見逃すな!法金剛院の四季折々の風景を 京都駅から電車で12分


2019.01.25

トラベルjp 旅行ガイド

法金剛院はJR嵯峨野線(山陰線)で京都駅から各停に乗って5駅目(2019年春「梅小路京都西駅」開業後)約12分ほどの花園駅の前、徒歩約3分の場所にあります。
庭園(特別名勝)は平安末期の池泉回遊式浄土庭園で、早春から紅葉の深まる晩秋まで
梅、桜、花菖蒲、沙羅、紫陽花、蓮と花が咲き、訪れる人を楽しませてくれます。冬の雪景色の時もあわせて、四季折々に訪れてみませんか?
蓮の寺・法金剛院
法金剛院は、関西花の寺第十三番 通称「蓮の寺」と呼ばれています。平安初期の貴族・清原夏野の山荘がお寺になり、その後平安末期に待賢門院の御願で、円覚上人によって再興されています。重要文化財の本尊阿弥陀如来坐像など多数の仏像が安置されています。
また、境内の浄土式庭園の一隅にある「青女の瀧」は日本最古の人工滝とされており、国の特別名勝にも指定されています。
約90品種にも及ぶ蓮の開花は、6月の下旬から始まり、夏休みに入った7月下旬から8月上旬ころまで続き、庭の池いっぱいに、そして境内の遊歩道沿いに蓮の花の鉢植えが見る人を楽しませてくれます。(年によって開花時期は早まったり遅くなったりします)
「花の寺」の名の通り、四季折々に咲く花風景は見事です。
水墨画の世界が広がる冬景色
最近は真冬でも、京都に雪が降る日はあっても、それが雪化粧として積もる日はあまり多くありません。でも、その貴重な雪景色を見ることができる日には、ぜひ京都駅からわずか12分ほどで到着できる花園駅の前に位置する法金剛院にでかけてみてください。
礼堂・釣殿の縁側からも雪景色がきれいに見えます。
雪で覆われた境内の池の周囲も巡ることができます。
待賢門院桜が見事な春景色
法金剛院には「待賢門院桜」と名付けられている桜の銘木があります。境内に入って池の参道を左手側に進んだ礼堂の前に、満開の時にはひときわ目立つ大きなしだれ桜の木があります。
快晴の日に「待賢門院桜」は似合います。
桜の季節には、池の周囲に雪柳など色とりどりの花が咲き競っています。
初夏から花々が咲き誇る夏景色
法金剛院は、京都市右京区御室双岡町に位置する双ヶ丘(平安京の基準点とも言われています)の南東端の麓にあります。法金剛院の境内では、蓮だけでなく、初夏の新緑のころから真夏まで、花菖蒲、沙羅、紫陽花、蓮と花々が咲き競います。
平家物語にも語られている「沙羅双樹」の木もあります。
蓮が咲いている時期は「早朝拝観」が行われていて、朝7時から入ることができます。
真紅に染まる紅葉が見事な秋景色
秋には池泉回遊式庭園の周囲の紅葉が境内を朱色に染めます。
平安時代の歌人西行は待賢門院と交流があり、待賢門院崩御後、法金剛院の紅葉を見つつ懐旧し、歌集「山家集」で、次の歌を詠んでいます「紅葉みて君がたもとや時雨るらんむかしの秋の色をしたひて」
JR花園駅は、ここを起点に世界遺産の仁和寺、龍安寺、金閣寺へのハイキングがスタートできる絶好のロケーションにあります。また、西に向かうと太秦映画村、弥勒菩薩で有名な広隆寺などもあり、さらにその西(JRで二駅目の嵯峨嵐山駅)近くには観光地の嵯峨野(嵐山)が広がっています。
四季折々に「法金剛院」を訪れて、その足で、世界遺産のお寺に行ったり、嵯峨野観光にも行ってみませんか? 

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法金剛院
rating

4.0

1件の口コミ
place
京都府京都市右京区花園扇野町49
phone
0754619428
opening-hour
9:00-16:00観蓮会として令和2…
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