流れ落ちる樹齢400年の桜のシャワー!山梨・身延山久遠寺


2018.03.25

トラベルjp 旅行ガイド

山梨県の身延町は、3月下旬から4月上旬にかけて、観光客でにぎわう桜の名所です。鎌倉時代からの古刹、身延山久遠寺の境内には樹齢400年を超えるしだれ桜がシャワーのように降り注ぎ、とても華やかで圧倒的な眺めです。境内のしだれ桜だけでなく、門前町である身延の町や、宿坊が多く建ち並ぶ西谷周辺でも点在する桜を見ることができます。西谷では夜桜のライトアップも!桜色に染まる身延を訪ねてみませんか?
鎌倉時代からの古刹!身延山久遠寺
山梨県身延町にある身延山久遠寺は1274年に日蓮聖人によって開かれた日蓮宗の総本山で、鎌倉時代から700年以上の歴史を持つ、由緒正しいお寺です。当初あった西谷から現在地に移転し、火事によって何度か焼失していますが、再建された現在の久遠寺の本堂は2500人は入れる大きなお堂です。
久遠寺の門前町である身延の町には、久遠寺を中心とした宿坊(宿泊施設を兼ねたお寺)があり、一般の人でも早起きをすれば、朝の勤行を見学することが可能です。久遠寺の裏からはロープウェーで、標高1153メートルの身延山山頂駅まで7分で上ることができ、春には、ロープウェーから山が桜色に染まるのを眺めることもできます。
桜の季節はシャトルバスで!
身延町は普段は人口1.26万ほどの静かな町ですが、春4月、桜の時期になると町は観光客であふれます。駐車場も不足するため、桜の期間中は町中には許可車両以外、車で入ることはできません。少し離れた身延町総合文化会館に臨時駐車場が作られるので、そちらに車を止め、シャトルバスで門前町の中にあるバス停まで行くことになります。
桜の開花状況によって毎年、規制期間は変わりますが、2018年は3/30から4/3までの5日間、車の乗り入れが規制されます。(2018年3月現在)鉄道で訪れる場合は、身延駅から路線バスが出ています。
車両規制のある時期を外して来ることもできますが、最盛期ほどではないにしても、混雑することが考えられます。その場合は早めに到着することを心がけて下さい。
足に自信がある方は「菩提梯」に挑戦!
しだれ桜を堪能するには、門前町から久遠寺境内まで上らなくてはいけません。足に自信がある方は287段ある「菩提梯」と呼ばれる階段、または距離は短いけれど傾斜の急な男坂を上って下さい。体力のない方は、距離が長めの傾斜の緩やかな女坂を使って境内に行くことをおススメします。通常の季節は歩かずに車で境内の近くまで上ることもできますが、前述の通り、桜のシーズンには許可車両以外の乗り入れができなくなります。
桜の季節には久遠寺の境内のしだれ桜だけでなく、門前町や宿坊など、町中でも桜が咲いています。身延には桜の咲く宿坊が多くあり、歩きながら桜を楽しめます。ぜひ散策を。
樹齢400年の桜咲く!
樹齢400年を超えるしだれ桜をはじめ、境内には何本かのしだれ桜があり、さながら桜のシャワーが降り注ぐかのようです。
日本各地で見ることが多い桜・ソメイヨシノは60年ほどの寿命だといわれますが、しだれ桜の寿命は通常300年ほど。1000年を超す古木もあり、ソメイヨシノに比べて長生きです。ここ久遠寺の祖師堂と仏殿前の2本のしだれ桜は樹齢400年を超えています。かなり年季の入った桜ではありますが、まだまだ現役。さすがの貫録で、春になると満開の桜が見事です。
桜の開花情報は久遠寺や身延町商工会のHPでも確認することができます。
日帰りか?宿泊か?町中にも桜があふれる!
久遠寺のしだれ桜は県外からも観光客が訪れるほど、有名な桜の名所です。当然、桜の時期は日中とても混みあいます。その場合は宿泊してしまうのもアリです。久遠寺の三門から西谷エリアにかけて夜はライトアップされ、夜桜を楽しむこともできます。宿泊すれば、人の少ない朝にしだれ桜をじっくり堪能できます。
この機会に宿坊に泊まってみてはいかがでしょうか?久遠寺のまわりには多くの宿坊がありますが、宿坊では身延の特産品のゆばを使った精進料理などを楽しむことができます。町中で食べることもできますし、購入して帰ることもできますので、ぜひお試しください。 

read-more
身延山久遠寺
rating

4.5

238件の口コミ
place
山梨県南巨摩郡身延町身延3567
phone
0556621011
opening-hour
[4月-9月]5:00-17:00[10月-3月…
すべて表示arrow

この記事を含むまとめ記事はこちら