日本最古の神社建築を堪能!京都府の世界遺産「宇治上神社」


2018.06.17

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京都府宇治市の世界遺産といえば、国宝・鳳凰堂を有する平等院を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、宇治では平等院だけが世界遺産に登録されているわけではありません。平等院とは宇治川を挟んで対岸に位置する宇治上神社も、宇治の世界遺産を構成するものの一つ。しかも、宇治上神社の本殿は、現存する最古の神社建築として国宝にも指定されているのです。今回は宇治上神社をご紹介しましょう。
京都府宇治市の世界遺産・宇治上神社
ユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の一つに登録されている宇治上神社(うじがみじんじゃ)は、京都府宇治市に鎮座する神社。すぐ近くにある宇治神社(うじじんじゃ)と密接なかかわりを持っています。創建された年代は不明ですが、仁徳天皇の兄弟に当たり、皇位継承をめぐって宇治川に身を投げたとされる菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の宮のあったところが、後年、神社として整備されたという説もあります。
写真は境内の奥に鎮座する国宝・本殿の覆屋。本殿は覆屋のなかに3棟が並ぶように配置されています。
格子のなかを覗くと、ご覧のように、流造の本殿が並んでいます。向かって右の棟には菟道稚郎子、中央の棟には応神天皇、そして、左の棟には仁徳天皇がそれぞれまつられています。造営は平安時代後期。現存する神社建築としては我が国最古とされます。なかでも、興味深いのは、両脇の社の側廻りや屋根が覆屋と共有されており、内部の本殿とそれを覆う覆屋との一体化がはかられていることです。その不思議な構造を確かめながら参拝してみましょう。
こちらは覆屋の側面。内部との連結部分が外壁のどこに当たるか、お考えいただきながらご覧になると、国宝の本殿の魅力が高まって来ますよ。
寝殿造の貴重な遺構!もう一つの国宝・拝殿
宇治上神社には、本殿とは別にもう一つの国宝があります。それが写真の拝殿。文字通り、本殿を拝する施設であり、その正面に位置しています。切妻造・檜皮葺で鎌倉時代前期の造営。平安時代に流行した寝殿造の遺構といわれています。
周囲には榑縁(くれえん)がめぐらされており、ご覧のような蔀戸(しとみど)が建物の内部と外部とを分けています。当時の貴族の住宅を彷彿させる造りだと思いませんか?
宇治七名水の一つ!境内に湧く「桐原水」
拝殿の脇には、ご覧のような小さな建物が建てられています。これは境内に湧き出る桐原水(きりはらすい)と呼ばれる湧き水を覆っている建物。桐原水は「公文水」「法華水」「阿弥陀水」「百夜月井」「泉殿」「高浄水」とともに「宇治七名水」の一つに数えあげられている名水で、七名水のなかで唯一湧き出している貴重な湧き水です。
写真はその内部を撮影したもの。大量の水が湧き出しているのをご確認いただけるでしょう。柄杓も揃えられているため、水を汲むこともできます。自然の湧き水だけに触ると冷たいですよ。
これは何?境内にある巨石とケヤキの大木
本殿の脇に目をやると、ご覧のような巨石を目にすることができます。この巨石はかつてこの場所に社があったことを示したもので、信仰の対象となっています。
こちらの巨木はケヤキ。樹齢300年で高さが21メートルもあります。
宇治上神社ならでは!旅の良い思い出となる授与品の数々
宇治上神社のもう一つの魅力は、宇治上神社ならではの授与品!その代表格が写真のうさぎみくじです。なぜ、宇治上神社でうさぎかというと、「宇治」がかつては「うさぎの道」を意味する「菟道」と書かれたことにちなみます。カラフルで女性好みのうさぎみくじをぜひ引いてみてください。
こちらのお守りにもうさぎの絵が描かれていますよ。
こちらは「願い人形(ねがいひとがた)」。お願い事を書いて奉納してみましょう。旅の良い記念になりますよ。
いかがでしたか?宇治上神社がいかに由緒のある神社であるか、おわかりいただけたでしょうか。宇治川添いに位置しているため、宇治観光には打ってつけの場所にあり、宇治上神社で日本最古の神社建築や名水など、宇治ならではの魅力をご堪能ください。 

桐原水
place
京都府宇治市宇治山田59
phone
0774214634
no image
宇治神社
rating

3.5

149件の口コミ
place
京都府宇治市宇治山田1
phone
0774213041

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