東京駅前!東大の博物館「インターメディアテク」で出会う驚異の世界


2018.07.22

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「インターメディアテク」は、東京駅丸ノ内南口の目の前にある日本郵便の商業施設KITTEの2階と3階にある博物館。東京大学の所蔵品を中心に、動物の骨格標本から古典籍、楽器まで隣り合う様子はまさに“驚異の部屋”!旧東京中央郵便局舎の内装に、東大の古い備品などを再利用した展示室は、レトロでお洒落で、外国の映画に入り込んだようです。入館料など全て無料なので、子どもの夏休みの学習にもオススメです。
「インターメディアテク」ってどんなところ?
インターメディアテクは、日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館との協働により作られたユニークな博物館です。「インターメディアテク」の言葉の由来は「間メディア実験館」という意味で、様々なメディアを繋いで新しい文化を生み出すという意図が込められているそうです。
展示品は東大の古い学術研究資料や標本が中心。レトロな空間に所狭しと並べられた展示品の数々は、どこか懐かしくもオシャレな雰囲気で、東京のど真ん中にありながら、どこか別の世界に迷い込んでしまったようです。
こちらは2階の展示室入口から見た様子。長さ66m、幅12mという広い空間に様々なモノが見え、一体何が見つかるだろう?と好奇心を掻き立てられます。
こちらの棚は、元々は大学に置いてあった本箱!上の方に見える本も、飾りではなくて本物です。こちらの博物館では、大学の古くなった備品を再利用。アンティークのような重厚な家具調度が、まるで19世紀にタイムスリップしたようなこのレトロな空間を生み出しているのです。
また、この部屋自体が、旧東京中央郵便局舎の一部を保存して再利用しているため、床は温かみを感じる木張りとなっています。
インターメディアテクは展示品も展示方法もユニーク!
インターメディアテクの展示品は、動植物の標本から彫刻作品まで実に様々です。
写真はミンククジラの骨格標本。大きすぎて写真に収まりきらなかったために、大きさが伝わりにくいかもしれませんが、ぜひ間近にその大きさを体験してください。他にも、動物標本ではキリンや馬などから、絶滅した動物なども展示してあります。
インターメディアテクの特徴は、一般の博物館のようにジャンルや時代ごとに整理して展示するのではなく、様々なものが並び合っていること。意表を突かれるこの配置が、私たちの好奇心を刺激し、何に出会うかワクワクさせる空間となっています。
インターメディアテクの、ちょっと珍しい展示品をご紹介しましょう。
写真の奥に見える大きな時計は、東大の安田講堂にかつて掛かっていたもの。木製の時計なので、時々代替わりさせているのだとか。こんな間近で見られる機会は他にありません。
また、お金を展示したコーナーには、現代アーティスト赤瀬川源平さんの作品「零円札」も展示してあります。本物のお金と一緒に「アート作品」がさりげなく並んでいるので、ぜひ探してみて下さい。
外国との繋がりと歴史を感じる展示物
19世紀以来の東京大学の所蔵品を収蔵しているということで、中には歴史や当時の外国とのつながりを感じられるものもあります。
こちらの大きな地球儀は、1923年の関東大震災で大学の多くの学術資料が失われてしまったことを受けて、ベルギーから寄贈されたもの。もちろん当時の国境で描かれているため、当時の国際情勢もわかる資料となっています。
また、現代の外国のミュージアムとの連携も見られます。こちらはパリにある国立ケ・ブランリ美術館との提携により、同美術館の所蔵品を借用展示するコーナーとなっています。作品は定期的に入れ替えられているため、フランスの美術館のコレクションを少しずつ見ることができるという貴重なスペースです。
こちらの巨大なカニが収められているケースは、パリのギメ美術館でかつて使われていたケースを譲り受けたもの。古いのでしょうが、インターメディアテクの雰囲気の中に見事に調和しています! ケースにフランス語で「仏像」と書いてあるのはご愛嬌。また、ガラスに入ったひびをそのまま活かして利用している展示ケースもあります。
インターメディアテクは無料プログラムも充実
インターメディアテクでは、常設展だけではなく、企画展も開催しています。もちろんこちらも無料。
2階の企画展示室で2018年8月26日まで開催中なのは、天皇皇后両陛下も訪れて話題になった『ルドベック・リンネ・ツュンベルク――ウプサラ博物学三代の遺産より』。スウェーデンのウプサラ大学との学術的な協働により、同国の3人の偉大な自然史学者を紹介しています。
3階の企画展示コーナーで、現在長期展示中なのは『医家の風貌』展。東京大学医学部附属病院に保管されていた、明治時代以来の肖像画と肖像彫刻をまとめて展示しているものです。これまで病院の講堂の壁面に展示してあったため、間近に見る機会はなかった作品ばかりです。
肖像画の下に書かれた数字は西暦ではなく、「皇紀」という日本独自の紀年法で、神武天皇の即位年を元年として数えられています。
こちらの部屋では、月に1回、金曜日の夜に蓄音機音楽会が開かれています。昔の講堂のような立派な椅子も、コンサートの時には実際に座ることができます。
そして、インターメディアテクは撮影禁止ですが、こちらの部屋だけは、イベントがない時にはフォトスポットとして公開されています。この雰囲気をSNSで伝えてみませんか?
インターメディアテクでは、他にも講演会などのプログラムもたびたび開催されているので、公式サイトをチェックしてみてください。
インターメディアテクのショップには東大の研究開発品も!
3階側の入口近くには小さなショップコーナーがあります。こちらは、過去の企画展の図録。写真で中をお見せすることはできませんが、1点1点がデザイン性に富んでして、手に取るだけでもワクワクします。
また、東大の研究で開発された様々な商品も取り扱っています。
現在は、夏にふさわしいさわやかな香りの蓮花シリーズがオススメ!2000年の眠りから覚めた古代ハスの香りがメインとなっているシリーズで、香水やハンドクリームなど様々な商品があります。そのほかサプリメントの「体力式アミノ酸」シリーズなど、ぜひ東大の最新研究の成果をお試しください!
いかがでしたか?
ジャンルも様々な展示品が、レトロな空間で隣り合う様子は、これまでの博物館とは違う体験を得ることができるでしょう。1点1点をじっくり見てもよし、全体の雰囲気を感じながら歩き回るでもよし。
JR東京駅の地下改札からも直接地下で繋がっているので、電車を待つ空き時間にちょっと立ち寄るにもオススメです。 

JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク
place
東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE2・3F
phone
0357778600
opening-hour
[日-木]11:00-18:00(最終入館1…

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