺めることができます。
氷瀑は2月初旬からライトアップされ、幻想的な姿を見せてくれます。
源泉かけ流しの露天風呂で雪見を楽しむ
冬の醍醐味、雪見露天です。写真は湯西川に面した男性用露天風呂「藤鞍(ふじくら)の湯」で、うれしい源泉かけ流し。820年以上前に発見されたとされる湯西川温泉の源泉は、この場所です。
女性用露天風呂には、多少の目隠しがありますが、対岸の氷瀑を眺めることができます。川のせせらぎをBGMに、メタケイ酸たっぷりの美肌の湯を堪能しましょう。
「本家伴久」の本館は昭和初期に建てられた小学校を移築した建物で、銘木や土壁が使われています。館内にはさまざまなタイプの客室がありますが、写真は角部屋で眺望抜群の客室「清盛」。源泉かけ流しの半露天風呂付きで、24時間入浴可能。ソファ付きの次ぎの間との二間続きの部屋で、マッサージチェアもあり、ゆったりくつろげる贅沢な客室です。
かずら橋を渡った先で囲炉裏会席料理を楽しむ
「本家伴久」は“かずら橋”がある宿としても有名です。“かずら橋”とは、植物のつるで造った吊り橋のことで、平家の落人が追っ手が迫ってもすぐに切り落とせるようにと、かずら橋をかけたという伝説があります。
本家伴久では、湯西川にかかった“かずら橋”を渡って夕食の食事処「平家隠れ館」に行きます。雪が舞っていたりして寒さもひとしおなのですが、その非日常体験にワクワクできるのが旅の醍醐味といえるでしょう。
「本家伴久」での夕食は囲炉裏を囲んだスタイル。料理の内容は1ヶ月ごとに変わりますが、岩魚のお造りや生湯波、刺身こんにゃく、栃木和牛など、地元の食材を生かした料理がふんだんに出てきます。冷たいものは冷たく、温かいものは温かく。そして、囲炉裏で焼きたてを、ハフハフしながら味わうものもあり、バラエティー豊か。雰囲気、味わいともに満足できるものです。
また、囲炉裏はテーブル式で、椅子に座るようになっているので、足は楽チン。お酒を酌み交わしながら、ゆったり味わえます。
「本家伴久」名物の囲炉裏焼き。うずら肉を骨ごとミンチにし、味噌と山椒で味付けしたものをヘラにのせ、囲炉裏の炭火で焼きあげる「一升べら」は、お酒が一升飲めるほど美味と言われる逸品です。
ヤマメは40分ほどかけてじっくり香ばしく焼き上げます。また、竹筒に入れた日本酒を囲炉裏の灰にさして温める「若竹酒」は、竹の香りが清々しく風流です。
ライトアップが幻想的!湯西川温泉「かまくら祭り」へ行こう
湯西川温泉では1月下旬~3月初旬まで「かまくら祭り」が開催されます。2019年は1/26(土)~3/3(日)。日本夜景遺産「歴史文化夜景遺産」認定のイベントで、温泉街の複数の場所でイルミネーションや、かまくら体験ができる会場が設けられます。
メイン会場は「本家伴久」より徒歩5分ほどのところにある「平家の里」。雪化粧した茅葺屋根の古民家のまわりに、小な雪の祠で多数ライトアップされ幻想的な風景を見ることができます。
「平家の里」では大きなかまくらも造られ、昼間はこの中で軽食を楽しんだりなど、雪国体験ができます。本家伴久での滞在と合わせて、ぜひかまくら祭りも楽しみましょう。夜のライトアップは幻想的で、特に素敵です。 

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