カープの町にコイしそう!宮崎県「油津」の町並みは写真映えの連続


2018.07.07

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カープ女子でおなじみのプロ野球チームと言えば、広島東洋カープ。そんなカープのキャンプ地として、半世紀以上支えている町が、宮崎県日南市にある油津です。
油津は、駅舎や道を真っ赤に染め上げ、まさにカープ愛ひとすじ!……かと思えば、細い路地にはレトロな建物が並び、あの映画のロケ地もあったりと、いろんな顔を持っています。そのギャップには、野球ファンならずともコイしちゃうかもしれません。
JR日南線に真っ赤な駅舎が誕生!日本一のカープ油津駅
宮崎県と鹿児島県を結ぶローカル線である、JR日南線。そんな日南線の沿線には、プロ野球選手がシーズンに備えてトレーニングをする「キャンプ地」が多数あります。中でもインパクト大なのが、今回紹介する油津です。
かつての油津駅は真っ白な駅舎だったのですが、カープにゆかりある町の駅として、チームカラーである赤に染め上げられました。そして、2018年2月には「カープ油津駅」という愛称も誕生しました。
油津駅の駅舎内には、油津とカープの歴史が分かる展示物などが飾られています。もちろんこれらも楽しめるのですが、一番注目してほしいのが駅舎の「壁」です。
駅舎を染め上げる赤は、地元の方々や油津に足を運んだカープファン達が少しずつ塗り重ねていきました。そして最後は、カープの監督である緒方孝市さんが塗り納め。ちなみに、緒方監督が塗った部分はパネルで特別に保護されています。
カープの日本一を願う人々の思いが込められた駅舎の壁を見て、マスコットキャラのカープ坊やもどこか嬉しそうです。
油津駅は構内が広々しているのもおすすめポイント。国鉄時代に製造された、キハ40系というレトロ車両も撮影することができますよ。
油津駅からカープ一本道を歩いて天福球場へ!
油津駅の左手にはカープ坊やが描かれた看板があり、「天福球場はこちら」と案内してくれています。カープ坊の案内に沿って線路沿いの道を歩き、踏切を渡ってみましょう。
すると突然、赤い道が出現!こちらは油津名物のひとつ「カープ一本道」です。カープ一本道は、カープからの寄付によって油津の方が作った歩道。横断歩道まで紅白に染め上げているところに、油津のカープ愛の高さがうかがえます。
そして横断歩道を渡った先にあるのが天福球場。天福球場は、昭和38年からカープのキャンプ地として使われている歴史ある球場です。キャンプの時期になると、カープファンで大賑わいになります。
キャンプシーズン以外に訪ねても地元の人たちが野球練習していることがあり、「カキーン!」と快音が鳴り響きます。
天福球場を訪ねたら、ぜひ「広島東洋カープ日南キャンプ記念碑」も見てみましょう。ピラミッド型をしたこちらの記念碑には、歴代監督や名選手の写真が飾られています。2017年のWBCで「魅せる守備」をアメリカのメジャーリーグに大絶賛された、菊池涼介選手の写真もありますよ。
上の写真からも分かる通り、記念碑にはまだ余白があり、これからも続々と名選手の写真が登場する可能性があります。訪問するたびに新しい写真をチェックするのも良いですね。
<天福球場の基本情報>
住所:宮崎県日南市天福2-10
電話番号:0987-23-7767
アクセス:JR油津駅から徒歩約10分
野球ファンじゃなくても楽しめる!油津カープ館はかわいいグッズの宝庫
カープ一本道を球場と反対側に歩くと、油津商店街に行くことができます。商店街に入り、左手には小さな鳥居が。よ~く見ると「鯉神社」と書かれています。
こちらは油津カープ館です。さっそく中に入ってみましょう!
油津カープ館には、サイン入りユニフォームやグローブ、関連書籍などが展示されています。これだけなら、野球好きじゃない人には物足りないかもしれません。
でも、球界一かわいいと言われるカープグッズの展示は、野球ファンならずとも楽しめますよ!
例えばこちら、カープマスコットのスラィリー。実はセサミストリートと同じ会社がデザインしているんです。目元を見ると「確かに‥」と思いませんか?
