南紀(串本・太地)の沿岸部は吉野熊野国立公園の景勝地づくし!


2018.12.12

LINEトラベルjp 旅行ガイド

紀伊半島の「吉野熊野国立公園」には熊野三山や熊野古道といった世界遺産で有名な観光地があり人気を集めています。しかし、実は沿岸部にも自然が創りだした名勝がたくさんあるのです。今回は公園の中でも最も南部にある串本と太地のエリアにフォーカスして「吉野熊野国立公園」の景勝地である、樫野崎灯台、潮岬、梶取崎といった灯台風景がステキなスポットや橋杭岩、海金剛といった奇岩風景がウリの景勝地を紹介していきます。
まずは断崖の景勝地「海金剛」から
本州最南端の町、和歌山県の串本町は、吉野熊野国立公園を構成する景勝地が特に多い町。その中でも評価が高いのが正面に「樫野崎灯台」を望む「海金剛」。朝鮮半島の名峰金剛山から名をとった海から鋭く岩山が突き出た風景は圧巻そのものです。
この「海金剛」は日米修好記念館と駐車場を共有しており、そこから散策路を10分ほど歩いて展望台にアプローチします。その散策路は洒落ており、鳥のさえずる緑のトンネルとなっています。
海金剛には複数の展望台が設置されており、それぞれから海とマグマが造り上げたダイナミックな海岸風景の眺めを楽しむことできます。日米修好記念館は有料(250円)ですが、駐車場と「海金剛」の散策は無料ですので、気軽に訪れて見てください。
<海金剛の基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡串本町樫野
電話:0735-62-3171 (南紀串本観光協会)
アクセス:JR串本駅より町営バスで40分、大島中学校前下車徒歩10分
樫野崎灯台はジブリの世界
先ほどの海金剛から見えた「樫野崎灯台」はクルマで10分と離れていません。この灯台周辺の熊野灘で明治23年にトルコの軍艦エルトゥールル号が難破。500名を越える死者を出したものの、地元の住民の救助で69名が助かったことから、以来日本とトルコの友好の場所として発展してきました。
そのため樫野崎灯台へ向かう道中にはトルコ記念館やエルトゥールル号船員の慰霊塔など関連施設が多く見られます。
熊野灘を照らす「樫野崎灯台」は、非常にカワイイこじんまりとしたサイズ。なんとなくジブリの世界っぽいデザインですね。
実はこれ、明治3年に造られた日本で最初の石造りの灯台。英国人技師の手によって洋式の灯台というものが日本に導入された当時のデザインなんですね。
中には入れませんが、ここから見る熊野灘の絶景は素晴らしいので周囲を散策しましょう!駐車場からここまで歩いて10分程度です。
<樫野崎灯台の基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡串本町樫野埼1006番地1
電話:0735-62-3171 (南紀串本観光協会)
アクセス:JR串本駅より町営バスで46分、樫野灯台口下車
ちなみに「海金剛」や「樫野崎灯台」は紀伊大島という島にあります。その島と本土を繋ぐ「くしもと大橋」のたもとに「ポケットパーク」という展望スペースが用意されており、ここからの眺めもなかなかです。ぜひ立ち寄ってみてください。
<ポケットパークの基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡串本町大島
電話:0735-62-3171 (南紀串本観光協会)
アクセス:公共交通機関なし。県道40号線沿いくしもと大橋付近。
本州最南端の潮岬へ
串本町の潮岬(しおのみさき)は「本州最南端の地」で有名ですが、実はその場所は灯台付近ではなく、この「潮岬観光タワー」の目の前の芝生(望楼の芝)にあります。うっかりスルーしないよう留意してください。なお、このレストランも併設した観光タワーに昇ると(有料300円)本州最南端訪問証明書をもらえます。
そしてこちらがその最南端の場所。展望デッキが設置されており、限りなく広がる水平線を眺めることができます。またすぐ近くには「潮風の休憩所」も用意されており、無料でゆっくりと休憩することもできます。
<潮岬観光タワーの基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡串本町潮岬
電話:0735-62-0810
アクセス:JR串本駅から町営バスで17分 潮岬観光タワー下車
では「潮岬灯台」のほうには行く必要がないのか、というとそんなことはありません。こちらも樫野崎灯台と同様明治6年に建設された歴史ある灯台ですが、こちらは内部を登れるようになっています(有料300円)。
