新旧の歴史が織り成す都心の庭園!大阪・天王寺「慶沢園」


2018.06.07

トラベルjp 旅行ガイド

近年大阪の人気エリアに一躍躍り出た天王寺。四天王寺やあべのハルカス等人気スポットが目白押しです。
そんな天王寺エリアのど真ん中、天王寺公園にある七代目小川治兵衛作庭による「慶沢園」は見逃せない絶景の場所。季節の植物や水辺の光景が美しいのはもちろん、園内からはあべのハルカスや国の登録有形文化財でもある大阪市立美術館を借景とした光景も!
新旧の歴史が織り成す「慶沢園」とその周囲の見所をご紹介します
慶沢園周辺
天王寺公園には今回ご紹介する慶沢園(けいたくえん)のほか、天王寺動物園や大阪市立美術館などの多くの見所がいっぱい。
そのうちの1つが公園内の無料エリア、慶沢園の入口の西南部にある「旧黒田藩蔵屋敷長屋門」。天下の台所といわれた大阪には廃藩置県の頃、中之島周辺に130邸以上の藩邸や蔵屋敷があったといいます。旧黒田藩蔵屋敷長屋門も中之島から移築されたもので、大阪府の有形文化財に指定されています。
慶沢園の入口は大阪市立美術館の東南部にあり、他に出口のみ園の北側にも設置されています。
慶沢園は住友家の茶臼山本邸庭園として、平安神宮神苑や円山公園などで知られる植治こと七代目小川治兵衞によって作庭された庭園。およそ10年の月日をかけ大正7年に完成し、大正14年に住友家の神戸移住に伴い、旧本邸敷地とともに大阪市に寄贈されました。
四阿(あづまや)
慶沢園は林泉回遊式庭園で、池を取り囲むように四阿や滝、石橋等が配されています。
なかでも必見の1つは園内南方にある四阿で、室内には休憩が出来るように椅子が並び慶沢園の美しい光景を座ったままで楽しむことができます。
四阿室内からの光景。窓枠はまるで額縁のようで、庭園まるで絵画のように楽しむことができます。
慶沢園・池と水の光景
慶沢園では初夏の緑のほか四季折々の植物を楽しむことができ、春は桜、秋は紅葉、初夏はサツキやツツジ、夏なら睡蓮を見ることができます。
小川治兵衞の庭園には遊び心溢れる石橋や飛び石が配されていることが多く、慶沢園でも随所で見ることができます。つい景色に見とれてしまいますが、通行の際は足元に十分気を配りましょう。
爽やかな慶沢園・東部に配される滝の風景。
こんな光景も!
慶沢園の南方には平成26年全面開業した超高層建築、あべのハルカスが!純日本風庭園と高層建築の織り成す光景はとてもユニークでインパクト大!
慶沢園の園内からは大阪市立美術館の姿も見ることができます。
大阪市立美術館は昭和11年の完成で、国の登録有形文化財に指定されています。威風堂々たる帝冠建築は商都大阪らしく町家の土蔵風。内装外観ともに凝っていて個性的な魅力があります。
慶沢園・北部
慶沢園の北部には茶臼山や河底池に通じる出口(出口のみ)があります。ここを出ると、天王寺公園の無料エリアである茶臼山や河底池などの景勝地、さらには四天王寺の入り口である石鳥居や南大門まで、徒歩10分ほどで行くことができます。
慶沢園の北部にある河底池は、一説には奈良時代に和気清麻呂公が上町台地を横断する堀川を掘ったその名残であるされています。架かっている朱色の橋もそれにちなみ「和気橋」といいます。池には噴水もあり、西には通天閣、南にはあべのハルカスの姿を見ることができます。
こちらはやはり河底池のすぐ北部にある茶臼山。茶臼山は5世紀頃の古墳であるという説もあります。また、麓には大阪冬の陣 徳川家康本陣跡・大阪夏の陣 真田幸村本陣跡の碑が。
ぜひ慶沢園北部の見所も併せて訪ねてみてはいかがでしょうか。日本庭園がお好きな方なら、日程さえ合えば四天王寺の「極楽浄土の庭(大人300円)」もオススメです! 

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慶沢園
place
大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-108
phone
0667718401
opening-hour
9:30-17:00(入園は16:30まで)
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