ロープウェイで紅葉も!大山・桝水高原で過ごす爽やかな休日


2018.09.20

トラベルjp 旅行ガイド

伯耆(ほうき)富士とも言われ、砂丘と並んで鳥取県を代表する観光地「大山」。しかし「大山」と一口に言っても、歴史ある大山寺のエリアに蒜山高原のエリア、ブナの森が有名な奥大山のエリアなど、広い山裾に魅力ある場所がいっぱい。その中で、駐車場もあり、広い草地や天空へ上がっていくリフトもある桝水(ますみず)高原も人気のエリアです。今回は、恋人の聖地に認定された展望台もあるこの高原をご案内します。
軽快なドライブでめぐれる大山
桝水高原があるのは、大山の広大な山すその中で山頂より西側になります。米子自動車道からは、蒜山インターチェンジや溝口インターチェンジから軽快なドライブも楽しめるルートを走っていきましょう。
大山の周りには鬼女台(きめんだい)や鍵掛(かぎかけ)峠など山を望むビュースポットがいくつかあるのですが、場所によって山の姿が違って見えるのもこの山の魅力の一つです。桝水高原も大山のビュースポットの一つですが、西側から見た大山は形が富士山に似ているので「伯耆富士」とも言われています。
西側ならではの大山の姿
桝水高原にはご覧いただいたように広い駐車場があり、しかも無料です。またフィールドステーションもあり、建物内には休憩所だけでなく売店やカフェレストランもあるので、急に思い立ってここを訪れても大丈夫。また観光案内所も備えられています。
広い草地ごしに望む標高1709メートルの大山の姿。高原に着いたら、まず初めに雄大な伯耆富士の景色をしっかり見ておきましょう。そして、なだらかな草地へと進んでいけば、お弁当を広げたり遊んだり、思い思いに休日を楽しむ人々の姿も目に入ってくるでしょう。
その広い草原の左手にあるのが、春から秋の季節に運航している「大山ますみず高原天空リフト」の乗り場です。草原のさわやかな空気をしばらく楽しんだ後は、このリフトで展望台へ上がってみませんか。
リフトで通る新緑や紅葉の世界
リフトにはペアで乗ることができ、足元に咲く花々だけでなく、若葉麗しい新緑の頃から穏やかな陽光がさす紅葉の頃まで周りの景色も目を楽しませてくれるでしょう。
また、秋にはすすきが揺れる景色も見逃せません。季節それぞれ良さを感じながら、約8分で標高900メートル近くまで上がっていけます。
<大山ますみず高原天空リフトの基本情報>
住所:鳥取県西伯群伯耆町大内1067-2
電話番号:0859-52-2228
料金:大人片道500円、往復700円
小人(4歳~小学生)片道400円、往復600円
展望台で 日本海まで望めるパノラマを
リフトを降りた先にある展望台で待っているのは、大きく開けたパノラマの景色です。天気が良い日は、なんと、日本海のむこうにある島根県・隠岐島まで望めることができるとか。さらにここは平成22年に「恋人の聖地」にも認定された場所。記念撮影するにも適した場所なので、ダイナミックな風景とともに思い出もしっかりとどめておいてください。
展望台から歩ける古道
さて、この展望台の奥を文化庁の「歴史の道百選」にも選ばれている古道が通っています。道の先にある大山寺は比叡山や高野山金剛峯寺と並ぶほど重要なお寺でした。その大山寺まで岡山県真庭郡から南北につながる「横手道」。標高800メートルをほぼ水平に通る道なのですが、特に展望台付近から数百メートルは平坦で歩きやすい道になっています。
道のわきには一町地蔵と言われるお地蔵さまが一町(約109メートル)ごとに立っています。ブナやミズナラ等の木々の美しさを感じながら、お地蔵さまに会いに少し散策してみるのもお勧めです。
さあ、さわやかな空気の中で、大山の自然をゆったり楽しむ休日を。 

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大山
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鳥取県西伯郡大山町大山
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