京都嵯峨の大覚寺は「大沢池」の夏の光景が美しい!


2018.08.11

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京都嵯峨にある名刹 大覚寺の境内東部にある「大沢池」は現存する日本最古の人工の林泉。嵯峨天皇の離宮嵯峨院の造営にあたり唐の洞庭湖を模して造られました。現在も美しい景観が保たれ春の桜や秋の紅葉など四季折々に見応えがあり、夏季は蓮の花が大沢池に淡いピンクの彩りを添えてくれます。
池の北部には名古曽の滝跡があり、池にある天神島へは橋を歩き渡ることもできるなど、周辺には見所が多く点在しています!
有栖川の光景
大沢池に行くには、大覚寺の諸堂の参拝とは別に境内の南東部にある入り口へ向かいましょう。協力金一人200円を箱へ入れて中に入ります。柵のある小さな入り口から入ると、すぐ右側には茶室「望雲亭」があり、左側には有栖川が流れています。
桂川の支流に当たる有栖川は大覚寺西部で一旦御殿川と分流し、再度境内南東部で合流。
川の一部は大沢池にも取り入れられています。境内周辺の川の光景は植物の緑が目にも爽やかで石垣と塀の光景はまさに時代劇の世界。実際大覚寺周辺では多くの時代劇ロケが行われています。
大沢池周囲のお堂
大沢池入り口からさらに進むと本堂の五大堂があり、大沢池に張り出すように設けられた観月台と呼ばれる広いぬれ縁の前を通り、奥へ進むと五社明神が祀られています。
五社明神は嵯峨天皇が離宮嵯峨院を営んだ際、弘法大師空海が嵯峨院の鎮守社として勧請。嵯峨院が寺に改められて大覚寺となると、その鎮守社とされました。五社明神は伊勢両宮(内宮・下宮)・八幡神社・春日大社・住吉大社の五社の神をまつるためその名があり、鳥居の奥に舞殿や本殿などもあります。
五社明神の手前から右手へ進むと大沢池北部に建つ昭和42年建立の大覚寺心経宝塔が見えてきます。やはり大沢池北部にある放生池に映る姿が絵になるので必見!
この心経宝塔には全国各地から奉納された般若心経が治められ、写経信仰の中枢ともなっています。また、心経宝塔の左側には聖天堂や大日堂といったお堂も並んでいます。
こちらは放生池北東部に建つ護摩堂。すぐそばには平安時代頃のものとされる石仏が並びます。十数体並ぶこの石仏は大きいもので1.2メートルほどあります。
大沢池の夏の光景
大沢池の周囲は1キロほど。中国の洞庭 (どうてい) 湖を模して造営されたと伝えられ、またの名は庭湖とも呼ばれています。池は四季折々の光景も美しく春は桜、夏は睡蓮や蓮、秋はお月見に紅葉の名所として知られています。蓮は例年7月下旬から咲き始め8月下旬頃まで見頃が続き、京都の蓮の名所のうちでは比較的遅咲きと言えます。
天神島の光景
大沢池には天神島・菊ヶ島と庭湖石があり、最も大きな天神島へは朱色の美しい橋を渡っていくことができます。
大覚寺はもともと嵯峨天皇の離宮が営まれた地で、後に嵯峨天皇の皇女正子内親王により実子で嵯峨天皇からは孫に当たる恒寂入道親王を開山として創建されました。その際には菅原道真公が大覚寺創建の上奏文を起草するなど多大な貢献を果たしています。
そのため天神島には菅原道真公を祀る祠があり、島の名の由来となっています。祠のすぐ脇にはツブラジイの大木もあり、高さ20メートル近くあるこの巨木は京都市右京区の区民の誇りの木に選ばれています。
鳥居越しに見る大沢池と蓮の光景
名古曽の滝跡へ
天神島へ続く橋を渡らず大沢池の湖岸を東へ行くと、夏の緑が美しい並木とその北側には梅林も。この並木道を歩き東へ進むと名古曽の滝跡へと行くことが出来ます。
大沢池の北部を東へ進むと名古曽の滝跡があります。
この滝は離宮嵯峨院の滝殿庭園内に設けられたもので、百人一首に「滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ」と詠まれ、平安時代中期にはすでに水が枯れていたことが分かります。また、滝の周囲では平成6年からの奈良国立文化財研究所による発掘調査で中世の遣水が発見され、当時の様相に復元されています。 

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旧嵯峨御所 大本山大覚寺
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京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
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9:00-17:00(受付は16:30まで)
大沢池
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京都府京都市右京区嵯峨大沢町4 大覚寺境内
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