がっかりスポットとは言わせない!札幌時計台の奥深い魅力


2019.01.26

LINEトラベルjp 旅行ガイド

不名誉にも、日本三大がっかりスポットの筆頭に挙げられている札幌時計台。紹介される写真が素敵なこともあり、観光客が過度な期待を抱いて訪れた結果、望まぬ誤解が生まれてしまうことがしばしばあります。
しかし、外観だけで時計台の評価をしてしまうのは早計というもの。中身を見てこそ、時計台の奥深さや観光スポットとしての本当の価値が見えてきます。
本記事では、札幌時計台の外観・内観両面の魅力をご紹介します。
雪の中にたたずむ白亜の美しい時計台
札幌時計台に観光客が訪れる一番の要因は、やはりその外観の美しさ。西欧の建築スタイルがアメリカ経由で伝わった、コロニアル建築様式の建築美が多くの人を惹きつけています。
三角屋根の上で今も現役で時の鐘の音を響かせる姿は、とてもレトロなたたずまいで、一瞬でノスタルジックな気分に。時計台に雪が降り積もる姿は、可愛らしくもあり見る人々の心をほっこりさせてくれます。
時計台が建設されたのは、1878年のこと。今から140年以上も前になり、北海道の開拓使技術者らが中心となって建てられました。当時は欧米の技術者や建築専門家がいなかったため、スタイルブック(様式図集)を基に、独自で設計施工したと記録が残っています。当時、類例のほとんどない洋風建築様式を取り入れたために、苦労しながら建てたことを思うと、より一層歴史の重みを感じます。
また、建設から140年以上経た今も鐘が正確に時を告げているのは、驚くべきことではないでしょうか。床などの少しの歪みでも時計が狂い止まってしまいますが、止まることなく当時の機能もそのまま残しているのです。
近くで見てみると意外にもコンパクトで迫力がないように感じてしまう時計台。しかし、表面だけでなく積み重なった歴史も裏に見ることで、まったく印象の異なるスポットになります。
札幌時計台でがっかりしてしまう要因の一つに、写真写りが悪いということがあります。全景を写すことが難しく、写真が下から見上げるような構図になってしまいがち。理想は左右対称の建物に対して正面からのですが、時計台の正面はスペースがあまりなく全景を収めるのは困難。
ですが、通りを挟んだ正面のMNビルの2階、時計台撮影テラスは撮影に適した穴場スポット!邪魔するものもなく人もあまりいないので、最適な撮影ポイント。地元に住む方がオススメする最高のポイントです。
時計台の歴史が並ぶ一階の展示室
札幌時計台の魅力は、コロニアル様式の美しい外観だけに留まりません。ほとんどの観光客の方が、イメージ写真とのギャップにがっかりして時計台を後にしてしまいますが、とても勿体ないと感じます。
なぜかと言うと、20年前に時計台の内装の改修が行われ、現在は資料館や貸し出しを行っているホールとなっているからです。中に入ってみてわかるレトロな雰囲気溢れる内部こそ、本当に見るべきスポットだと感じる造りになっています。
札幌時計台の正式名称は、あまり知られていませんが「旧札幌農学校演武場」と言います。札幌農学校は北海道大学の前身になり、演武場(時計台)は、『少年よ、大志を抱け』で有名な、クラーク博士の提言により建設されました。
時計台の一階部分は、北海道の開拓時や時計台建設の歴史を、当時から残る資料やジオラマを使って紹介する展示室となっています。事細かに建設当時の時代が紹介されているので、一階部分の観覧だけでも満足できる内容です。
貸切もできるレトロなホール
二階部分は大きなホールになっており、夜間は音楽会、講演会、結婚式などのホールとして貸し出しをしています。
また、ホール奥にある時計台のギミックが間近で見られる場所は、必ず寄りたいスポット。見学ツアーも開催されており、どの様な仕組みで鐘が動いているのか、説明を聞きながら見られるのでおすすめです。
時計台は毎正時、時を告げる鐘を鳴らすので、時計台の見学は鐘のなる時間が最適。出来ることなら鐘の数が多く聞ける時間帯に訪れたいところです。
ホール入り口横には、建設を提言したクラーク博士の像。観光客の方々が隣に座り、一緒に写真が撮れる撮影スポットとなっています。クラーク博士はかなり人気で、時間帯によっては撮影待ちの行列ができるほど。
札幌市内に複数あるクラーク博士像ですが、多くの像が胸像のみ。そんな中で、全身の博士像と一緒に撮影できる貴重なスポットですので、ぜひ記念に残る一枚を撮ってみてはいかがでしょうか。 

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札幌市時計台
rating

3.5

2630件の口コミ
place
北海道札幌市中央区北1条西2 旧札幌農学校演武場
phone
0112310838
opening-hour
8:45-17:10(最終入館17:00)

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