世界遺産・東照宮で有名な観光地「日光」は、美しい紅葉スポットの宝庫としても知られています。
その中から今回は、半月山展望台から眺める中禅寺湖の紅葉をご紹介します。八丁出島や男体山などの大自然が織りなす秋の絶景は、まさに必見です。
中禅寺湖を見下ろす「半月山展望台」へ
日光有数の観光スポット「中禅寺湖」。その全景を一望できる「半月山展望台」へは、中禅寺湖スカイラインの突き当たりにある駐車場（無料）から徒歩で向かいます。
基本的に舗装されていない山道なので、履き慣れた靴、動きやすい服装で臨みましょう。標高は1500mを優に超え、周囲の木々や植物も低地とは異なる雰囲気で訪れる者を楽しませてくれます。
駐車場から30分程歩くと、半月山展望台に到着します。紅葉シーズンの展望台は、ご覧の大賑わい。譲り合って鑑賞、撮影しましょう。
半月山展望台からの絶景！紅葉の中禅寺湖
半月山展望台に上ると、眼下には日光が誇る景勝地・中禅寺湖が広がります。
「日本一標高の高い場所にある湖」ともされる中禅寺湖。例年10月中旬から10月下旬には見事な紅葉が湖畔を彩り、その美しさで訪れる者を魅了します。
半月山展望台から眺める風景は、中禅寺湖だけでなく周囲の山々も壮観です。天候に恵まれれば、遠くに富士山を望むこともできます。
半月山展望台からの眺望は、山道を歩いた者だけが味わえるご褒美です。
男体山に八丁出島！紅葉の中禅寺湖は美しい
写真は、半月山展望台から見渡す中禅寺湖の全景です。
湖の向こうにそびえるのは、古くから山岳信仰の聖地と崇められてきた「男体山」。手前の湖畔から伸びるのは、半月山の山稜が湖中に突き出た「八丁出島」です。
地球の営みが途方もない時間をかけて生み出した大自然の造形と、そこに鮮やかに色を添える紅葉が織りなす秋の大絶景は、山道を歩いた疲れを吹き飛ばす圧倒的な美しさです。
美しすぎる！「八丁出島」の紅葉
半月山展望台から眺める、紅葉の中禅寺湖。中でも特別に強い存在感を放つのが「八丁出島」です。青い湖面にただ一本伸びる独特の形状は、強烈なインパクトで人々の目を引きます。そしてその小さな半島を色とりどりの鮮やかな紅葉が覆い尽くす様は、まさに自然のアートです。
「色とりどり」である理由は、樹種の多さにあります。八丁出島には、赤系、黄色系、そして緑色のものを合わせると、なんと30種類以上もの樹種が混在しているのです。秋にはそれらの木々が八丁出島全体をカラフルに染め上げ、半島の独特の形状と相まって唯一無二の景観を生み出します。
中禅寺湖の紅葉の美しさの要因の一つに木の多様性が挙げられますが、その真骨頂を味わうことができるのが、ここ八丁出島なのです。日光のみならず、全国にその名を馳せる紅葉の名所・中禅寺湖。その象徴とも言える八丁出島は、まさに必見です。
八丁出島は、中禅寺湖の南縁に位置しています。半月山展望台から見る場合、順光となる午前中の訪問がおすすめです。
八丁出島の紅葉は様々な角度から楽しめる！
中禅寺湖で観光客に大人気の遊覧船には、八丁出島付近を通るものもあります。
写真は、遊覧船上から見た八丁出島の紅葉。半月山展望台から見るよりも近くで、その美しさを堪能することができます。
もちろん、湖畔からも八丁出島を望めます。写真は、イタリア大使館別荘記念公園から撮影した八丁出島です。
このように、八丁出島の紅葉は半月山展望台以外からも楽しむことができます。お気に入りの角度を探して、湖畔を歩いてみるのもおすすめです。
