本堂が宮殿!?川崎大仏もある神奈川「眞宗寺」はスケール大!


2018.12.21

トラベルjp 旅行ガイド

川崎市麻生区の緑多き丘陵部に位置する「眞宗寺(しんしゅうじ)」は、またの名は川崎霊園と呼ばれており、霊園つきのごく一般的な寺院です。しかし、「眞宗寺」の凄いところは本堂が洋風宮殿のよう!さらには、川崎大仏なるものもあり、見所は少なからず存在しています。周辺は川崎市や横浜市が複雑に入り組むエリアで、のどかな風景も広がっているため、都会の喧騒を離れてハイキングがてらに「眞宗寺」を訪問しよう!
霊園と併用された「眞宗寺」の入口付近
「眞宗寺」は横浜市青葉区と川崎市麻生区の境付近に位置し、比較的緑が多いエリアにあります。少し離れると住宅街もありますが、とても静かなエリア!付近には王禅寺公園や禅寺丸柿で有名な王禅寺などもあるため、ハイキングやピクニック気分も味わうことができます。
「眞宗寺」の入口は、横浜市青葉区と川崎市麻生区を結ぶ幹線道路から逸れ、約100m行ったところにあります。目印としては「川崎霊園」と書かれた表示がありますので、ここが「眞宗寺」との併用の参道入口になります。山門などは一切無いため、初めて訪問する場合はちょっと迷いそうですね。
ちなみに、参道入口にて「川崎霊園」と書かれた表示の周囲を探してみると、頭に「眞宗寺」と書かれています。霊園の名称だけですと入るのを躊躇してしまいそうですが、頭にお寺の名前が書かれていれば少し安心しますよね。それでも霊園兼のお寺さんですので、墓所内には立ち入らないようにしましょう。
お地蔵様がたくさん並ぶ参道
「川崎霊園」と併用の入口から参道を進んでみると、両側にびっしりとお地蔵様が並んでいます。なんともいえない雰囲気が漂いますが、霊園兼お寺さんですので一般的な光景には違いありません。怖いというわけでもありませんので、そのまま参道を進んでみましょう。
お地蔵様と比較するとその数は少ないですが、石灯籠も参道沿いに置かれています。中には非常に貴重なものも!写真は後醍醐天皇により楠木正成に下賜された石灯籠で、天皇家の象徴でもある菊水紋が掘られているのが特徴です。
ついにご対面!堂々とした宮殿風本堂
参道を約50m進むと、突如正面に現れる巨大な宮殿風の建物!これこそが「眞宗寺」の本堂で、日本のお寺には珍しい洋風形状!しっかりした太さの支柱が正面に6本あり、構造的にもものすごく頑丈そう!扉も西洋風で、中に入ったらステンドグラスに囲まれそうな妄想も浮かび上がります。
それにしても、この本堂だけを見たらギリシャなどのヨーロッパにいるような気分になってしまいそうですね。それだけSNS映えしそうな被写体であるということには間違いなし!
本堂の入口の両脇には、ライオン像が置かれています。まるで本堂前で見張り番をしているかのよう!なお、このライオン像は、イギリスのトラファルガ広場にある像と同じもので、ネルソン提督がトラファルガ海戦に勝利した記念に造られました。人工物とは言え、間近で見てみると迫力があり襲ってきそうです。しかし、顔や頭を撫でると願いが叶うと言われているので、勇気を出して近寄ってみましょう。
墓所最上部に立ちはだかる川崎大仏!
実はこの「眞宗寺」ですが、今回ご紹介した境内は川崎霊園として機能している分院で、本店は川崎市高津区にあるのです!しかし、本店よりも敷地面積は広く、本堂の奥は広大な墓所となっています。墓所の最上部には「川崎大仏」と名付けられた輝かしいボディーの大仏様がいらっしゃるのです!
「川崎大仏」はあまり聞きなれない名称なだけあって、神奈川県在住の方でも初めて耳にする方も多いでしょうね。そんな「川崎大仏」は、無縁仏を足元で供養するために造られました。黄金色に輝く「川崎大仏」はまるで墓所を見守るかのように、墓所最上部に立っています。
「川崎大仏」は本堂前からも見上げることができます。そのため、西洋風の本堂と黄金色に輝く「川崎大仏」のコラボレーションを見ていると、「日本なのにギリシャのよう?!しかし大仏様がいらっしゃる!」などと不思議な感覚にとらわれてしまうでしょう。 

read-more
眞宗寺
place
神奈川県川崎市麻生区王禅寺1241
phone
0449650965
すべて表示arrow
no image

この記事を含むまとめ記事はこちら