庭園と建物の見学がたったの100円!京都御苑「拾翠亭」


2018.05.01

LINEトラベルjp 旅行ガイド

京都御苑の西南の一角にある「拾翠亭」は、限られた参観日時ながら料金はたったの100円で、予約も要らず貴重な建築と四季折々に美しい庭園を見学することができます。
その名は緑を拾い集めるという意味から名付けられた「拾翠亭」は、もともと五摂家の1つ・九條家の別邸として建てられたもの。二階建ての建物の一階・二階とそれぞれに室内からも楽しめる九條池を中心とした美しい庭園風景は必見です!
拾翠亭とは
「拾翠亭」があるのはかつて宮家・公家の邸宅が建ち並ぶ公家町であった京都御苑の南西部。現在の京都御苑の南西の角には閑院宮邸跡があり、その少し東部に「拾翠亭」があります。地下鉄烏丸線・丸太町駅から近い間ノ町口から京都御苑に入るとすぐ右手に見える通路の奥まったところに、「拾翠亭」の入り口が。
「拾翠亭」が公開されるのは木・金・土曜日と、葵祭と時代祭の日の9時半から15時半まで(その他臨時休観あり)と限られた時間ではありますが、庭園の風景も非常に美しく大人1人100円という料金も魅力的。予約も必要ありません。
この「拾翠亭」は九條家の別邸としておよそ200年前に建てられた40坪あまりの建物で、かつては茶会や歌会などの社交の場として利用されました。「拾翠亭」の名は緑の草花などを拾い集めるという意味が有り、その名の通り緑豊かな美しい庭園の風景を味わうことができます。
「拾翠亭」1階からの眺め
「拾翠亭」は数奇屋風の書院造りで二階建ての建築となっており、玄関から靴を脱いで入ると、一階部分には控えの間・広間・小間等の部屋があります。広間は池に面して設けられた広縁があり、そこに座って庭園の風景を思う存分眺めることもできます。
写真は広縁から庭園南東部を望んだもの。
こちらも一階広縁からの眺めで北東方向を見たもの。拾翠亭の目の前には九條家にちなみ九條池とも呼ばれる勾玉池があり、その中央には高倉橋と呼ばれる美しい橋が架かっています。
また、この池のほとりには緑に囲まれ、平清盛が安芸の宮島から勧請したのが起こりとされる厳島神社の小さなお社もあります。
こちらは広間に隣接する小間。かつて十畳の広間の茶室と三畳中板のこの小間を行き来し、茶事を楽しんだことを今に伝える貴重なものとなっています。
「拾翠亭」二階部分
趣のある階段を上って二階部分を見学することもできます。かなり急な階段ですのでしっかり手すりを持って行き来しましょう。
二階にある座敷は三方に広縁が設けられ、縁高欄と呼ばれる手すりが設置されています。(二階の広縁には出られません)かつては今ほど御所の樹木も育っておらず高い建物もなかったので、ここから東山の山並みを楽しんでいたといわれています。
こちらは夏も終わりの「拾翠亭」二階座敷からの眺めです。九條池の周囲には百日紅の木があり、花の咲く時期は緑の中に鮮やかな彩を添えています。
庭園にもぜひ
「拾翠亭」の見学は建物だけでなく庭園へ出て散策をすることもできます。四季折々に美しい庭園は初夏はさつきやツツジに藤、その後は初秋にかけ百日紅、秋は紅葉、冬は雪景色に椿などを目にすることができます。
玄関から出て右へ(北)に進むと四阿が。障子の円窓や屋根飾りが特徴的です。
「拾翠亭」周辺の京都御苑内見所
こちらは「拾翠亭」のすぐそばにある、九條家の鎮守社でもあった厳島神社です。「拾翠亭」はじめ一部の見学場所を除き、京都御苑自体は終日出入りが可能。参観日時以外の夏場の日が長い時期等は、厳島神社や高倉橋等の無料エリアから、外観だけではありますが「拾翠亭」の姿を見ることができます。
こちらは「厳島神社」からみた「拾翠亭」側面と九條池の光景。九條池は江戸時代後期に整備したものとみられ、東西約90m、南北約60mの規模があるこの池には、時にはアオサギやマガモ、カワセミといった鳥たちが飛来します。
最後は冬の雪の日に高倉橋から見た「拾翠亭」。高倉橋は明治15年に竣工した橋で、ここから見る風景も四季折々に美しいです。
「拾翠亭」近辺の御苑内の見所としては他に「閑院宮邸跡」でも美しい庭園や、京都御苑の見所や歴史を紹介する収蔵展示室を、無料で見学することができるのでオススメです。(こちらも予約は必要なし)
下記MEMO欄より「閑院宮邸跡」を紹介する記事もあわせてご覧下さい。 

拾翠亭
rating

4.0

31件の口コミ
place
京都府上京区京都御苑3
phone
0752116364
opening-hour
9:30-15:30(閉門)

この記事を含むまとめ記事はこちら