三溪園の紅葉は伝統建築とコラボ!横浜で京都気分の紅葉狩り


2018.12.06

トラベルjp 旅行ガイド

三溪園の紅葉は、神奈川県を代表する名所。美しい紅葉が伝統建築とコラボして、まるで京都の風情!それもそのはず、京都や鎌倉から歴史的価値の高い建築を多数移築し、国の重要文化財も10棟あります。
三溪園で紅葉が特に美しいのが、聴秋閣と春草廬。いずれも国の重要文化財で京都に建てられた建築です。紅葉見頃時期は12月中旬まで続きますが、古建築公開中の12月上旬がおすすめです!
三溪園の紅葉は聴秋閣がおすすめ!
三溪園の紅葉は、聴秋閣(読み方:ちょうしゅうかく)が断然おすすめです。奥まった場所にありますが、遠くから見ても紅葉が集まっているので、真っ先に行きましょう!
聴秋閣の紅葉は、秋の三溪園を代表する紅葉狩りスポット。伝統建築に紅葉が映え、まるで京都を思わせる風情が魅力です。
それもそのはず、江戸時代初期に徳川3代将軍家光により京都の二条城内に建てられ、のちに乳母の春日局に与えたと伝えられる楼閣建築なのです!
三溪園の紅葉見頃時期は、12月中旬まで続きます。しかし、2018年12月9日まで開催中の、紅葉の古建築公開の期間中に行くのがおすすめ。普段は見る事が出来ない貴重な内部の様子を、外からではありますが、至近距離から拝見することが出来ます。
紅葉が聴秋閣・三重塔とコラボ!
聴秋閣の紅葉は、これだけではありません。建物の奥に普段は非公開の遊歩道があり、古建築公開のイベントに併せて遊歩道も開放。美しい紅葉に彩られた遊歩道は非常に狭いので、左側の階段を登り右側から降りて来る一方通行になっています。
紅葉に彩られた遊歩道は、単独でも美しいものです。しかし、重要文化財の聴秋閣の奥にあるのですから、建築とコラボする様子を楽しみましょう。
特に旧燈明寺三重塔まで見通せる場所が一箇所だけあり、人気があります。どちらも京都で建築された国の重要文化財で、三重塔は室町時代の建物。「これぞ京都の紅葉だ!」と言わんばかりの秋の絶景を、横浜で楽しめるのは本当に贅沢です!
紅葉が三重塔とコラボする場所は人気ですが、聴秋閣は屋根ばかり見えます。聴秋閣と紅葉のコラボは、もう少し降りていった場所がおすすめ。赤だけでなく黄色やオレンジ色など、様々な色彩のグラデーションが、忘れられない思い出になります!
春草廬の紅葉は一面の黄色!
三溪園の紅葉で、もう一箇所必見なのが春草廬(読み方:しゅんそうろ)です。聴秋閣からも近く、すぐに行ける場所。周囲にイチョウが多く、一面の黄色い世界を堪能出来ます!
春草廬も京都の三室戸寺から移築された、国の重要文化財です。安土桃山時代の建築で、驚くべきはその作者。織田信長の弟で茶人の、織田有楽斎の作と伝わります。
春草廬の周囲にもモミジはありますが、イチョウの大木があるせいか紅葉の色付きは遅めで、黄色が目立ちます。しかし、イチョウの落ち葉の黄色とマッチして、素晴らしい風情です!
内苑の紅葉は手前にも
三溪園は近代の大茶人・原三溪によって造園され、1906年に一般開放された外苑と、私庭としていた内苑の2つの庭園からなります。内苑の聴秋閣と春草廬の様子を紹介しましたが、その手前にも紅葉が沢山あります。ただし、外苑よりも狭いので、紅葉時期の内苑では三脚・自撮り棒の使用が禁止されています。
紅葉の聴秋閣を目指して三溪園の内苑を歩いて行くと、亭榭(読み方:ていしゃ)があります。亭榭は一般名詞で、屋根のある見晴らし台という意味。古建築の移築ではありませんが、檜皮葺に唐破風の本格的な造りです。
春草廬からの帰路に通る、旧天瑞寺寿塔覆堂周辺でも紅葉が多く見られます。これも京都・大徳寺から移築された国の重要文化財で、豊臣秀吉が母のために建てた建物。秀吉が建てたと確認できる数少ない建築物です。
外苑の紅葉は横笛庵付近!
三溪園の紅葉は外苑にもあり、特に横笛庵周辺で多く見られます。付近には滝もあって、本物の渓谷のような雰囲気。伝統建築だけでなく、滝と紅葉のコラボも楽しめます!
横浜に居ながらにして、京都の風情を味わえる三溪園は、実は婚礼写真撮影の名所。外苑では横笛庵周辺に紅葉が多くありますが、結婚式を前にした和服のカップルが、プロカメラマンに写真を撮って貰っている場面によく遭遇します。それもまた、三溪園らしい風情といえます。 

read-more
三溪園
rating

4.5

1148件の口コミ
place
神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
phone
0456210634
opening-hour
9:00-17:00(入場は16:30まで)
すべて表示arrow

【3/1より利用可】三溪園 電子前売り入園チケット(3/1-4/30まで)

¥900

arrow icon

更新日:2024/04/26

この記事を含むまとめ記事はこちら