木製の狭い階段を登れば360度の大展望が待っています。ここのみ駐車場も200円と有料になっていますが、灯台に登れる機会なんて少ないですから、訪れる価値は大有りですね。
<潮岬灯台の基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡串本町潮岬
電話:0735-62-3171 (南紀串本観光協会)
アクセス:JR串本駅から町営バスで15分 潮岬灯台前下車
橋杭岩と海中公園も忘れずに
串本町内にある吉野熊野国立公園の景勝地はまだまだあります。本土内の熊野街道(国道42号)沿いにある「橋杭岩」もその一つ。これは地下から上昇したマグマが固まったのち、波に侵食されて残った部分が岩山のように海岸に連なっているんです。凄く不思議な景観ですよね。
この「橋杭岩」は満潮時と干潮時では姿が異なります。干潮時は歩いて岩の傍までいけるのです。なお「橋杭岩」には道の駅が隣接しているので駐車場や休憩場所には困りません。
<橋杭岩の基本情報>
住所:和歌山県串本町くじの川 1549-8
電話:0735-62-5755 (道の駅 くしもと橋杭岩)
アクセス:JR串本駅から町営バスで3分 橋杭岩下車
また、串本と言えば海中展望塔で有名な「串本海中公園」を忘れてはいけません。海中展望塔や水族館はもちろん有料ですが、「錆裏海岸」と呼ばれる海岸沿いは吉野熊野国立公園の一部なので見学無料です。この錆(さび)とはさびた鉄の色をしたイシサンゴのこと。このあたりで採取され漆喰の原料になっていたとか。ここの敷地内にもレストハウスが併設されているので、休憩も可能です。
<串本海中公園の基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡串本町有田1157
電話:0735-62-1122
アクセス:JR串本駅から町営バスで13分 海中公園センター下車
鯨だけじゃないのが太地町!
吉野熊野国立公園の範囲は広く、沿岸部の景勝地は串本町からクルマで30分ほど北上した太地町にも点在します。その一つが「平見台園地」。継子投(ままこなげ)という、その昔継母が赤子を投げ落としたという伝説が残る断崖からの眺めは素晴らしく、今は朝日や夕日が映えるスポットとして密かに有名です。
<平見台園地の基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡太地町太地1770
電話:0735-59-2335(太地町産業建設課)
アクセス:JR太地駅から町営バスで15分 南紀園下車徒歩3分
また太地町と言えば古くから鯨漁で有名なまちですが、古式捕鯨の船団を指揮するための狼煙が上げられていた見晴らしの良い場所がこの「梶取崎」。向こうに見える「灯明崎」まで平坦な高台が続く階段段丘という特殊な地形のため、アップダウンがなく歩いて40分ほどで今もアクセスできます。風景を眺めながらの散策も良いですね。
<梶取崎の基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡太地町太地
電話:0735-59-2335(太地町産業建設課)
アクセス:JR太地駅から町営バスで17分 梶取崎下車
加えて、串本町と太地町のちょうど中間のあたりに立地している景勝地が「荒船海岸」です。こちらはゴツゴツした岩の露出する海岸ですが、地殻変動により岩がうねっており、独特の奇岩風景を生み出しておりハイキングコースにもなっています。串本、太地間の移動の際にぜひ立ち寄って欲しい国立公園内のスポットです。
ただ海岸沿いの道路は非常にせまいので走行には注意をしてください。磯釣りの人も多く、クルマのすれ違いには神経を使いますのでご留意を。
<荒船海岸の基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡串本町田原
電話:0735-72-0645(古座観光協会)
アクセス:JR田原駅より徒歩10分 

樫野埼灯台
place
和歌山県東牟婁郡串本町樫野
phone
0735623171
opening-hour
9:00-17:00
海金剛
place
和歌山県東牟婁郡串本町樫野
吉野熊野国立公園
place
三重県、奈良県、和歌山県
潮岬灯台
place
和歌山県東牟婁郡串本町潮岬2877
phone
0735620141
opening-hour
[3-9月]土日等8:30-17:00、平…
潮岬観光タワー
place
和歌山県東牟婁郡串本町潮岬2706-26
phone
0735620810
opening-hour
8:30-16:30[12-2月]8:30-16:00

この記事を含むまとめ記事はこちら