京都といったら、先ず頭に浮かぶのが嵐山・渡月橋！ドラマや映画のロケ地にもなっている人気のスポットですよね。嵐山近辺にはランチを食べられるお店が多数ありますが、店内から嵐山と渡月橋が眺められるロケーションのお店は意外と少ないんです。その中でも人気の「嵐山よしむら」は、店内からの絶景と、良質なそば粉を使い熟練の職人が手打ちした蕎麦が自慢です。京都らしい蕎麦のメニューもあって、ランチにおすすめです。
由緒ある邸宅
「よしむら」は京都市内に４店舗ありますが、本店の「嵐山よしむら」は、渡月橋の袂に近いところにあり、その昔は明治の画家・川村曼洲画伯が居を構え、北大路魯山人や横山大観などが集ったという由緒ある邸宅です。
山元春拳の名句「松ヶ枝を 撫でつつ月の 渡りけり」から撫松庵と名付けられ、北大路魯山人によって書かれた「撫松」の扁額が目印。
蕎麦から豆腐料理に和雑貨まで
京都らしく、間口は狭く奥に長く続いています。手前が手打ち蕎麦「嵐山よしむら」、その奥には「豆腐料理・松ヶ枝」「きもの和雑貨・布遊びよしむら」があります。
蕎麦と書かれた暖簾がかかっている嵐山よしむらは、お昼時には門までずらっと行列ができる人気店です。
渡月橋の絶景が嬉しい「嵐山よしむら」の店内
２階に上がると店内からはこの絶景！向かい合わせのテーブルから、このような窓向きのテーブルもあります。左手に渡月橋、右手には嵐山が広がる嬉しいロケーション。蕎麦を味わう前に、この景色を見ただけでも大満足間違いなし！
「嵐山よしむら」では京都らしい蕎麦がおすすめ
こだわった国産の蕎麦の実を石臼で引いて、熟練の職人さんたちが打った蕎麦を使い、引きたて・打ちたて・湯がきたてが自慢の美味しい蕎麦。写真は、冷たい汁か温かい汁が選べる「京の野菜そば」です。打ち立ての蕎麦の上に、京野菜がたっぷりとのっていています。野菜のシャキシャキ感もいいし、食物繊維もたっぷりでヘルシーなので、女性にも大人気！
京都で蕎麦といえば、かけそばの上に身欠きにしんの甘露煮をのせた「にしんそば」ですよね。にしんは、骨まで柔らかく煮てあるので、食べやすく美味しいですよ。
「嵐山よしむら」は昼時は混むので、お昼には少し早目ですが開店時間を目指したり、時間を少しずらすと並ばずに食べられますよ。
＜基本情報＞
住所：京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3
電話番号：075-863-5700
アクセス：ＪＲ嵯峨嵐山駅より徒歩12分、京福嵐山駅より徒歩3分、阪急嵐山駅より徒歩7分
豆腐料理なら「松ヶ枝」で！市松模様の湯豆腐も
蕎麦もいいけれど、湯豆腐や豆腐料理が食べたい方には、嵐山よしむらが監修した「豆腐料理松ヶ枝」はいかがですか。「嵐山よしむら」とは同じ敷地内にあり、明治時代の雰囲気を残した茅葺屋根の店内で味わう湯豆腐は、コスパもよく美味しいです。
湯豆腐のコースは、雅2130円・宴2778円・松ヶ枝3241円の３種類があります。京都の割にはコスパもいいでしょう。
写真は、2130円の湯豆腐の雅のコースで 先付は生麩・湯葉・ジュンサイ・筍を炊いたものに豆乳スープと、どれも優しいお味です。松ヶ枝のコースには、人気の蕎麦処「嵐山よしむら」のざる蕎麦が出ますので、豆腐と蕎麦の両方を楽しみたい方にはお勧めです。
香りのよい蕎麦豆腐と宇治の抹茶を加えた抹茶豆腐の２種が、市松模様になっている湯豆腐は、手桶冷やし豆腐にすることもできます。
湯豆腐以外にも、田楽や天ぷら・甘味もありますよ。
＜基本情報＞
電話番号：075-872-0102
※住所、アクセスは「嵐山よしむら」の基本情報をご参照ください。
