北方世界を知る民族展示多数!網走・北海道立北方民族博物館


2018.08.06

トラベルjp 旅行ガイド

北海道は見どころ多数で、湖や岬、グルメと人気の観光地にあふれていますが、何といってもアイヌが有名。
独特の生活文化を持っていたアイヌですが世界には他にも、有名なエスキモーを含め多数の北方民族がいます。その様々な民族の生活を知れば、より深く北の魅力を感じることが出来るはず。
北海道立北方民族博物館は、オホーツク海から北極海を中心とした民族展示は日本で唯一であり、一味違った観光を楽しみましょう。
北海道立北方民族博物館とは
北海道網走市にある「北海道立北方民族博物館」は、地域として北海道、ロシア沿岸、アラスカ、シベリア、北欧を中心とした北方民族の衣食住をテーマとする民族博物館。
展示は物品だけではなく、北方民族の精神性などにも触れ、とても深い観光をすることが出来る場所なのです。
三角を基調とした扉を入り入館。入ってすぐ左に受付があるので、まずはそちらに向かって下さい。
通常は有料での入館となりますが、イベントが開催されている日などは入館無料となることがありますので、事前にウェブサイトで確認してみましょう。
受付では、音声ガイドを借りるようにして下さい。展示は多岐に渡っていることから、説明が無いと単に通り過ぎてしまいがち。最新式の音声ガイドに従って足を止め、展示物そのものや背景について深く知ることが、充実した観光となるのでは。音声ガイドに従っても所要時間は40分程度です。
なお、音声ガイドは日本語の他に、英語、中国語、韓国語、タイ語への切り替えも可能ですので、友人が外国人でもほとんどの場合、問題ありません。
北のファンタジーから常設展を見学
最初に、幻想的な雰囲気の北のファンタジーと呼ばれる空間を通り抜けます。
正面に最初の展示品が見えます。ライトアップされている面には、それぞれの部分に異なる意味があり、音声ガイドを使っていると上から順番に意味が説明されていきます。
単に眺めるのではなく音声ガイドを通し、細かく意味があることが分かれば、そこに深い精神性が感じられるのではないでしょうか。
衣を通して広がる民族
アイヌやイヌイット等の衣服が個別に展示されているコーナーでは、民族性の違いが材質、色、デザインの違いとなって表れています。
腸製衣と呼ばれる珍しい衣服。水上で漁等で使われたものですが、アザラシの腸から作られており、防水性が高いものです。
主にチュクチ(ロシアシベリア半島の民族で、言語のチュクチ語を話すのは約1万6千人)、アリュート(アリューシャン列島沿岸部に住む古シベリア系先住民族で、言語のアレウト語を話すのは2007年の調査で150人程度)、イヌイット(カナダ北部の先住民族)等が利用したものです。
民族によって大きくことなる衣服のデザイン。機能性だけではなく美も意識していることから、世界の広さが感じられることでしょう。
続縄文文化を有する北海道
常設展示は世界の衣食住に関するものだけではありません。日本の縄文時代は世界に誇る文化ですが、一般的に縄文時代が終わり弥生時代になっていったとされています。
しかしながら北海道では、縄文時代が続きました。期間としては紀元前3世紀頃から紀元後7世紀となり、弥生時代と重なる部分がありますが北海道の独自性を意味するため、続縄文時代という呼び方をします。
展示品の中にはとても精工に作られた熊や女性像があり、昔は実に魅力的な文化があったことを感じ取ることが出来るでしょう。
こちらはモヨロ貝塚出土の像で、小さいながらも「北方のビーナス」と呼ばれています。
土器の模様は本体の一番膨らんだ部分ではなく、どれもやや上に描かれています。なぜ、一番目立つ場所では無く上側なのか。理由は分かっていません。しかもデザインは多種多様なことから芸術性の高さが感じられるのでは。
宗教と精神性のコーナー。そしてお土産品
各展示コーナーを進んでいき、終盤になると大きなトーテムポールが中央にあるドーム型の場所に出ることが出来ます。トーテムポールのそれぞれの顔にも意味がありますので、案内を聞きながらじっくりと眺めてみて下さい。
展示では場所により、映像を見ることも出来ます。中には北方民族の中でも重要な意味を持つシャーマニズムの極めて珍しいものがあり、神がかりとなったシャーマンと民族の宗教性、精神性を垣間見ることが可能です。
また、仮面の文化は世界に古くからあり、日本の面とは違った表情に、何かを感じ取ることがあるかも知れません。
入口と出口は同じ場所となります。付近には、弦楽器の体験コーナーやお土産品コーナーやがあります。ユニークなお土産品が多数ありますので、観光の記念にぜひお買い求め下さい。
今回紹介したのは展示品の一部にしかすぎません。まだまだ見どころが多数あり、それらを実際に観光することで、より広く深く、時にユーモラスであり、時に神秘的な北方民族の魅力を感じ取るのも、面白い体験となるのではないでしょうか。
なお、分からないことがありましたら、気軽に係員にお訪ね下さい。とても気さくなスタッフが質問にお答えします。 

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北海道立北方民族博物館
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4.5

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place
北海道網走市字潮見309-1 天都山・道立オホーツク公園内
phone
0152453888
opening-hour
[10-6月]9:30-16:30[7-9月]9:0…
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