那覇市にある国際通りは、多くの飲食店やお土産屋さんが並び、いつも多くの人が集まる人気のスポットです。その一角にあるオレンジキッチンは、沖縄の旬の野菜がたっぷり味わえるごはんメニューがあるお店です。季節の力強い野菜料理と、沖縄の郷土料理である沖縄そばのアレンジメニューが楽しめるオレンジキッチンで、おいしい沖縄のグルメを味わうのはいかがでしょうか。
那覇市のメインストリート、国際通りにある「オレンジキッチン」
オレンジキッチンがあるのは、那覇市内のメインストリートである国際通りの安里側、安里三差路のすぐ近くです。この辺りはお土産屋や飲食店がびっしりと軒を連ねる賑やかなエリアから少し離れた場所で、観光客が集まるエリアと比べると、少し落ち着いた場所です。オレンジキッチンがこの場所に店舗を構えた理由は、食材の仕入れで利用している栄町市場商店街が近いから。栄町市場は、モノレールの安里駅前にあり、地元の人が利用する市場です。
オレンジキッチンの店主である宮城さんは、以前栄町市場のすぐそばに店舗を構えていたこともあり、お店で使用する食材は主に栄町市場と、実家のある沖縄本島北部、山原（やんばる）から仕入れています。オレンジキッチンで使用する食材は、できるだけ沖縄の季節の食材を使うようにされています。
オレンジキッチンという店名の由来の一つとなったオレンジ色の壁がとても印象的な店内には、テーブル席とカウンター席があります。ビタミンカラーでもあるオレンジ色の壁に、ポップなデザインの椅子など、店内は明るい雰囲気。外の景色が見える窓際のカウンター席は、一人での来店時でも気軽に利用しやすいことでしょう。
低めのテーブルにセッティングされたソファ椅子の席もあります。ゆったりと座ることができる椅子なので、食事の後にゆっくりしたいという時に利用したい席です。
沖縄の恵みがたっぷり！オレンジキッチンの人気メニュー
オレンジキッチンの昼ごはんメニューで人気のメニュー、「県産豚の生姜焼き＆やんばる彩り野菜定食」は、沖縄県産豚肉を使用した生姜焼きと、沖縄の旬野菜で作られる野菜料理が味わえます。やんばるから届けられる無農薬野菜を中心とした野菜料理がプレートの上に彩りよく並べられ、生姜焼きに負けない存在感があります。
野菜料理は、季節や仕入れる食材により変わるので、毎回違った旬の野菜料理を楽しむことができます。
沖縄県産の豚肉で作られる生姜焼きは、肉をミルフィーユのように層に重ねて焼かれています。薄い肉を焼くと肉が固くなってしまって子供やお年寄りが食べにくいことがあるけれど、ひと手間加えてから焼くと、肉が固くならずに肉がやわらかく仕上がるのだとか。心遣いが嬉しいメニューです。
定食にはごはんとみそ汁が付きます。野菜中心の具がたっぷりなみそ汁は、沖縄ならではのもの。沖縄の定食屋では、このみそ汁がメインの「みそ汁定食」があるくらいです。
もちろんオレンジキッチンにも、みそ汁が主役のセットが「沖縄みそ汁（ごはん付き）」という名前でメニューに載せられています。
沖縄そば使用のアレンジメニュー
沖縄の郷土料理の一つである沖縄そば。オレンジキッチンでは、その沖縄そばの麺が使われたアレンジメニューが用意されています。その中の一つは、タイ伝統のスープであるトムヤムクンと沖縄そばのコラボメニューで、トムヤムクンそばです。
酸っぱくて辛いのが特徴のトムヤムクンスープと、つるつる、もちもちの食感が味わえる沖縄そばの生麺とのマリアージュが、面白い沖縄そばです。辛い料理が大好きという強者向けに、激辛トムヤムクンそばも用意されています。辛さに免疫がある人はぜひ挑戦してみてください。
沖縄そばの麺を使ったアレンジメニューで、他のお店では味わえない料理の一つが、オレンジキッチンの大人のナポリタン。これはメニューの名前にある通り、大人向けの味付けになっていて、ナポリタンの味付けに唐辛子と胡椒が使用されています。そのため、かわいらしくポップな見た目とは違い、味付けは刺激的でスパイシーです。目玉焼きにかけられた石垣島ラー油も、味付けに一役買っています。ラー油やパクチーの香りが豊かな大人のナポリタンは、病みつきになってしまうおいしさです。
オレンジキッチンで提供されるメニューは、昼ごはんメニューと夜ごはんメニュー、それから週末土日限定で提供される朝ごはんメニューです。旅のスケジュールにより、様々な利用シーンに対応しているお店です。何より旅行中は、名物の料理を色々と食べる機会が多くて、炭水化物の取りすぎだったり、胃が疲れてしまったりで、野菜不足を感じることが少なくありません。そんな時こそ、オレンジキッチンで沖縄の旬野菜が使われたおいしい沖縄のごはんを楽しんでください。
