自然美とアートのコラボ「清津峡渓谷トンネル」がリニューアル


2018.06.01

トラベルjp 旅行ガイド

新潟県十日町の「清津峡」。黒部峡谷、大杉谷と並ぶ日本三大峡谷の1つです。上信越国立公園に指定され、景観は抜群、特に紅葉の時期は人気のスポット。
この清津峡を鑑賞できる清津峡トンネルが2018年4月にリニューアルオープン。2018年夏に開催される「大地の芸術祭」に向けて魅力的に生まれ変わりました。
一体どんな変化をしたか、一緒に覗いていきましょう。
2018年7月には足湯もオープン「清津峡渓谷トンネル」
小さな温泉街を通り過ぎ、清津川の水の音を聞きながら歩いていくと、すぐに現れる清津峡渓谷トンネルの入り口。
2018年7月開催の「大地の芸術祭」に向けて急ピッチでリニューアル中。エントランスにはカフェやアート作品でもある足湯がオープン予定です。
トンネル入り口を飾っているのは柱状節理(ちょうじゅうせつり)のレプリカ。これは岩体冷却の際に生じる六角形の柱状の岩で、トンネル内の見晴所からは、この迫力ある柱状節理を近くに見ることができます。
それでは、ひんやりとしたトンネルに入っていきます。
全長750mの冒険
1996年に開設されたトンネルの全長は750m。トンネル内はバリアフリーで車椅子やベビーカーの利用も可能。薄暗いトンネルには動物の足跡やモチーフなどがちりばめられているので、小さなお子さんも楽しみながら進んでいけます。
途中にはベンチも設置されているので、疲れたら休めるのも嬉しい。
第一見晴所。春の新緑や秋の紅葉が美しく見える「普通の見晴所」です。今回はここは通り過ぎ、一番奥のパノラマステーションへ向かいましょう。
マッド・アーキテクツが仕掛けるパノラマステーション
トンネル一番奥のパノラマステーションに構えるのが、こちら、建築家マ・ヤンソン率いるマッド・アーキテクツが仕掛けるインスタレーション<ライトケーブ>。
天井にはステンレス板が貼られ、床に張られた渓谷の水が、清津峡の自然美をまるで鏡のように反射し、丸いトンネルを作り上げています。
もう少し離れた場所から写真を撮ると、その幻想的な世界は広がり、更に人が加わることにより作品の魅力は増します。
まるで地球を見ているかのような不思議な感覚で、いつの間にか何枚もシャッターを切っていることでしょう。
こちらの水には足を浸してもOK。ただし水面が揺れてしまうので、人が少ない早朝などがいいでしょう。
撮影する天気や時間によっても、見える景色が変わってくるので何度も訪れたくなる場所です。
開放的!トイレもアート作品
ところで、第2見晴所にあるこちらのアルミ製のドーム。実はトイレなのです。
こんな見晴台のど真ん中にトイレを置いちゃうの?と不思議に思われるかも知れませんが、こちらもアート作品。
靴を脱いでスリッパに履き替えて中に入ります。
なんと!こちらは清津峡の雄大な景色を楽しめる開放的なトイレ。外から見えていないかしらと少しドキドキしつつも好奇心を揺さぶるアート作品です。
清津峡渓谷トンネルは、今後も新しい作品を設置予定。生まれ変わった清津峡は何度も足を運びたくなりますよ。 

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清津峡渓谷トンネル
rating

4.0

40件の口コミ
place
新潟県十日町市小出
phone
0257634800
opening-hour
8:30-17:00(16:30受付終了)[冬…
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