彫刻の森美術館「箱根ナイトミュージアム」参加型ライトアップって?


2018.12.08

LINEトラベルjp 旅行ガイド

箱根の「彫刻の森美術館」ではクリスマスシーズンからお正月にかけて「箱根ナイトミュージアム」を開催します。
光のアーティスト高橋匡太氏がプロデュースした劇場型のライトアップは、まさに野外彫刻を展示するこの美術館ならではの企画。刻々と色を変える不思議な提灯を手に、あなたもこのロマンティックで幻想的な夜景に参加してみませんか?カップルにも家族連れにもオススメです。
日没前の彫刻の森美術館の見どころ
「彫刻の森美術館」と言えば、箱根でも人気のアートスポット。広大な庭園を使った屋外展示場のほか、ピカソ館など5つの室内展示場があります。
写真映えのする作品も多く、例えば屋外展示の一つ「幸せをよぶシンフォニー彫刻」は色とりどりのステンドグラスが見る人を圧倒!らせん階段を一番上まで上れば、屋外展示場一帯を俯瞰することもできます。
箱根の山々を背景に遠くを見つめるように立つ4体の彫刻は、「弓をひくヘラクレス」で知られるエミール=アントワーヌ・ブールデルの作品。右から《雄弁―大》、《自由―大》、《勝利―大》、《力―大》。アルゼンチン共和国の建国の父・アルヴェアル将軍の理想と業績を現わしています。
近づくとその大きさに驚かされるかもしれません。箱根の自然の中でこうした芸術作品を鑑賞できるのも、「彫刻の森美術館」の魅力の一つです。
こちらはジュリアーノ・ヴァンジ作《偉大なる物語》。イタリア・カラーラ産の大理石で作られたこちらの作品は、大変な重量があり日本へ運ぶのも一苦労でした。
見る角度によって異なる印象を与える作品で、人間の人生について深く考えさせられます。
先ほどのブールデルの4体の立像も、こちらのヴァンジの作品も、「箱根ナイトミュージアム」でライトアップされますので、明るいうちに一度鑑賞しておくとライトアップ後の印象の違いがたっぷり楽しめます。
高橋匡太氏の作る参加型ライトアップ
12月から1月初旬の寒く空気の澄んだ時期に行われる「彫刻の森美術館」の「箱根ナイトミュージアム」は、2017年から始まりました。2018年は前年と比較して、照明の数も多く華やかに、また一体感のあるドラマティックな演出が行われています。
プロデュースするのは光のアーティスト 高橋匡太氏。ただ見て楽しむだけでなく、参加して楽しむ参加型のライトアップ作品をこれまでにも数多く手がけてきました。
参加型のライトアップとは何でしょうか。それは来場者が一緒に作り上げることによって完成する、来場者自身が夜景のワンシーンとなるユニークな試みです。
例えば「彫刻の森美術館」では、10月にプレイベントとして来場者に「ひかりの実」を作ってもらいました。日が落ちてくると美術館入口のオリーブの木に飾られたこの可愛らしい光の実が輝き始めます。
また、「箱根ナイトミュージアム」では一人一人にLEDライトを使った和提灯を貸し出します。
渡されたときはそれぞれ異なる色に光る提灯ですが、これから順路を進んでいくうちに、まるで展示作品のライトアップに呼応するかのように色を変えていきますよ。
参加者が持つ揺れる光の提灯が、一緒にナイトミュージアムの夜景を作り上げていくのです。
彫刻の森美術館ならではの箱根ナイトミュージアム
「箱根ナイトミュージアム」のオススメルートは、提灯の貸出しを行う本館ギャラリーを出たら、まっすぐに坂を下るコースです。
坂の下で待つのはブールデルの4体の立像。気がつくと提灯の色が揃ってきていますね。
作品のライトアップは、陰影のくっきりとした白から、しだいに夕焼け時のようなアンバーに色を変え、さらにグラデーションを描きながら赤や青、さまざまな色合いを演出します。
こちらも先ほどご紹介したヴァンジの《偉大なる物語》。刻々と移り変わる色合いに、人生における時間の流れを感じます。
そして箱根ナイトミュージアムのライトアップは、作品の中に揺れる提灯を手にした参加者が入り込むことによって初めて完成するのです。
箱根ナイトミュージアムのライトアップの楽しみ方
坂を登っていくと、ちょうど今まで近くで見てきた作品群を俯瞰する場所に出ます。一つ一つの作品としてだけではなく、全体の演出もここで楽しめるでしょう。
ナイトミュージアムの魅力はカラフルな光だけではありません。光が作り出す影の部分にも注目。夜だからこそのドラマチックなアートをお楽しみください。 

彫刻の森美術館
place
神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
phone
0460821161
opening-hour
9:00-17:00(入館は閉館の30分…

この記事を含むまとめ記事はこちら