日本最古の国宝天守閣!愛知県「犬山城」


2018.05.23

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愛知県犬山市の犬山城は木曽川沿いの丘上に建つ美しい城で、遠く岐阜城まで遠望できる天守は、昭和10年に国宝に指定されています。
建設当初から日本に現存する天守閣は12城ありますが、国宝としては、長野県松本市の松本城、岐阜県彦根市の彦根城、兵庫県姫路市の姫路城、島根県松江市の松江城、そしてこの中でも最古の歴史を誇る犬山城の5城しかないのです。
唐破風の屋根が美しい犬山城の魅力をご紹介します。
美しい容姿を持つ犬山城の別名は「白帝城」
現存する国宝の天守閣の中でも日本最古である犬山城は、今から480年以上前の1537年(天文6年)、織田信長の叔父である織田信康によって築城されました。
この城は木曽川沿いの小高い丘に建てられた後堅固(うしろけんご)の城。三重四階地下二階の望楼型の天守を持っており、一階はそれぞれに武者走が取り巻く四室に分かれ、二階は中央に武具棚が備えられた武具の間の周りを武者走りが巡っています。また、三階は東西南北に破風(はふ)の間が施されています。
ちなみに破風と言うのは、屋根の三角形の部分に取り付けられた合掌型の装飾を言い、現代の建築様式にも使われていますが、城の場合はその破風の部分に部屋をつくります。敵が攻撃してきた際には、そこに兵が入り防護をするために設けたものです。
普通は破風は凹曲線ですが、正面から見る犬山城の破風は、中央が弓なり状にせりあがっている唐破風(からはふ)と言う形を正面側に採用しているので、これが特にこの城の美しさを際立たせています。
室町時代に建立された日本最古の天守閣は、登城するための階段が非常に狭く急になっており、お年寄りや小さなお子様にはかなりきついかもしれません。
しかし天守から見る四方の絶景には目を見張るものがあり、特に北側には岐阜城、西側には木曽川に架かるライン大橋とその向こうに、戦国時代には対峙するように山城が在ったと言われている伊木山が木曽川の脇に臨むことが出来ます。
四季折々の姿を見せる庭園を散策
ピンク色の花の間から城を見る桜の春、すがすがしい風が吹き渡る新緑の夏、燃えるような朱色に心奪われる紅葉の秋、静寂の中にある雪景色の冬。四季折々で姿を変える天守閣を見る周囲の庭園は、こじんまりとして地味な犬山城を見事に引き立ててくれます。
近くの日本庭園「有楽苑(うらくえん)」には、織田信長の末弟・織田有楽斎が京都に作った茶室を移築した、「如庵(じょあん)」があります。この庵は日本に3つしかない国宝茶室に指定されており、3畳半の茶室の中はに入ることはできませんが、元庵、弘庵といった苑内の茶室で静寂の中、庭園を眺めながら抹茶を喫する時間は極上のひと時です。
<基本情報>
住所:犬山市犬山北古券65-2
電話番号:0568-61-1717
アクセス:名鉄「犬山遊園駅」西口より徒歩約15分
お稲荷さんで恋のキューピットが微笑む?犬山城麓「三光稲荷神社」
犬山城から城下町までの近道を下っていくと、途中に可愛いピンクのハート型絵馬がずらりと下がっている場所に出くわします。三光稲荷神社です。
この稲荷神社は犬山城主の成瀬氏の守護神として、天下泰平、五穀豊穣、商売繁盛、交通安全の祈願を籠め、1586年(天正14年)に犬山城内三狐寺内に鎮座されたとされており、織田信長の叔父である織田信康が崇敬を厚くしてお詣りしていました。
ご利益は家内安全、商売繁盛、土地家屋清祓い、交通安全、夫婦和合、縁結びなどですが、最近若い女性たちの間で縁結びのパワースポットとして脚光を浴びており、縁結びの成就に訪れるカップルが絶えません。
また神社内にある「姫亀神社」への参拝も人気。稲荷神社という事から商売繁盛を願う人々が、お金が何倍にもなって戻るという境内の御神水で、ざるに入れたお金を洗う姿も見受けられます。帰りはズラリと並んだ朱色の鳥居を抜けて、駐車場へ抜けることができます。
<基本情報>
住所:犬山市犬山北古券41-10568-61-0702
アクセス:名鉄「犬山遊園駅」西口より徒歩約12分 

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北海道札幌市中央区北十条西21丁目2
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0116155228
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北海道札幌市西区西野六条7丁目
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