春爛漫!大阪・泉州の桜の名所“岸和田城”「お城まつり」に行こう


2018.03.24

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続日本百名城のひとつ、大阪府岸和田市の「岸和田城」は、春になると周辺に約170本の桜が咲き誇る泉州一の桜の名所として知られています。岸和田城の桜で、とくに美しいのが“花筏(はないかだ)”。散り始めた桜の花びらが、お城を囲む堀に浮かび流れる様子は、とても可憐でかつ風流。またライトアップされた天守閣と桜のコラボも神秘的です。岸和田城お城まつりで、花筏とライトアップと桜の競演を楽しんでみませんか?
岸和田市のシンボル「岸和田城」とは
2018年の岸和田城のお城まつりは4月1日(日)から15日(日)まで。2018年の岸和田城の桜の開花予想は、開花が3月24日、満開が3月31日です。
写真は、まるで水城のように満々と水を湛えた岸和田城の堀。これが、美しい花筏が見れることの条件です。岸和田城は、鎌倉幕府滅亡後の、建武の新政期に楠木正成の一族の和田高家が築いたという伝承があります。当時、このあたりは「岸」と呼ばれ、「岸の和田氏」がのちの「岸和田」の地名の起こりになりました。
岸和田城の別名は、「猪伏山(いぶせやま)千亀利城(ちきりじょう)」。ちきりとは、機(はた)の縦糸を巻く器具のことで、本丸と二の丸を重ねた形が、「ちきり」に似ていることから由来。
岸和田城は安土桃山時代に、羽柴秀吉によって紀州根来寺や雑賀衆に対する前線基地となり、1584年(天正12年)には根来勢ら約3万名が、岸和田城に攻め寄せ城兵約5千名と激闘を展開(岸和田合戦)。翌1585年、秀吉は岸和田城を拠点に、根来寺を焼き討ちして、泉州地域から一掃。続いて秀吉は、叔父の「小出秀政」を城主として封じ、城下町と城郭を整備させ、天守閣も秀政によって建てられました。
江戸時代には、徳川氏譜代大名の城となり、1640年(寛永17年)、岡部宣勝が攝津高槻から入城、以来、明治維新まで約230年間、岡部氏が13代にわたって岸和田藩5万3千石を治めました。
岸和田城の規模は、30万石級の大藩に匹敵するほどの豪壮さでしたが、威容を誇った高さ約32mの5層の天守は、1827年(文政10年)に落雷によって焼失。1954年(昭和29年)に鉄筋コンクリート造りで約10m低い、高さ約22mの3層の天守閣が再建。石垣の壮大さに比べて、いまの天守閣が小さく見えるのはそのためです。天守閣では、「岸和田城挙式プラン」として結婚式も行われています。
岸和田城の知られざる秘密とは
岸和田城の天守閣の2階展示室では、2018年2月21日(水)から6月10日(日)まで、企画展「よみがえる甲冑、かがやく刀剣」を開催中。また、社会の教科書でよく見る「明智光秀の肖像画」の複製も展示。
これは、岸和田市内にある南国梵桂(なんごくぼんけい)が開基した臨済宗の本徳寺(ほんとくじ)が、日本で唯一、光秀の肖像画を所蔵していて、それにちなんだもの。南国梵桂は、光秀の実子といわれ、出家して父の菩提を弔うために肖像画を描かせたと伝わる。なお、本徳寺は観光寺院ではなく非公開のため、実物の見学はできません。
天守閣の前にある国指定名勝の「八陣の庭」は、1953年(昭和28年)、有名な庭園家である重森三玲(しげもりみれい)氏の手によるもの。テーマは、中国の三国時代の蜀の軍師、諸葛孔明の八陣法を取り入れたもので、石組みは作者自身が、和歌山県沖の島を訪れ、選定した緑泥片岩を用い、白砂は京都の白川産。
さらに注目すべき点は、庭の完成は、天守閣の再建の1年前だったということ。重森氏は、将来再建されるであろう天守閣からの眺めを考えながら作庭していたといい、その空間認識能力の高さには驚くばかり。
なお、天守閣は、お城まつり期間中の2018年4月1日(日)から8日(日)の20時30分まで延長開場されます(入場は20時まで)。最上階から岸和田市内の夜景を楽しみましょう。
あまり知られていませんが、再建された岸和田城天守閣には、岸和田市の「岸」、あるいは欄干橋の「干」からとったといわれている岸和田市の市章が。ほかにも何箇所かあるので、興味のある方は観察してみましょう。
「花筏」のベストスポットは「がんこ五風荘」前
岸和田城の桜は、約170本と決して多くありませんが、堀端に沿ってズラリと咲くので、天守閣と半円を描く桜並木のコラボが絶妙。
岸和田城で見られる“花筏”のベストスポットは、がんこ五風荘前。聳え立つ天守閣と、咲き誇る桜と、堀に漂うピンクの花びらは、絵画のような美しさ。
堀の藍色の水面浮かぶピンクの花筏は、数日で色褪せてしまうので、強い風が吹いた後や、散り始めを狙うのがおすすめです。
幻想的でロマンチックな岸和田城と桜のライトアップ
岸和田城天守閣は、お城まつり期間中、日没30分後から23時までライトアップされています。咲き誇る桜と煌々と照らされた天守閣の様子は、とても幻想的でロマンチック。
ライトアップでは、人通りの途絶えた門と桜のコラボもおすすめ。闇の中に浮かぶ岸和田城と桜を見つめていると、過去の歴史がよみがえって来るような不思議な情景を体感できます。
お城まつり期間中は、岸和田城二の丸庭園前や、岸城神社前に各種の店舗が出店。2018年4月7日(土)から8日(日)は、岸和田城二の丸広場で「泉州の物産展」も開催。泉州の特産品・産業製品を販売。二の丸広場ステージでは、イベントもあり。うららかな春の日和に包まれて、泉州の桜の名所、岸和田城で春の一日を満喫してみませんか。 

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岸和田城
rating

4.0

112件の口コミ
place
大阪府岸和田市岸城町9-1
phone
0724313251
opening-hour
10:00-17:00(入場は16:00まで)

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