ユリの絶景がすごい!袋井市「可睡ゆりの園」世界150余品種の競演


2018.05.29

トラベルjp 旅行ガイド

静岡県袋井市の「可睡ゆりの園」は、東海地方随一といわれるユリの名所。名刹「可睡斎」に隣接しており、見頃を迎える5月下旬~7月上旬のみ開園します(平成30年は5月26日~7月8日)。
色とりどりの約150余品種・200万本ものユリが順次花開き、約3万坪の敷地に咲き乱れる様子は圧巻!園内では、珍しい「ゆりの天ぷら」も味わえます。ユリの楽園の、わずか1ヶ月余だけという期間限定の絶景をお見逃しなく!
世界約150余品種のユリが咲く広大なゆり園!
「可睡(かすい)ゆりの園」は、徳川家康ゆかりの名刹・可睡斎(かすいさい)に隣接する丘陵地にあります。東名袋井ICから車でわずか5分と便が良く、駐車場(有料)も、園の正面をはじめいくつもあるので、車での訪問がお薦め。
約3万坪の園内は、風情ある日本庭園として整備され、中心となる池の周囲の斜面には、約150品種・200万本ものユリが植栽されています。美しいユリと一緒に日本庭園のたたずまいを楽しめるのも大きな魅力!
散策に必要な時間は、歩き方にもよりますが1時間~1時間半ほどでしょう。でも、無料休憩所・食事処・甘味処・売店などがあり、丸一日ゆっくり過ごすこともできますよ。
暑い時期の散策になるので、帽子の着用・日焼け止めの使用など、暑さ対策をしっかりしていきましょう。
「可睡ゆりの園」園内の絶景をご紹介!
園内に咲くユリは、赤・黄・オレンジ・白・ピンク・五色混合・五色帯と、花の色でエリア区分されています。
正面入口から入ると、さっそく遊歩道沿いに咲く"赤"エリアのユリ達がお出迎え!
大きな灯籠や滝がある池の風景を楽しみながら進んでいくと、広大な"黄"エリアが現れます。
園の南端にある"黄"エリアは、斜面一面に輝くような黄色のゆりが広がり、「天国とはここのこと?」と思うほどの美しさ!これほど広大なユリ畑は、滅多に見ることができません。
次の"五色混合"エリアは、赤・黄・オレンジ・白・ピンクと、色鮮やかな5色のユリが入り混じり、まるで宝石箱を広げたような華やかさ!一色が広がる光景も美しいですが、こちらも見事です。
"五色混合"エリアの手前で、散策道は池沿いと"尾根の散策道"に分かれます。池沿いの散策道だけでも美しいユリを堪能できますが、ぜひ"尾根の散策道"も歩いてみましょう。斜面に咲き乱れるユリを、下から眺めるだけでなく、上から見おろすのもお薦めです。
"尾根の散策道"は、斜面の頂上を歩くので、斜面南側の"五色混合"と、斜面北側の"白"と"オレンジ"のエリアをいっぺんに見ることができますよ。
池沿いの散策道を進むと、色とりどりのユリに囲まれて、お釈迦様の初めての説法の姿である「初転法輪座像」(しょてんほうりんざぞう)が鎮座しています。旅の安全を祈ってお詣りしていくのも良いですね。
一番人気は"5色帯"のエリア!
池沿いの散策道には、数種類のアジサイが咲いている所があります。開園中に綺麗に色づき、ユリと一緒に楽しめるので、ちょっと得した気分になれるかも!
その先の橋では、高さ20mから流れ落ちる滝を真近で眺めることができます。池のコイにエサをあげて楽しむ絶好のポイントでもあるので、休憩がてらいかがでしょうか?コイのエサ(100円)は、橋の上や無料休憩所などで販売していますよ。
橋を渡ると、オレンジ・白・ピンク・黄・赤の順番で、単色のユリのエリアが続きます。同じユリでも、色によって印象が変わるのが魅力的!写真は"ピンク"のエリア。とても可愛らしくて華やかな雰囲気ですね。
散策コースの大詰めは、園の北端にある"五色帯"のエリア。5色(オレンジ・白・赤・黄・ピンク)のユリが帯のように丘に広がる様子は、園内でもひときわ華やか!一番人気のポイントです。ぜひ丘の高い所からも眺めてみましょう。
「可睡ゆりの園」お薦めの時期は6月上~中旬頃!
園内では、見頃が違う品種を植えて、時期をずらして咲かせることで、長い間、たくさんのユリを観賞できるように配慮しています。6月中旬頃までは「アジアティック(スカシ)系」のユリが咲き、それが終わる前に「オリエンタル系」のユリが咲き出すため、7月上旬頃まで楽しめます。
「アジアティック系」は、上向きに咲き、香りがなくて発色が綺麗、「オリエンタル系」は、香りが良くて大輪であるのが特徴です。上の写真が「アジアティック系」、下の写真が「オリエンタル系」です。
一番のお薦めの時期は、6月上~中旬頃。園内でもっとも人気がある、南端の広大な"黄"エリアと北端の"五色帯"エリアが見頃を迎えます(※年により多少のズレもあります)。
ユリの香りを楽しみたいなら、「オリエンタル系」が咲き始める6月中旬以降に訪れるのがよいでしょう。ユリの香りは副交感神経に作用して、新陳代謝を良くするため、気持ちを落着かせ、ダイエットや糖尿病にも有効といわれています。
名物「ゆりの天ぷら」は見逃せない!
「可睡ゆりの園」を訪れたら、ぜひ味わっておきたいのが名物の「ゆりの天ぷら」。池のそばの食事処では、ざるそばやざるうどんと一緒に、珍しいつぼみやゆり根の天ぷらをいただくことができます。「ゆり苗直売所」の近くでも「ゆり根の天ぷら」(600円)を販売しており、持ち帰りもできますよ。
隣接する「可睡斎」では、開園期間に合わせ、諸堂拝観券付きで、ゆり根や花を使った精進料理「ゆり膳」(1,500円)をいただくことができます。予約無しでもOKですが、提供できない日もあるため、事前の確認をお薦めします(可睡斎:0538-42-2121)。
出口近くにある「ゆり苗直売所」では、何十種類もの大きなつぼみがついたユリの鉢を販売しています(500円~)。お土産にして、絶景の感動をご家族へ持ち帰ってはいかがでしょうか?
6月5日~21日は、"五色混合"エリアの前で、山頂音楽家 IZANAGIさんのシンセサイザー演奏が実施されます(10:00~15:30)。癒しパワー抜群の音楽で、目だけでなく、耳からもリフレッシュできますよ。
園内の状況は、日々公式ホームページに掲載されます。記事下の関連MEMO「可睡ゆりの園」よりアクセスできますので、お出掛けの前にぜひご覧ください。
開園期間中、近隣の「加茂荘花鳥園」では「オリジナル花菖蒲・アジサイ展」を開催!「一宮花しょうぶ園(小國神社)」・「ききょう寺(香勝寺)」・「あじさい寺(極楽寺)」も見頃を迎えます。併せて訪れて、"遠州花巡り"をするのもお薦め!
いずれも"トラベルジェイピー"の別記事で紹介していますので、ご旅行の参考に、記事下の「関連MEMO」よりぜひご覧ください。 

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可睡ゆりの園
place
静岡県袋井市久能2990-1
phone
0538434736
opening-hour
9:00-17:00※ユリの開花期間(5…
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秋葉總本殿 可睡斎
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4.0

66件の口コミ
place
静岡県袋井市久能2915-1
phone
0538422121
opening-hour
8:00-17:00
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