絶景!那須高原芦野の「桜ケ城」と武家屋敷の枝垂れ桜


2018.04.12

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那須高原芦野町は古代より、奥州街道・東山道(別名・義経街道)と呼ばれ、関東と東北を繋ぐ宿場町として栄えました。名所や見どころが数多く残る北関東の穴場スポットと呼ばれています。俳聖・松尾芭蕉も巡り、パワースポットとしても不思議な魅力に溢れる、のどかな田舎町でもあります。今回は長い歴史の中に生き抜いて、今もなお隆盛を見せる武家屋敷「平久江家の枝垂れ桜」と「芦野城址(桜が城)」等の桜をご紹介いたします。
樹齢400年を超す那須の名桜!平久江家の枝垂れ桜
栃木県那須町の「芦野城址」は別称、御殿山や桜ケ城と呼ばれています。春になると芦野城址の一体が、見事な桜色に染まるため地元の人々からは「桜ケ城」の名称が一番似合うと言われています。那須方面から桜ケ城を目指し、国道294号線の芦野駐在所前交差点で信号待ちをすると、正面に見える芦野郵便局の上に立派な枝垂れ桜が姿を現します。平久江家の枝垂れ桜や桜ケ城へは芦野郵便局右わきの坂道を城山に向かって進みます。
芦野郵便局の屋根を覆い尽くすように見える枝垂れ桜が、「平久江家の枝垂れ桜」です。那須高原では大変有名な桜で、春の桜のシーズンには見逃す事の出来ない名桜です。
「芦野城址(桜ケ城)」の大手口に続く坂道の直ぐそばにあり、樹高18メートル、幹回り252センチの巨木で、推定樹齢400年を超える朽木です。
那須与一の時代から芦野城の歴史を見つめてきた枝垂れさくら
那須芦野の地を統治していた、那須衆の流れを組む豪族で、江戸時代には平久江家から家老職や重臣を輩出した家系。その敷地内に植えられた「枝垂れ桜」が周辺住民や県内外からの観光客の人気を集めています。
平久江家武家屋敷の門と構えは桜と共に那須町指定文化財に指定されています。平久江家の枝垂れ桜をすぎた坂道の真正面にある「楊源寺」には不思議な力を持つというパワースポット「アスナロウ」の大樹があります。おそらく日本で一番南限にある樹だと云われています。
<武家屋敷平久江家の枝垂れ桜・基本情報>
住所:栃木県那須町芦野
アクセス:JR黒田原駅から東野交通バス伊王野行き「芦野仲町」下車徒歩10分 東北自動車道那須ICから約30分
芦野城址公園は別名「桜ヶ城」とも云う!その理由は?
平久江家の枝垂れ桜を左手に見ながら坂道を5~6分登って行くと、「芦野城址(桜ケ城)」に到着します。坂道の途中右には国立競技場の建設計画でお馴染みの隈健吾氏の設計による「那須歴史探訪館」がありますので、お花見の帰りに立ち寄ってみては如何でしょうか。
芦野氏の居城跡には約800本のソメイヨシノが咲き乱れます。その様子は山全体が桜色に染まる事から「桜ケ城」とも云われています。
桜ケ城を登りきると開けた広場に出ます。本来、太田道灌の教えにより、芦野氏が城を構えた場所で、東北に勢力を持つ武士勢力の豪族に睨みを効かせる為の拠点でもありました。戦国時代に当主の芦野氏は源平合戦で有名な「那須与一」の那須家に仕えた「那須七騎(なすしちき)」の一人でした。
那須七騎とは、那須本家を筆頭に、芦野氏、伊王野氏、千本氏、福原氏、大関氏、大田原氏の七家が室町時代から戦国時代に活躍しました。
尚、江戸時代に入ってから芦野氏は旗本となり、居城を“陣屋”と呼ばれています。現在でもマップ検索時には芦野氏陣屋跡と表示される場合があります。
樹齢400年の「平久江家の枝垂れ桜と芦野城址(桜ケ城)」の2018年夜桜ライトアップは4月8日(日)~22日(日)の期間実施予定です。
天気が良く、視界が良好ならば富士山を眺望できることもある
芦野城址からは、那須芦野ののどかな田園風景が広がっています。
城址へ向かう道筋には、桜のほかにも注意深く探すと“イチリンソウ”などの野草も顔を出しています。また、芦野城築城の際に記念として植樹された“コウヤマキ”があります。樹齢500年、幹周り5.4メートル、樹高23メートルの巨木で、栃木県の天然記念物に指定されています。
天候が良く視界の条件が良ければ、遠く西に富士山、北に那須連峰を見る事が出来ます。
<芦野城址・芦野氏陣屋跡(桜ケ城)基本情報>
住所:栃木県那須町芦野2772-2
アクセス電:[車]JR黒田原駅から東野交通バス伊王野行き「芦野仲町」下車徒歩10分 [車]東北自動車道那須ICから約30分
城址周辺の桜の名勝地も外せない!
「桜ケ城址」を見守る様に、周辺には昔から有名な名勝地があります。その一つが西行法師が訪れ俳句を遺した「遊行柳」です。「道野辺に清水流るゝ柳かげ しばしとてこそ立ちどまりつれ」と詠み、後に「謡曲遊行柳」として広くこの地が知られるようになりました。
松尾芭蕉も西行法師の足跡を見ようと、(1689年)4月19日(新暦6月6日)に訪れて「田一枚植て立去る柳かな (おくのほそ道)」と詠んでいます。遊行柳は栃木名木百選にも選ばれている名木です。遊行柳と並んで古い桜もあり、春には柳の緑と桜のピンク色が目に優しい風景を見せています。
<遊行柳 基本情報>
住所:栃木県那須町芦野2530
アクセス:東北自動車道那須ICから16Km 30分
遠く離れた街道筋からも、桜ケ城の花見ができます。
国道284号線を東へ伊王野よりに進んだところに位置する「堂の下岩観音」にはエドヒガンがあります。桜の時期にはライトアップもされるため、県内外からカメラマニアが訪れる、撮影のスポットになっています。桜が満開になるころには田んぼに水が張られ、水面に写る幻想的な美しい風景は一見の価値が有ります。岩山の中腹にある観音堂は約400年前に村の鎮守として建てられたものです。
堂の下岩観音の桜祭りも2018年4月2日(日)~21日(土)に開催。ライトアップは、夜18:00~21:00に行われます。
<堂の下岩観音の基本情報>
住所:栃木県那須町大字芦野
アクセス:JR黒田原駅より東野バス伊王野行き東陽小下車 徒歩約5分
那須ICより国道4号線、県道28号線、国道294号線を経由約30分 

芦野城跡
place
栃木県那須郡那須町
no image
遊行柳
place
栃木県那須郡那須町芦野

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