カロリーゼロ!名古屋市科学館「スイーツ展」で大人女子キュン死


2018.12.05

トラベルjp 旅行ガイド

夢のようにかわいいスイーツデコにシックなチョコレートのデコ、クラシカルな製菓器具。
名古屋市科学館で、めくるめく世界が広がる「スイーツ展」が開催されています。キャンディの甘い香りが漂う会場は、すべて撮影OK!
大人女子のキュンキュンが止まらない展示の数々、カロリーを気にせず心ゆくまで堪能してください。
甘やかさあふれるスイーツ!
“なぜ、スイーツは 人々を幸せな気持ちにさせるのか?”
「スイーツ展」のエントランスには、そんな一文が記されています。スイーツには、食べる幸せ、見る幸せ、買う幸せ、そして絵本や映画でワクワクするという幸せもありますね。
8つのゾーンに分かれたスイーツ展。さて、どんな幸せが広がっているのでしょうか。
巨大なキャンディアーチをくぐると、最初の展示は「お菓子の王国」。
現代美術作家であり、スイーツデコの第一人者である渡辺おさむ氏の作品です。
イタリアのピサの斜塔など世界の名所をモチーフとした、パステルカラーのお菓子の世界。建物や車にフルーツやマカロンがほどこされていて、何周しても新しい発見があります。
パステルカラーの渡辺ワールドには、「どうぶつの森」でも出会えます。
ユニコーンは美しいだけでなく、馬蹄がドーナツだったり、正面から見るとなかなかユーモラスな表情だったりするので、いろんな角度から眺めてみてください。
ほかにもアルパカやフラミンゴ、パンダ、キリンなど、大小のラブリーな動物たちが待っています。
洗練された、シックなスイーツ!
スイーツ展では、やわらかなパステルカラーと大人っぽいシックなカラーがバランス良く配置されています。
スイーツにまつわる世界中のレシピ本や絵本が並ぶのは「お菓子の図書館」。
ここでは手に取ることはできませんが、特設のショップで買える本もありますよ。
また、スタッフさんの制服にも注目。スイーツ展にぴったりの、パティスリーの店員さん風です。
「考える人のチョコレート屋さん」も、目玉展示のひとつ。こちらも渡辺おさむ氏の作品です。
CMやチラシで見ている人も、何体もの「考える人」がチョコレートケーキになっている作品を見ると驚きますよ。
こんなにまじめな姿でありながら、頭や台座はスイーツでキラキラしているというギャップもたまりません。
このゾーンではチョコレートができるまでを映像で紹介しているほか、名古屋市内にある人気店「パティスリー ヴィヴィエンヌ」のボンボンショコラも展示されています。
スイーツデコだけではなく、昔の製菓器具も魅力的でフォトジェニック。
こんな道具でマドレーヌやパウンドケーキを作れたら…と、普段お菓子作りをしない人でも夢見てしまうでしょう。
おとぎの国のスイーツ!
誰もが一度は憧れた、童話「ヘンゼルとグレーテル」に登場するようなお菓子の家もあります。幼いころ、ビスケットや板チョコで作ろうとした思い出がある人も多いのでは?
中には入れませんが、裏にまわると中にいるネコの影が見えますよ。
同じ部屋に展示してある、西村美江子氏によるキュートなアイデアスケッチも必見!
「魔女のケーキ屋さん」にある大きなショートケーキは、オススメのフォトスポット。魔法で小さくなってしまったアリスの気分でどうぞ!
但し、作品に手を触れないよう注意してくださいね。
レシピ画と実際に完成したスイーツを並べた展示もあります。
食べられる材料でつくられたツリーハウスは、辻口博啓シェフの手によるもの。
素人ならデザイン画に凝り、作るときに省略してしまいそうですが、そこはプロ。レシピ画をより高めた精巧なスイーツができあがっています。
ミニチュア世界のスイーツ!
注目の人気ミニチュアアーティストである田中智氏の作品が並ぶのは、「小さなお菓子の世界」。
本物そっくりの緻密なケーキのテーブル、なんと幅98mm×奥行53mm×高さ57mm!
といわれても、ピンとこないかもしれませんが…
実際のサイズ感としてはこれくらい。予想以上の小ささに感動のため息がもれます。
ケーキのほか、チョコレート、アイシングクッキー、さらに調理器具や雑貨も並ぶお店も。
また、「お菓子の家」ゾーンには、スイーツ展のために制作されたミニチュアの「お菓子の家」も展示されています。
ミニチュアの制作工程も、余すところなく解説してあります。
この細かい作業を、あの小さなサイズで…と、想像するだけで気が遠くなってきます。
「自分でもつくってみたい!」と思われた方は記事末尾「関連MEMO」にある田中智氏の公式サイトで講座や道具をチェックしてみてください。
科学館で、科学するスイーツ!
「かわいい!素敵!インスタ映え!」だけでも充分楽しいスイーツ展ですが、ここは科学館。
せっかくなので「スイーツを科学」しましょう。
砂糖についての解説は、つい熟読してしまう人が多いはず。砂糖の原料や種類について、わかりやすく丁寧に説明してあります。
写真左はサトウキビ、右はてんさい(砂糖大根、ビート)。右端のてんさいの苗は本物で、科学館の職員さんが8月末から大切に育ててこられたものです。
こちらは、渡辺おさむ氏の制作の基礎を少し覗ける「スイーツ色相環」。ピンクのマカロン、赤いサクランボ、茶色いチョコレート、緑のメロンなどが華やかなリングになっています。
その右側には4種類の作例が並んでいますので、似た形状でも色によって受けるイメージが変わる不思議を体感してください。
クリームを絞り出す口金の違いによるバリエーションは、額装されて濃いピンクの壁に飾られています。「この口金の形が、この模様に!」と、じっくり見比べるのも楽しいものです。
名古屋市科学館の「スイーツ展」は、2019年2月11日(月・祝)まで。
ひとまず名古屋だけの開催ですので、興味のある方はぜひ名古屋訪問を計画してください。
名古屋市科学館には、世界最大のプラネタリウムもありますよ。 

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名古屋市科学館
place
愛知県名古屋市中区栄2-17-1(芸術と科学の杜・白川公園内)
phone
0522014486
opening-hour
9:30-17:00(最終入館16:30)
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【当日券】特別展「海 -生命のみなもと-」(名古屋市科学館 理工館地下2階イベントホール)

¥1,800

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更新日:2024/04/24

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