関西の奥座敷とも言われる福井県あわら市「芦原（あわら）温泉」は、大阪からJRで約2時間、車では北陸自動車道を利用して約3時間の場所にあります。
「つるや」は敷地内に3本の源泉を持ち、100パーセント天然温泉かけ流しの湯が楽しめるお宿。客室は23室、それぞれに造りの違う和風客室が準備され、部屋食とゆったりとした癒しの時間が過ごせます。非日常が味わえる大人のお宿をご紹介します。
純和風！料亭のような佇まい
芦原温泉「つるや」は、木造二階建ての純和風の佇まい。料亭のような雰囲気があります。エントランスの前の、形の良い松の木が目印です。
40台収容の駐車場を完備。車の出し入れは全てスタッフが行ってくれる等、徹底したサービスに驚かされるでしょう。
エントランスを入ると、広々とした畳敷きのフロアーがあります。つるやの看板の下には鶴の絵が飾られていて、建具の木のぬくもりと、純和風の内装が素敵です。
お客様が到着するとホテルスタッフや和服姿の女将さんが、にこやかに最高の笑顔で出迎えてくれます。そしてチエックインの手続きは、すべて客室で行われます。
エントランスから、客室へと続く廊下は全て畳敷き。広々とした開放感のある廊下です。目線を上げて見ると、廊下の壁には風情ある絵が描かれています。壁の絵とぼんぼりのような優しい照明、そして畳の廊下等、まるで昔のお城に迷い込んだような気分になります。
デザインが違う客室
23の客室は、それぞれに内装が異なります。広々とした和室には床の間が設えてあり、欄間や障子戸、建具、テーブル等の家具類も一部屋一部屋違いがある客室です。特別室と準特別室には、それぞれに違う露天風呂が付いています。
天井から床まで総ガラスの眺めの良いベランダからは、美しい和風庭園が眺められます。和風の美しい客室や、目に優しい緑に心身ともに癒されます。
客室に入ると、客室係りが抹茶とお菓子を準備してくれます。甘いお菓子とともに抹茶を作法どおりにいただいてみましょう。
サロンから中庭へ
エントランスから続く、お客様サロン。懐かしい雰囲気の囲炉裏があり、その周囲には木製のベンチのような椅子が置かれています。右方面の棚には本が並び、この場所は読書コーナーでもあります。夜7時からジャズが流れるので、音楽を聴きながら読書するのも素敵ですね。
サロンから庭に出ると、100パーセントの源泉が流れる釜があります。この場所で温泉たまごが無料で作れるサービスがあります。竹の籠と玉子は準備されています。
温泉たまごサービス：15:00～19:00（無料）
温泉たまごが出来上がるまで、足湯につかってゆっくりと待ちましょう。この湯も天然温泉です。
3本の泉源を持つ天然温泉で湯めぐりを
つるやには、「福の湯」と「芦の湯」があります。写真は福の湯の大浴場と露天風呂。3つの泉源を持ち、大浴場や露天風呂、貸切風呂、足湯等全て循環管理せず、新鮮な源泉100パーセントかけ流しの湯です。
お湯は無色透明、泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物泉。神経痛や筋肉痛、慢性皮膚病に効果があると言われています。
お宿の客室数23室に対し、露天風呂付き客室や貸切風呂もあるなどお風呂の数が多いので、大浴場も露天風呂も込み合う事なく、ゆっくりと入浴する事ができます。ほとんど貸切状態の温泉です。
露天風呂の隣には、石造りの寝湯が2つあります。寝湯の中でゆっくり体を沈めてみましょう。いつまでも時間を忘れて楽しめる温泉です。
おもてなしの夕食を
つるやのお食事は全て部屋食。旬の食材を用いた創作懐石料理がいただけます。一品、一品おもてなしの心が漲る夕食をいただいてみましょう。食前酒は白加賀梅の梅酒で、前菜は美しく新鮮な海の幸です。
向付のお料理は、大きなガラスのお皿に盛り付けてあります。金目鯛や針魚（さより）、本鮹（たこ）、がさ海老のお造りと、長野県産本山葵が付いています。わさびをおろして、お刺身と一緒にいただいてみましょう。近海で水揚げされた新鮮なお刺身はキラキラ輝き、プリプリで美味しいですよ。
桜鯛と水菜、白葱、若布（わかめ）のしゃぶしゃぶは、ぽん酢に薬味を入れていただきます。しゃぶしゃぶのお湯には、季節の花（写真は桜）が浮かんでいます。
