ボクにも登れたよ!レベルに応じた楽しみ方いろいろ若草山


2018.06.03

LINEトラベルjp 旅行ガイド

薄緑の芝に覆われた三連の山、若草山。傾斜がなだらかで、誰でも気軽に登ることができる、古都奈良の定番ハイキングコースの1つです。
途中一重目までの「チョイ登り」から、草原地帯ハイキング、三重目山頂チャレンジ、さらに、奥に広がる原始林の散策まで、いろいろな登り方ができるのも魅力。
小さなお子さん連れのご家族からベテランハイカーまで、レベルに応じた若草山の楽しみ方をご紹介します。
3つの「こぶ」を順に登るのが若草山ハイキングの基本、だけど?
若草山は、一重目・二重目・三重目という3つの「こぶ」が連なった形をした小山です。最も高い三重目が山頂で、標高は342m。
山麓から、一重目、二重目、三重目と、3つのこぶを順番に登っていくのが、若草山の一般的な登山ルートです。
ただ、途中の一重目や二重目の眺望も素晴らしいものがあります。体力や時間の面で三重目まで登るのはちょっと無理、ということなら、途中まで登って引き返す「チョイ登り」もありです。
レベルに応じて目標地点を自由に設定できるのが若草山ハイキングの魅力の1つ。小さなお子さんやハイキング初心者の方でも無理なく気軽に登ることができます。
なお、山麓から一重目までは大人の足で15分程度。山頂の三重目までは40分程度です。
お子さん連れのご家族におすすめ!「芝生ゴロゴロ」&「チョイ登り」
若草山へは西側の麓のゲートから入山します。ここで皆さん、まず目の前の光景に圧倒されます。
それは、ゲート向こうに広がる若草山の斜面。一面が芝生に覆われたこの斜面、めっちゃ広くて草のグリーンも鮮やか!
さて、普通は、ゲートをくぐったらまずは最初のこぶ、一重目を目指すわけですが、一重目へは長い階段を上っていかないといけません。特に、まだ歩き始めたばかりの小さなお子さんにはちょっと難しいですね。
そんな場合には無理に一重目を目指さなくてもよいと思います。斜面のひろびろ芝生でゴロゴロするだけでも子供たちは大喜び。お父さん、お母さんも、この芝生を見たらはしゃぎたくなりますよ。ここでのんびりと過ごすだけでも、十分楽しい思い出が作れます。
ただ、斜面の傾斜は意外にきついので、足を滑らせて転げ落ちないようご注意ください。
さて、広大な芝生斜面をしばし眺めた後は、最初の目標地点、一重目を目指してレッツゴー!
山麓のゲートからは斜面の芝生横の階段を延々と登っていきます。ここは結構傾斜が大きく、階段も長く、若草山の中で実は一番きつい場所。適度に休みつつご自分のペースで登りましょう。入山ゲートから一重目までは、大人の足で15分程度です。
小学生以上のお子さんなら、せめて一重目ぐらいはがんばって登らないとね。また、幼稚園児でも年長さんなら十分登れますよ。
長い階段をなんとか登り切ると、芝生が広がる開放的な空間が目の前に飛び込んできます。ここが若草山一重目です。一重目からの眺望は「素晴らしい」の一言。東大寺大仏殿や興福寺五重塔、さらに、その奥に広がる奈良の街を一望できます。
芝生の上では鹿がくつろいでいることもあります。眺望を楽しみながら鹿とともにしばし休憩。
なお、ここまで登るので疲れちゃったなら、一重目までの「チョイ登り」で若草山登山を終えてもOK。特に、小さいお子さんをお連れの場合には、お子さんの残り体力に注意して先に進むか考えましょう。
一重目から先はサクサク進めるよ!草原地帯のハイキング
一重目から先はなだらかな草原地帯が広がります。まだ余力があるなら二重目、三重目を目指しましょう。これまでと比べるとかなり楽な道。サクサク進めます。
視界のすぐ先に「ふたこぶ目」、二重目が見えます。次の目標地点が見えていると気分的にもかなりラクですね。周囲に遮るものが何もない、開放感あふれる中でのハイキングを楽しめます。
初夏から秋にかけては、トンボやちょうが飛び交い、バッタが跳ねまくるこの草原。昆虫好きなお子さんがいらっしゃるなら、ここで少しお時間をとってあげてください。
一重目から二重目は距離的にも近く、10分も歩けば到着です。二重目では、東大寺や興福寺の境内全体を俯瞰できるようになります。
ここまで来たら、山頂の三重目はもう目と鼻の先。その足で一気に三重目まで登ってしまいましょう。
二重目から山頂の三重目へも草原の中を進みます。進行方向に向かって右手に見える、展望台つきの「こぶ」が三重目です。二重目から三重目も、時間にして10分程度です。
やっと到着、三重目!芝生の上で鹿たちがのんびりお出迎え
こんもりした三重目のど真ん中には芝生が広がります。芝生の上では、のんびりとくつろぐ鹿たちがハイキング客を出迎えてくれます。
さすがに若草山の最高地点、ここからは興福寺の五重塔もかなり小さく見えますね。その背後にも目を向けると、奈良県と大阪府を隔てる、生駒山や金剛山などの西の山々を見渡せます。
大きく開けた南側にも目を向けてみましょう。ここから眺めていると、奈良という土地が、周囲を山々にぐるり囲まれた「盆地」であることがよーくわかります。
天気のよい日には、遠くの橿原・飛鳥周辺にそびえる大和三山が見えます。
一番わかりやすいのは耳成山(みみなしやま)ですね。奈良盆地の中にポツンと浮かぶ、きれいな二等辺三角形の山です。目を凝らして南の方角を眺め、探してみましょう。
歩き足らないベテランハイカーにおすすめ!「原始林散策」はいかが?
山麓から三重目まで、普通の人ならちょうどよいぐらいの距離です。ただ、歩き慣れている「ベテランハイカー」の方にはちょっと物足らないかもしれません。
まだまだ余裕!なら、若草山三重目からさらに奥に続く、春日山遊歩道へ足をのばしてみませんか?
春日山遊歩道は、若草山に隣接して広がる春日山原始林の中のハイキングコースです。日差しをいっぱいに浴びる開放的な若草山から一転、涼やかな林間ハイキングを楽しめます。
なお、春日山遊歩道にはいくつかルートがありますが、若草山登山とセットで巡るなら、三重目の奥から若草山山麓(南ゲート付近)へ向かう「北側遊歩道」がおすすめ。
山頂から山麓まで45分程度です。距離はそれなりにありますが、山麓へ向けてひたすら下る道ですので思ったほど疲れません。 

春日野の鹿と諸寺の鐘3
place
奈良県奈良市雑司町469
phone
0742220375
no image

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