子連れでも安心!「ちひろ美術館・東京」はファーストミュージアムに最適


2018.05.06

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東京都練馬区にある「ちひろ美術館・東京」は、画家として名高いいわさきちひろが最後の22年間を過ごした自宅兼アトリエ跡に建つ美術館です。
ここではいわさきちひろの様々な作品を展示しているだけでなく、子どもたちが人生で初めて訪れる美術館「ファーストミュージアム」として親しめる様々な設備が用意されています。赤ちゃんも安心して連れていける美術館はなかなかありませんよね。さっそくご紹介します。
いつ行っても違った楽しみがある展示内容
ちひろ美術館・東京のある、東京都練馬区下石神井には、かつて画家いわさきちひろの自宅兼アトリエがありました。その跡地にこの美術館は建っています。その展示内容は約2か月を目安に変更され、いついっても新しい魅力を感じられるのが特徴です。いわさきちひろをはじめとする様々な子どもの本とともに、日本の絵本の歴史を紹介する展示や、他作家とのコラボレーションを行ったりなど、その内容は様々。
2018年春は、いわさきちひろ生誕100年「Life展~まなざしのゆくえ 大巻伸嗣」と題して、ちひろ美術館・東京の空間全体をつかって、いわさきちひろの絵の世界を旅するような体験をうみだす展覧会を開催。
(5月12日(土)まで)
ではその展示内容を一部ご紹介しましょう。赤ちゃんを連れての観覧も、カウンターでベビーカーを貸し出してくれるので安心です。もちろん館内は全館バリアフリーですよ。
写真は展示室1です。館内には4つの展示室があり、それぞれに年4回、テーマを変えて展示が行われています。
子どもも見やすい展示ということで、作品は一般的な美術館よりも少し低い位置に掛けられています。作品の中心は床から135cm。大人と子どもがともに作品を楽しめるよう工夫されているんですね。
こちらは展示室2です。
いわさきちひろは、生涯あらゆる子どもの絵を描き続け、その作品には子供と響きあうみずみずしい感性が感じられます。
いわさきちひろ生誕100年「Life展~まなざしのゆくえ 大巻伸嗣」では「想像の海へ」と題して、展示室の中には七艘の船が置かれています。こちらは来館者が実際に靴を脱いで乗ることができ、夜明け前の暗い海、夜空の星をつないで星座の物語を想像したように、ちひろの絵を見て自身の物語を紡いでほしいという思いが込められています。
この船の様に、子供たちが展示と一体となって、世界観に入り込むことができるのもこの美術館の特徴の一つです。船の中には一冊ずつちひろの絵本が乗せられています。船に揺られて、ちひろの絵画に囲まれて読む絵本は、また一味違った面白味を与えてくれそうですね。
あかちゃんや小さなお子さんの「こどものへや」
靴をぬいで入る、あかちゃんや小さい子どものための部屋です。
室内には、自由に遊べる木のおもちゃや絵本がたくさん!子どもの想像力を掻き立てるミラーや、赤ちゃん用のプレイマットなどもあり、赤ちゃん連れの来館者でにぎわっています。
「こどものへや」内には、授乳室とトイレが併設されています。授乳室には、調乳用の給湯設備もありとても便利です。授乳ソファには授乳クッション、ベビーシートやおむつ用のゴミ袋まであって至れり尽くせりですよね。
またトイレには小さなお子様用の便座もあったり、親子で入っても狭さを全く感じない広さだったりと、親子のために考え抜かれています。
この「こどものへや」では、「えほんのじかん」として、展示や季節にあわせて絵本の読み聞かせなどを行っています。毎月第2・4土曜日 11時からの開催で、参加自由ですので機会があれば参加してみて楽しむのもいいですね。
図書室でゆっくり読書を楽しむ
図書室には、ちひろ美術館が選んだ国内外の絵本約3000冊をはじめ、ちひろに関する本、ちひろが生きた時代を知る本、子どもの幸せや平和に関する本が配架されています。
注目のコーナーには、その時に行われている展示に関連した作品が並べられ、図書担当スタッフが厳選したおすすめを楽しむことができます。お子様から大人まで、だれでもゆっくり読書を楽しめる空間です。
実は館内には図書室以外にも、いたるところで読書を楽しめるスペースが設けられています。展示されている絵がどの作品でどのように登場するのかを探してみるのも楽しいかもしれませんね。
読書は自宅でゆっくり楽しみたいという方にはミュージアムショップがおすすめ。ちひろをはじめコレクション作家の絵本、美術館が選んだ絵本が並んでいます。
また絵本だけでなく、絵本グッズやポストカード、おもちゃや紙芝居など見ているだけでも楽しくなるラインナップです。
ちひろの生活に思いをはせる
ちひろの生きた時代を身近に感じられるのがこの、ちひろのアトリエです。部屋をまるごと復元し、人間ちひろに出会える空間です。
ちひろの絵筆や道具も展示され、かつてこの場所にあったアトリエが実際によみがえったかのような気持ちにさせてくれます。ここは、ちひろの仕事が最も充実していた1972年頃の様子を復元しています。様々な角度からアトリエの中を見学できますのでじっくりと見てみてください。
ここでは、館長黒柳徹子さんや高畑勲さんなど、ちひろと縁のある人たちのボイスメッセージを聞くこともできます。
ちひろの展示室とアトリエに囲まれた、「ちひろの庭」。
ちひろは草花が好きで、庭仕事を好み、たくさんの草花を育てていました。その花々はしばしば絵のなかに登場しています。四季を通じて様々な花が咲くちひろの庭。自由に出入りできるのでゆっくり鑑賞してみてください。
もう一つ、ちひろの生活を感じられるのが、このちひろの愛用ソファーです。1950年代前半から使われてきたものだとか。展示内容によって館内のあちこちに移動するようなので、探してみてくださいね。
絵本カフェでほっこり
絵本を楽しみながらゆったりとすごせる絵本カフェ。
季節を楽しむランチやスイーツメニューが魅力です。オーガニック・無添加の食材を取り入れて、安心安全なメニューづくりを心がけているので、お子様にも安心ですね。カフェの席で離乳食を食べさせたいという方には、声をかければ離乳食持ち込み用の札を貰えます。
写真のメニューは、五目炊き込みご飯&野菜と塩麹のスープ、そしていちごのババロア。カフェのメニューは展示内容と連動しているものもあり、たとえば、デンマーク作家の絵本を展示しているときは、デンマーク料理がメニューに現れたりするなど。
いちごのババロアは、ちひろが大好きだった「新宿 すずや」のいちごのババロアを再現した、ちひろゆかりのメニュー。木曜日~週末限定のメニューなのでぜひ味わってみてくださいね。
思春期を戦時下で過ごしたいわさきちひろは、一番弱いもの「子ども」が犠牲になることを痛感しました。
戦後、画家として自立したちひろは、作品を通じて様々な子供たちを描き続けました。あどけないあかちゃん、生命力に満ちた子ども、そして戦禍のなかで生きることを余儀なくされた子ども。ちひろが未来の、そして平和の象徴として描いた子どもたちひとりひとりに、「世界中のこども みんなに 平和としあわせを」という願いが込められています。 

ちひろ美術館・東京
rating

4.0

71件の口コミ
place
東京都練馬区下石神井4-7-2
phone
0339950612
opening-hour
10:00-17:00(最終入館16:30)
no image

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