信ずべし貴ぶべき奈良の「信貴山の寅まつり」で勝縁を結ぼう


2019.01.20

LINEトラベルjp 旅行ガイド

「信貴山の毘沙門さん」と地元の人々から愛されている信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)。境内のあちこちにみられる張子の寅や表情豊かな寅の像が印象的。聖徳太子の必勝祈願に対して、寅の年・寅の月・寅の刻に日本で初めて毘沙門天が姿をみせたお寺といわれています。それ以来、信貴山と寅は切っても切れない関係になりました。寅の月=2月に開催される賑やかな関西最大級の「寅まつり」で、勝縁を結びましょう。
毘沙門天の総本山
毘沙門天は、七福神でおなじみの甲冑を身に着けた神様。四天王の一人で多聞天という名前も持っていて、北の守りを任されています。四天王の中で一番戦いに強い神様なので、勝負運を願う人々から篤い信仰を集めています。その毘沙門天が、日本に初めて現れたのが信貴山なのです。
約1400年前、聖徳太子によって日本が国の形を整え始めていたころ、政敵・物部氏との戦いを前にこの地に立ち寄り、勝利を祈ったところ、毘沙門天が姿をあらわにし、必勝の秘宝が授けられました。この日が奇しくも寅年・寅の月・寅の刻(明け方3時~5時)。聖徳太子は見事に勝利し、自ら毘沙門天の像を彫り、この地を信ずべし貴ぶべき山「信貴山」と名付けました。それ以来、毘沙門天は寅に縁の深い神となり、信貴山は毘沙門天の総本山として、多くの人の信仰を集めています。
時は過ぎておよそ320年後、醍醐天皇が御病気の折、毘沙門天に祈祷するとたちまち病気平癒したため「朝廟安穏・守護国土・子孫長久の祈願所」として、天皇より「朝護孫子寺」と名付けられました。地元では「信貴山寺」とも呼ばれますが、正式な名前は信貴山朝護孫子寺です。
「寅」をめぐって境内散策
とにかく寅・寅・寅。どこを観ても寅がいます。
信貴大橋のそばに「白虎」。遷都1300年祭のおりに、信貴山が都の西を守る白虎であると位置づけられました。細長い白い神獣です。
信貴山観光センターを過ぎて、本堂へ向かうと、信貴山でもっとも有名な寅「世界一福寅」が現れます。とにかく大きい。日本一の張り子の寅です。
札束をくわえた寅もいます。その名は「満願の寅」。本堂に向かって一礼し、寅の足をさすって、真言オン・ベイ・シラマンダヤ・ソワカを3度唱えると、どんな願いもかなうといわれています。
他にも、現代的な寅や写実的な寅、可愛いものから恐ろしいものまでその数は知れず。かなり広い境内ですから、どんな寅に出逢えるか、楽しみながらお参りしてください。
関西最大級の「信貴山寅まつり」
寅の月=2月の最終土・日曜日に開催される「信貴山寅まつり」は、関西最大級の寅にちなんだ賑やかなお祭りです。
日曜日の午前中に日本で唯一の「寅行列」が行われます。寅年生まれの男女・御稚児さん・僧侶ら約50人が、お囃子に合わせて「寅みこし」を担ぎ、本堂まで練り歩くもの。本堂で法要後、祈願済みの「息災寅まんじゅう」が参拝者に配られます。
「納め寅供養」は、14時から行われます。特設祭壇に、山積みに納められた約5,000体の張り子の寅が読経供養されます。
こちらでも供養後に、参拝者のお楽しみ「息災寅まんじゅう」が配られます。
「張り子の寅祈願」&「張り子の寅絵付け体験」
山の中腹にたっている見晴らしのいい本堂。東向きのため、毎朝日の出が拝めます。ここでは毎日、大迫力の「大般若祈祷」が執り行われています。寅まつりの日は、信貴山の縁起物・張り子の寅に願いを託して、大般若祈祷を体感することが出来ます。
大小いろんな姿のある張り子の寅を選び、願いを書いて受付に渡すと、祈祷の時間を教えてもらえます。午後になると待ち時間もあるので、出来れば午前中に参拝することをお勧めします。
もっと自分の願いを自分だけの姿でお願いしたい人は「張り子の寅絵付け体験」はいかがでしょう。こちらの寅も、もちろん絵付けの後に祈祷してもらえます。
信貴山山頂と空鉢護法堂
信貴山という山の頂上は、どこにあるのでしょう。頂上に行くには、中腹にある本堂から、山の中に入り、急坂を上ること20分。一願成就の霊験あらたかな「空鉢護法堂」の奥にあります。
空鉢護法は毘沙門天の分身で、時に龍神=巳(み)の姿で現れるといわれています。拝殿前にはとぐろを巻いた蛇の石像がおかれています。白蛇は、新生・成長・繁栄のシンボルとして、脱皮した皮をお守りとして身につけておくと「実(巳)が入る」といわれています。
アップダウンのある山頂への道は厳しいですが、その分すばらしい眺めを得られます。ぜひ、チャレンジして下さい。 

read-more
信貴山朝護孫子寺
place
奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1
phone
0745722277
opening-hour
[御祈祷受付時間]9:00-16:00(1…

この記事を含むまとめ記事はこちら