地元出版社が作った福岡のブックカフェ「Read cafe」で過ごす時間


2018.04.26

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福岡の天神から近い薬院大通に「Read cafe」という小さなブックカフェがあります。このカフェを作ったのは地元の出版社「書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)」。
こちらの出版社の特色は現代短歌の歌集が多いこと。長編小説と異なり本を開けば誰でもスッとその世界へ。福岡観光のユニークな休息スポットであるこのカフェで、ぜひ書肆侃侃房の本との出会いを楽しんでください。
福岡の小さなブックカフェ「Read cafe」
福岡天神の「天神南駅」から福岡市地下鉄七隈線で3駅の、「薬院大通駅」が最寄り駅。知らないとうっかり通り過ぎてしまいそうなところにこちらのブックカフェはあります。
名前はシンプルに「Read cafe」。地元福岡の天神にある書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)という出版社が作りました。カフェの名前とは対照的に、出版社の名前はパッと見ても読めないほど難しい漢字ですよね。
書肆(しょし)とは本屋さんのことで、侃侃(かんかん)とは侃侃諤諤(かんかんがくがく)の"かんかん"―正しいと思うことを堂々と主張したり、議論するようすを現わします。
地元の出版社が何故ここにブックカフェを作ったのかというと、2010年に開業した当時、まだ福岡にブックカフェが無かったからなのだそう。全国的にもブックカフェは随分と増えましたが、それでも福岡の「Read cafe」には他とは違う特徴があります。
その特徴とは当然と言えば当然のことですが、ここなら書肆侃侃房で出版した本がそろっていて、その世界にどっぶりと浸れること!
カラフルで洒落た店内の雰囲気もどこかフォトジェニック。ブックカフェですから、本棚の本は自由に手にとって読めます。このカフェでは知らない本との新しい出会いがあるかもしれません。
Read cafeと書肆侃侃房の本
カフェで本を読むといっても、多くの人はがっつり長編小説に取り組もうとはなかなか思わないのでは。その点、書肆侃侃房の本は短歌の歌集が多く、気ままに手に取った本をパラパラとめくってみるのにぴったりです。たまたま開いた頁に心惹かれる歌が見つかるかもしれませんよ。
また、地元福岡県の町歩きやお出かけスポット、あるいは国内外の旅行エッセイ本が充実しているのもこちらの出版社の特徴です。
旅が好きな方にこそ立ち寄ってほしいカフェと言えるでしょう。九州の旅の途中で寄って、次の旅の計画を練るなんて素敵じゃありませんか!
書肆侃侃房出版の本だけでなく、古本など他社の本も置いてあります。書肆侃侃房の本はもちろん、一部の古本を除いて、このカフェに並べられている書籍はみんな読むだけでなく購入することができます。
Read cafeは本好き女子や一人旅さんにもオススメ
以前はディナーもやっていましたが、現在は12時~18時のランチ及びカフェタイムの営業のみ。ランチメニューは15時まで。カフェメニューは全ての時間で注文可です。
静かに本を読む大人の隠れ家という感じですが、お子様連れも歓迎していますので遠慮なくどうぞ。
特にカフェタイムはゆっくり読書をされるお客さんが多いそう。歌集を開けば一瞬で本の中の世界にダイブできるかも。
福岡の出版社が運営する小さなブックカフェ。本好きの女子や一人旅の旅人さんにもオススメです。店内に流れる独特の雰囲気を味わいにぜひ訪ねてみてください。 

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