屋久島と言えば…縄文杉。でも、せっかく屋久島に来たなら白谷雲水峡も諦められない…。通常は２日間かけて登山をする２大スポット。しかし滞在時間が足りないから今回はどちらか諦めるしかないかな…？と思っているそこのあなた！
諦めるのはまだ早い！そんな欲張りなあなたにぴったりな、1日で縄文杉も白谷雲水峡もどちらも回れるオプショナルツアーをご紹介します。
長い1日のツアー開始！
辺りはまだ薄暗い、午前４時頃ツアーのお迎えのバスが宿泊先のホテルに来てくれます。
今日1日お世話になる大きなリュックには、朝ごはんのお弁当、お昼のお弁当の他、疲労回復のために写真のような飴やチョコなどのお菓子、多めの水分、タオル、カッパなどを。大量の荷物と、これからみる絶景への期待と夢も入れて、さぁ出発です！
白谷雲水峡の入り口でお弁当の朝ごはんを食べ終えたらツアー開始！ガイドさんを先頭に白谷雲水峡を目指します。今日1日の歩行時間はおよそ11時間！高低差700m、スカイツリーより高いところまで登って、その日のうちに帰ってきます。
屋久島は「月に35日雨が降る」と言われるほど雨が多い島。朝は晴れていても急に天気が崩れるなんて事は日常茶飯事です！
神秘的な世界「白谷雲水峡」
今回ご紹介するツアーは、通常は2日に分けて回る事が多い縄文杉と白谷雲水峡を1日で訪れます。そのため通常と比べて歩くスピードも少し早くなります。
足元に気を付けながら、ごつごつした岩の上を飛び越え、写真のような白谷川の美しい渓流を越えて進みます。
出発地点より1時間半～２時間程歩くと、“もののけの森”と呼ばれる白雲水峡最大の目玉「苔むす森」に到着です。
まわり一面に苔の広がる景色は、まるで映画のワンシーンのような世界。壮大な森の中、思いっきり深呼吸をしてここまでの疲れを吹き飛ばし、次の絶景ポイントを目指します。もしかしたらあなたにも、こだまが見えるかもしれません…ね。
苔むす森からさらに1時間ほど進むと、絶景ポイント「太鼓岩」に。もののけ姫に出てくる「モロの岩屋」のモデルとも言われている場所です。太鼓岩が近づくにつれ山道は厳しくなり、太鼓岩到着の直前はかなり急な岩肌を登ります。ここでひと頑張りすれば絶景が迎えてくれます。晴れた日には、高台から望むパノラマ景色に奥岳を望むこともできます。
女子に大人気!?ウィルソン株でハートを見つけよう！
次のスポットはハート型が人気の「ウィルソン株」。ウィルソン株へ向かうまでの道のりはしばらく長く平坦なトロッコ道を進みます。
ウィルソン株は、切株の周囲が13.8ｍ、内部は10畳分ほどの広さがあるとても大きな切株です。
実はこのウィルソン株外側ではなく内部に秘密が！切株の中に入りしゃがんで空を見上げると写真のようなハートに出会えます。撮った写真を待ち受けにすると恋愛運UPだとか…。
そして、ひょっこり顔を出してくれる屋久鹿や屋久猿に癒されながら、最終目的地である「縄文杉」を目指します。
道中も、見所が目白押し！大自然の中で一際存在感を見せるのは、約3,000年の時を経て巨大化し続けた「大王杉」。高さ約25メートル、幹周りは約16メートルにも及びます。さらに離れた2本の別々の杉が高さ10メートルの辺りで融合している姿が、夫婦が手をつないでいるようにみえる「夫婦杉」など、見逃さないでくださいね。
最後の体力を振り絞り、最終目的地縄文杉を目指そう！
最後の力を振り絞ってたどり着いた先には、見上げてもてっぺんが見えないほどの高さを誇る巨木。その壮大さは写真では伝わりません！しかしこれが、日本で最も太いスギの木。実際目の前に現れるとあまりの迫力に言葉を失います。
登山者の踏圧により根が傷むことがないよう、1996年に展望デッキがつくられました。ですので現在は15メートル程離れた場所から縄文杉を楽しみます。
縄文杉を楽しんだ後は、登ってきた道を再び戻ります。登山口に戻るまで気を抜かずに最後まで慎重に進みましょう。
下りの方が楽なように思いますが、疲れてガクガクの足にはかなりこたえます。18:00～19:00頃登山口まで戻ってきてツアー終了です。