ちなみにスラィリーは、はしゃぎ過ぎて目玉が落ち、観客を凍り付かせた‥といった個性的なエピソードが豊富。ネットでもたびたび話題になります。先に動画で見ておくと、より楽しめそうです。
スラィリーをはじめ、カープグッズはどれもカラーリングが鮮やか。見れば見るほど、雑貨屋に来たかのようなワクワク感が湧いてきます。カープ女子がブームから定番になったのも、納得するかもしれません。
<油津カープ館の基本情報>
住所:宮崎県日南市岩崎3-10
営業時間:9:00~21:00
入場料:無料
アクセス:JR油津駅から徒歩約10分
商店街を離れて堀川橋へ!男はつらいよのロケ地も
カープ愛あふれる油津商店街を通り抜けたら、次はレトロな町並みを見に行きましょう!最初に登場するのが、堀川運河にかかる堀川橋です。
堀川橋は、明治36年に架けられた歴史ある単アーチの石橋。映画「男はつらいよ」のロケ地になったことでも知られています。
堀川橋のそばには吾平津神社(あひらつじんじゃ)が。吾平津神社には神武天皇(カムヤマトイワレヒコ)の妃であるアヒラツヒメが祀られています。
かつては乙姫大明神と呼ばれており、今でも乙姫神社という愛称を用いることがあります。そんな乙姫神社に続く堀川橋は、乙姫橋と呼ばれることもあります。
対岸にはひときわ目を引く建物が。こちらは堀川資料館です。堀川資料館をはじめ、周囲の家屋は足元が個性的な形をしています。これは、船が橋の下を通れるように両岸の道路を3メートルかさ上げしているためです。そのため、ここ一帯の家屋は玄関が2階にあります。とても貴重なので、ぜひ撮っておきたいですね。
また、堀川資料館の館内には、ロケ地に使われた「男はつらいよ~寅次郎の青春」出演者のサインなどが展示されています。ファンは要チェックです。
<堀川資料館の基本情報>
住所:宮崎県日南市油津1-1-3
電話番号:0987-27-3315(日南市観光/スポーツ課 観光係)
営業時間:10:00~16:00(年末年始は休み)
入場料:無料
アクセス:JR油津駅から徒歩約15分
歴史的シンボルの油津レンガ館!周辺には宮崎県建築百景も
堀川橋を渡り、さらに町中を歩くと、細い路地が枝分かれしたエリアに入ります。見どころが数多く、どこに行くべきか悩みますが、まずは油津の歴史を象徴する油津レンガ館へ行きましょう。
油津レンガ館は、地元の有名な木材商が倉庫として建てた建造物です。大正11年築で、現在は国登録有形文化財に登録されています。
館内にもぜひ入ってみましょう!1階中央の通路がレンガによるアーチを描いており、とても美しいと評判です。歴史資料の展示や特産品の販売コーナーもありますよ。
館内にはベンチやテーブルも用意されているので、散策途中の一休みにもおすすめです。休憩のお供に食べてもらいたいのが、手作りアイスなかつやの「手作りアイスモナカ」。
中にはバニラアイスではなく、ミルクシャーベットが入っています。蜂蜜や水あめで甘味を引き出しており、素朴な美味しさです。散策で汗ばむ体をやさしく冷やしてくれますよ。
歴史的建造物が多い油津ですが、油津レンガ館の周辺は特に充実しています。中でも注目したいのが、宮崎県建築百景に選定されている「杉村金物本店」です。
杉村金物本店は昭和7年に建てられ、今も店舗・住居として活躍しています。銅板による外壁はインパクト大で、思わず視線が吸い寄せられます。レトロ建築ファンのバイブルである「日本近代建築総覧」に掲載されているのも納得です。
周辺には、連続テレビ小説「わかば」のロケ地になった、「渡邊家住宅」をはじめとした歴史的建造物も立ち並びます。細い路地をたくさん歩いてみてくださいね。
<油津赤レンガ館の基本情報>
住所:宮崎県日南市油津1-9-4
電話番号:0987-27-3600
営業時間:9:00~16:30
入場料:無料
アクセス:JR油津駅から徒歩約20分 

油津
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宮崎県日南市油津
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