「京都府立植物園」冬の観覧温室夜間開室とイルミネーション


2018.12.06

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川端康成の小説『古都』にも登場し、公立総合植物園としては日本で最も古い歴史を持つ京都府立植物園。春は梅や桜、秋は紅葉、初夏はバラに菖蒲が楽しめ、例年冬には観覧温室の夜間開室とイルミネーションが開催されます(2018年度開催は12月15日~12月25日)。園内のシンボルロードとして知られるくすのき並木や夜の観覧温室は雰囲気たっぷりで必見!
温室の中に入って京都の冬の夜を暖かく過ごしましょう!
歴史ある総合植物園
京都府立植物園は、大正13年に開園したわが国で最も古い歴史を持つ公立総合植物園です。春は梅や桜にチューリップ、秋はコスモスや萩に紅葉、初夏はバラや菖蒲に紫陽花と四季折々に美しく、冬は例年クリスマスシーズンに観覧温室の夜間開室とイルミネーションが開催されます。
(上の写真は初夏の様子)
京都の観光地は入園料が高いというイメージがあるかもしれませんが、京都府立植物園の料金は大人200円、小中学生以下、70歳以上の方(要証明)は入園料と観覧温室(大人200円)の見学も無料。さらに夜間開室時間中は誰でも温室観覧料が無料となります。
くすのき並木
イルミネーションのメインの1つとなるのがこちらのくすのき並木です。このくすのき並木は川端康成の小説『古都』にも登場し、大正13年に京都府立植物園が開園した当初に植栽された歴史のあるもので、正門前のけやき並木と共に長年来園者を迎えてきたシンボルロードとなっています。
※2018年度の観覧温室夜間開室とイルミネーション開催期間は12月15日(土)~12月25日(火)、時間は17:30から20:00(入園は19:30分まで)です。
※2018年度ポインセチア展は12月1日(土)から25日(火)観覧温室・特別展示室、ジャングル室にて開催。
イルミネーション期間中、くすのき並木はクリスマスカラーなど色とりどりにライトアップされ、心癒される音楽も流れます。
冬でも暖か!観覧温室
園内にある観覧温室は 京都北山連邦のシルエットを取り入れた優雅な外観となっており、その周囲は例年クリスマスシーズンとなると賑やかなイルミネーションが施されます。
温室の内部は8つの部屋で構成され、段差の無い延長460メートルにも及ぶ順路を歩いて見学することができます。温室ではクリスマスシーズンのポインセチア展のほか、時期によって球根ベゴニア展、フクシア展、食虫植物展等も開催されます。
ポインセチア展では、赤や白、珍しい黄色など約100品種700鉢ほどのポインセチアが楽しめます。
ポインセチアと暖かい地方の植物の競演もちょっと珍しいものですね。夜の温室を進んでいくと探検気分がどんどん増してきます。
温室の展示植栽植物は約4500種類にも及びます。大きな段差もない暖かい温室の中は、小さなお子様や年配の方でも安心して楽しめます。
不思議な世界観
こちらは有用作物室のパパイア。葉っぱの形が美しく装飾的です。この部屋には他にバナナやカカオもあります。
こちらは砂漠サバンナ室の夜のサボテンたち。砂漠サバンナ室には『星の王子様』に登場するバオバブや、生涯2枚の葉しか出さず寿命は2千年にもなるという植物「奇想天外」などの珍しい植物でいっぱいです。
夜の温室内の意外な必見ポイントとして、空調設備の様子などもあげられます。まるでSF映画の宇宙船の一部のよう。
園内のイルミネーション
こちらは園内北側の北山門の正面にあるシンボルツリーのトウカエデ。高さ20メートルほどのこの木は白銀をイメージした白の電球で彩られ、噴水のある池に映り込む姿も美しいです。
その他にも、園内の木々や花壇は約50万個のLED電球で照らされ美しく彩られます。ぜひ暖かい温室とあわせ、冬の京都の旅をご家族や恋人と共に楽しんで下さいね。 

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京都府立植物園
rating

3.5

4件の口コミ
place
京都府京都市左京区下鴨半木町
phone
0757010141
opening-hour
9:00-17:00(入園は16:00まで)
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