因州和紙の里「鳥取市あおや和紙工房」で紙すきランプ作り体験


2018.08.10

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鳥取県鳥取市の西にある青谷町は、約1300年もの歴史を持つ因州(因幡の別名)和紙の一大生産地です。その因州和紙の伝統と文化を今に伝えるのが「鳥取市あおや和紙工房」。館内では和紙の製法・道具、和紙の現在などの常設展示展のほかに、併設の体験工房では紙すき体験ができます。その体験メニューでおすすめなのが、紙すき+ランプ作り体験です。あおや和紙工房で因州和紙の紙すき体験を楽しんでみませんか?
因州和紙の歴史と体験が楽しめる「鳥取市あおや和紙工房」
因州和紙とは、今より約1300年前の奈良時代から、現在の鳥取東部(旧国名の因幡)で作られてきた特産の和紙のことです。身近な使用例としては東京・浅草「雷門」の大提灯に使われています。
因州和紙の三大原料としては、楮(こうぞ)、三椏(ミツマタ)、雁皮(がんぴ)があります。このうち三椏だけで漉かれた因州和紙は、筆の運びが滑らかで墨がかすれず長持ちすることから「因州筆きれず」と呼ばれ、書道用紙生産量としては日本一を誇っています。
ちなみに因州和紙は、1975年(昭和50年)に、和紙としては初めて国の伝統工芸品に指定されています。
紙すき体験+LEDランプシェード作り体験は、自分で漉いた和紙の両端を両面テープでとめて、円柱の形にします。サイズはA3、A4のいずれかです。これを電池式のLEDライトにかぶせると、世界にひとつだけのランプシェードのできあがりです。LEDライトの種類によって料金が異なり、3色は800円、7色は1000円です。所要時間は約1時間です。
なお、紙すき体験時間は、9時30分から16時まで1日に7回ありますが、予約優先となりますので、体験希望の方は事前に電話で予約することをお薦めします。
手すき和紙体験工房は、大型扇風機のみで冷房はありませんので、気温の上がる夏季はTシャツなどラフな服装がおすすめです。
やってみよう「紙すき体験」
紙すき体験では、スタッフの方が見本を示してくれます。最初に桁(けた)と呼ばれる道具に原料をくみ、均一になるように漉きましょう。なお、この紙すきの漉きあげる行程の「チャプチャプ」という音は、1996年(平成8年)環境省による日本の音風景100選に選ばれました。
つぎにカラフルな染紙をハサミで切って、好みの柄をデザインしましょう。別料金で簡単な「のせるだけ和紙セット」も販売されていますので、こちらを使うのもいいでしょう。
染料では、赤・ピンク・青・水色・黄色があります。これで漉いた和紙に着色します。いろいろな型枠もありますので、この中に流し込むのもおすすめです。絵や模様入りの和紙づくりを楽しみましょう。
染料は色々なカラーを少しずつ使うのがコツ
漉いた和紙を桁ごと移動して、染料で着色しましょう。染料は色々なカラーを少しずつ使うのがコツです。型枠の使用もいいアクセントになります。
デザインができたら、スタッフの方に渡して機械で水分を吸い取ってもらいましょう。
水分を吸引したら、桁から和紙をはずして、タオルに挟んでローラーでさらに脱水します。
熱い鉄板に張って出来上がり
仕上げは干し作業です。やけどに気をつけて、熱い鉄板にはって乾かします。その際、ローラーを使ってシワにならないように気をつけましょう。
ラストは、出来上がった和紙に両面テープをはって完成です。
完成した和紙の両面テープは、自宅に帰ったらはがして円柱の形に張り合わせ、付属のLEDライトにかぶせましょう。心を和ませる和紙ランプの暖かな光を楽しめます。
ミュージアムショップや常設展示室も見てみよう
館内のミュージアムショップでは、地元の業者などで作られたむ因州和紙製品が多数用意されています。やさしい手触りのブックカバーや和紙工作キットなどがおすすめです。
さらに常設展示室も見てみましょう。和紙を使用した製品・作品などが展示されています。伝統芸能「因幡の傘踊り」に使われる長柄の傘はとくに見ごたえがあります。
このように「鳥取市あおや和紙工房」は見て、触れて、体験して子供から大人まで和紙の魅力が存分に楽しめる施設です。鳥取県を訪れたなら、世界でだたひとつのオリジナル和紙ランプで、旅の思い出づくりをしてみてはいかがでしょうか。 

鳥取市 あおや和紙工房
place
鳥取県鳥取市青谷町山根313
phone
0857866060
opening-hour
9:00-17:00[紙すき体験受付]9:…

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