鳴子温泉でいただく美味! 農家がつくる、ここだけのごちそう「農ドブル」


2018.07.27

トラベルjp 旅行ガイド

1000年の歴史があるといわれている鳴子温泉郷。東北屈指の温泉とあって、多くの温泉客が湯治にこの土地を訪れます。今回ご紹介する「旅館大沼」もその1つ。しかし、旅館大沼の素晴らしいところは温泉だけではありません。地域の農家が集まってできた「農ドブル」というプロジェクトによって、ここでしか味わえない特別な量が楽しめるのです。採れたての卵、採れたての野菜…そんな鳴子温泉・旅館大沼をご紹介します。
現代の湯治を提唱する温泉宿・旅館大沼
100年以上の歴史がある東鳴子温泉の旅館大沼。早くから現代の湯治を提唱していたこのお宿には、2つの源泉があり8つの源泉が楽しめるとして、楽天トラベルの「湯めぐりができる人気の温泉宿ランキング」1位に選ばれたこともあります。
今回ご紹介する「農ドブル」がいただけるのがこの旅館大沼。
「農ドブル」とは、採れたての卵、採れたての野菜、つきたてのお米、そして農家特製の味噌や調味料。新鮮な食材を、つくっている農家さん自身が調理して、夕食時にふるまってくれるというイベント。
シンプルな田舎料理だけではなく、創造性あふれるオリジナル料理もたくさん登場。素材の美味しさを最大限に活かした料理は、さすが、農家さんの手によるものならでは。採れたてってこんなに美味しいんだ! こんな味があったんだ! という発見に満ちあふれています。
湯治客に里山料理をふるまうケータリングサービス
「農ドブル」。この新しい言葉は、農家がつくるオードブルを略した造語。岩出山地区の農家さん達が湯治客に里山料理をふるまうケータリングサービスのことで、2018年6月にデビューしました。
「農ドブル」をプロデュースしているは、同じ岩出山にあるデザイン事務所・ブルーファーム。地元の農家や生産者とかかわる中で、鳴子温泉を訪れる人を地元産の新鮮な食でもてなしたいとの思いで生まれたプロジェクトです。
生産する農家自らが採れたての旬の食材を調理し、その手でふるまうという旅館大沼での特別なもてなしは、開始すると早くも評判に。この「農ドブル」を目当てに遠方から訪れるお客さんも現れるほどになりました。
農家さん達と直接触れあえる楽しさ
なんといっても、農家さんがその場に来て、素材のことを語ってくださるのが楽しいのです。どんな人がどんな思いでその野菜や卵をつくったか、そして調理したかを聞きながら食べるというのは、ぜいたくそのもの。なかなかできる経験ではありません。
翌朝にはロビーで農家さんによるマルシェも開かれるので、宿泊したら、新鮮な卵や野菜、米、調味料などを買って帰ることもできます。もし買いすぎても宅配便で送れるので安心。
宿泊して湯めぐりを楽しもう
旅館大沼では、宿泊してもしなくても「農ドブル」を体験できるプランを提供していますが、宿泊をしなくても、ぜひここの温泉には入ってほしいと思います。
旅館大沼には2つの源泉があり、8つの温泉があります。なかでも、混浴の大浴場「薬師千人風呂」、本館から車で約5分の、自然に囲まれる離れの貸し切り庭園露天風呂「母里(もり)の湯」がおすすめ。もちろんすべて源泉かけ流しです。
温泉と地元産の素材を使った食事で、心身の力を取り戻す現代の湯治「農ドブル」。1人客も大歓迎というこのイベント、ぜひ旅館大沼で体験してみてください。 

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鳴子温泉郷 極上の貸切露天風呂 旅館大沼
place
宮城県大崎市鳴子温泉赤湯34
phone
0229833052
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