都会に疲れたら林へ!新潟・当間高原のブナ林はひんやり静かな癒やしの場


2018.06.17

トラベルjp 旅行ガイド

毎日の生活にふと疲れてしまうこと、ありますよね。そんな時は里山のブナ林に出かけてみてはいかがでしょうか。
あてま高原リゾート内にある「あてま 森と水辺の教室 ポポラ」は、人と自然のかかわりの大切さを学ぶことのできる場所。ブナ林散策は4~11月まで楽しめます。
ひんやりと静かなブナ林の中へ
どこまでも続く木々の緑。ブナ林に一歩入ると、それまでとはまったく違う清らかな空気と静けさに包まれます。よく耳を澄ますと、木々を渡る風の音、そして鳥やカエルの声が聞こえてきます。
ここは、標高約600メートルの場所に広がる当間高原のブナ林。新潟県ブナ林百選にも選ばれています。「ブナは世界でも日本と東南アジア、ヨーロッパ、そして北米の一部にしか分布していない貴重なものなんですよ」と、「あてま 森と水辺の教室 ポポラ」館長の荒川茂樹さん。
特に日本海側のブナは、他の地域に比べると葉が大きいという特徴があります。おかげでたくさんの水を蓄えて光を取り込むことができるうえ、夏の時期、林の中はひんやりとしたままに保たれているのだそう。
ブナの豊かな恵みに思いを馳せる
林の中には水の流れる場所があります。当間高原の、雪解け水を含む水はミネラル分がたっぷりで、硬度16度という超軟水。この水のおかげで、おいしい日本酒や米がつくられるのです。
よく見て歩くと、ブナの実があちこちに落ちています。実を割ると、中から出てくる種が、動物たちの大好物。このあたりは縄文人が1万年以上も住んでいたことでも知られる土地なのですが、水と食料に困らない、ブナの豊かな恵みがそうさせたのかもしれませんね。
たくさん住んでいる林の生き物
ブナ林の中には生き物もたくさんいます。土に穴を掘って生活するモグラ、ピッポルリ、ピッポルリと鳴く鳥キビタキ。そして渓流だけに住むタゴガエル。きれいな声で鳴くタゴガエルの声は、初夏の繁殖期にしか聞けません。
他にもニホンリス、ニホンカモシカなどの動物やオオルリ、オオアカゲラなどの鳥など、珍しい生き物に遭遇できるかもしれません。
鳥の楽園、バードサンクチュアリ
ポポラには他にも、棚田の跡地を整備してつくった広大なバードサンクチュアリや、水辺の生き物を観察することができる「水辺のホール」などがあります。
ブナ林から帰ってきたら、バードウォッチングに出かけたり、水辺でのんびり過ごすのもおすすめ。
きっと、日常のことをすっかり忘れた、心安まる癒やしの時間が過ごせるはず。
散策を終えたら限定メニュー「麩れんちトースト」を
散策の後は、ポポラに隣接する「あてま高原リゾート ベルナティオ」のロビーラウンジ パエーゼで、1日限定20食の「麩れんちトースト」はいかが? 新潟県特産の車麩と枝豆を使ったフレンチトーストです。
こちらは11:00~17:00の提供で、税込み702円。あつあつのお麩と甘い枝豆の餡が、少し和の風味も感じさせてとても美味。 

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あてま高原リゾート ベルナティオ
place
新潟県十日町市珠川
phone
0257584888
opening-hour
施設により異なる
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