亥年の初詣は上野アメ横「摩利支天 徳大寺」で!猪パワーにあやかろう


2018.12.29

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東京上野のアメ横といえば、大晦日はお正月の買い出しをする人々でニュースになるほどの混雑。
しかし、買い物客が引き上げたあとは穏やかさを取り戻し、摩利支天(まりしてん)徳大寺の年越しの行事が始まります。2018年は23:40から鐘つき・元旦祈祷と続き、鐘つきは無料でどなたでも参加できますので、並んでみましょう。イノシシにご縁の深い摩利支天 徳大寺で亥年最初のお参りをしてはいかがでしょう。
アメ横のお寺「摩利支天 徳大寺」
アメ横(アメヤ横丁)は戦後闇市がたったりしたこともあり、今でも多様なお店が威勢よく並んでいます。海産物の値切り交渉やチョコレートの袋詰め売りなど、かしましくエネルギッシュな街です。
特に、大晦日のお正月用海産物争奪戦はちょっとした見もの。他のお客との競争や店との値切り交渉などあちこちで活気ある声が飛び交います。
また、昼飲みの街としても有名で、居酒屋などほとんどの店が昼日中から盛り上がっています。
アメ横といえば上野と思われがちですが、アメ横は上野駅と御徒町駅を結ぶ南北に長い通りなので、御徒町からも近いのです。摩利支天 徳大寺までは御徒町駅から徒歩2分で、案内板も出ているので迷わず辿りつけます。
摩利支天とはどんな神様?
摩利支天の「摩利支」はサンスクリット語で「陽炎」のことです。
日天(太陽)の前をゆく陽炎は、太陽が眩しいから、見ることも知ることもできないのです。形がなく傷つかず、さまざまな通力を持つ、「力」の守護神です。
だから、摩利支天に祈念することは人に知られることもなく、また、さまざまな災厄から逃れることもできるのです。それは戦の強さにも通じ、楠木正成、立花道節、前田利家、徳川家康など多くの武将の信奉を集めました。
現在も気力、体力、財力の充実を願う人々が大勢お参りにおとずれます。

仏教のお寺なのに「神」?と思われるかもしれませんね。仏教には数多くの仏が経典などに登場しますが、その中にはインド古来のヒンドゥー教の神々も含まれているのです。
摩利支天は天部といわれる仏の一つで、仏教の守護神です。
アメ横の徳大寺の摩利支天像は聖徳太子の御手彫と伝わる天地50cm(イノシシを含む)ほどの像で、イノシシの背に立ち疾走する凛々しいお姿です。
では、何故イノシシなのでしょう。
摩利支天の祖先がイノシシに姿を変えて大地を救い上げたから、という説があります。だからイノシシの背に乗っている像が多いのですね。イノシシは猪突猛進というように、「勇気」「速さ」の象徴でもあります。
また、摩利支天は実体がない・見えないという特徴のためか小さい像が多く、「忠臣蔵」で有名な大石内蔵助などは討ち入りの際に髷(まげ)の中に小像を入れていたそうです。
平成最後の亥年に大イノシシ石像がお目見え
2019年は亥年にあたりますので、境内に大イノシシ像が登場します。体長1mほどの石造りの像をなでて、気力・体力・財力の三つの「力」のご利益を授かりましょう。
摩利支天はイノシシにご縁があるので、亥年にかぎらず毎月亥の日が縁日となっていて、開帳祈祷が行われます。お守りや置物もイノシシを象ったものが可愛らしいです。
おみくじも絵馬もイノシシです!
浄行菩薩と日蓮聖人像
本堂へ上る参道の下左脇にあるのが、浄行菩薩です。商店と並ぶように在るので、なんだかとても親しみが湧いてきます。
病気や怪我などの治癒を願うときは、浄行菩薩の体の同じ部分に浄水をかけタワシでこするとご利益があります。
アメ横・摩利支天 徳大寺は正式には日蓮宗妙宣山徳大寺といい、参道を登ると右側に日蓮聖人の立像があります。人々を導く力強いお姿に見えますが、いかがでしょう。日蓮聖人の背後を電車が通る光景もアメ横ならではの風情ですね。
夜の摩利支天
アメ横にある摩利支天 徳大寺は夜でも明るく、多くの人が訪れます。都会特有の街の光に囲まれているにもかかわらず、参道に設けられた提灯の明かりは心をなごませてくれます。
商店街からひとつ小高く位置するため、どことなくほっとする風情がありますね。街の喧騒に比べると異空間といってもよいくらいです。
摩利支天 徳大寺の建物は1922年の関東大震災、1945年の戦災により焼失しましたが、1964年に復興をはたし現在にいたっています。第二次世界大戦の終戦後は近隣に闇市が立つなど、街の雰囲気が変わるなか、移転することも検討されましたが、江戸時代に創建されて以来のこの地に残りました。
数々の災厄を乗り越えて、「アメ横の摩利支天」として親しまれる今日を迎えている摩利支天 徳大寺。
2019年の初亥の日は1月2日、この日には初亥大祭が行われます。 

徳大寺
place
東京都台東区上野4-6-2
phone
0338317926

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