食材の宝庫壱岐「海里村上」で贅を極めた滞在を！

九州北部の佐賀県東松浦半島の北西、約20kmに浮かぶ長崎県壱岐島。玄海灘で獲れる新鮮な魚介類をはじめ、壱岐で育った高級和牛壱岐牛までまさに食材の宝庫！
そんな壱岐島で景色、温泉、お食事、おもてなし…滞在するとその全ての魅力に圧倒される旅館、「海里村上」をご紹介します。
そもそもどうやっていくの？意外とアクセス抜群の壱岐島！
壱岐は島なので、アクセス面で少し不安に思う人もいるかもしれませんが、アクセスは比較的良い島です。博多港から高速船に乗って約1時間10分、また長崎空港から壱岐空港には、ANAとオリエンタルエアブリッジの共同運航便が飛んでいて約30分で到着します。
船での移動は、高速船とフェリーもあるので、一般的には船を移動手段として選ぶ人が多いでしょう。壱岐はそれほど大きくない島なので、車で一周しても2時間程です。観光する際には港や空港で、レンタカーを借りて利用するのが便利です。
絶景の宿、まずは景色で極上のおもてなし！
壱岐は神社庁登録の神社が150社も集まる神々が宿る島。島全体がパワースポットとして自然に溢れた島ですが、その島の中の湯ノ本温泉にあるのが、旅館「海里村上」。まず、旅館に到着をしてロビーへの扉が開いた瞬間に、目の前に広がる美しい景色に言葉を失います。一歩ロビーに踏み込めば、そこはもう海里村上の重厚感のある世界が広がります。
正面にある大きな窓が印象的な客室は全室オーシャンビュー。「海里村上」の客室は全部で15室。和室タイプは10帖と15帖の2種類で、和室のほかにベッドルームを備えた和洋室も広さの異なる2種類があります。そして特別室として、なんと120平米の客室があります。
この120平米の客室に宿泊した場合は、あらかじめ電話で調理長と打合せを行い、自分だけのオリジナルメニューを用意してもらえるという、とっておきの贅沢なサービスを受けることができます。写真の部屋タイプは通常の15畳タイプの和室です。旅館のどこにいても目の前の海の景色を楽しむ事ができるのは「海里村上」の魅力ですね。
ひと息ついたら、極上の温泉でおもてなし！
「海里村上」には露天風呂と内風呂が男性、女性共に1つずつあります。温泉は、露天風呂、内風呂ともに写真のような赤茶色のお湯です。この赤みを帯びた温泉の泉質は、ナトリウム塩化物温泉です。湧き出した時の湯は無色透明ですが、鉄分が含まれているため空気に触れると赤く変色する泉質です。
このナトリウム塩化物温泉は、日本の三名湯としても名前があがる、兵庫県有馬温泉の泉質でも有名です。浴用効能は、神経痛・リューマチ・婦人病・皮膚病・やけど・切り傷などがあげられます。15室と客室数は多くない旅館ですが、露天風呂も内風呂も、十分な大きさがありゆっくり旅の疲れを癒せます。
写真のような開放的な露天風呂から、昼間は青い海、夕刻は真っ赤に染まる夕景、夜は満点の星空をお楽しみいただけます。
この温泉は源泉から飲むこともでき、飲用効能は胃腸病や便秘などがあります。（高血圧・腎臓病の方は飲用厳禁です）
少しお湯を舐めてみると、しょっぱさを感じる事ができますのでぜひ試してみてください。
ゆっくりと温泉を楽しんだ後は、大浴場と同じフロアにリラックスルームで一息！こちらももちろんオーシャンビュー。大きなソファで横になり、ゆったりと流れる島時間を存分に味わってください。
温泉入浴後は、肌に塩分がついて汗の蒸発を防ぐので保温効果が高く、また鉄分が皮膚から吸収され鉄欠乏性貧血などにも効果もあると言われています。
天然食材と拘りが光るお食事で感動の舌鼓！
待ちに待ったお食事！「海里村上」のお食事のお品書きには、「※本日の食材は全て新鮮で、安全な玄海灘の天然物でございます。本物の味をお楽しみください」と記載があります。そしてその言葉の期待を裏切らない、まさに壱岐ならではのお食事を存分にお楽しみいただけますよ。
前菜（写真）には、温泉玉子の黄身だけを壱岐の麦味噌漬けにした玉子が並びます。まず見て楽しみ、さらに舌で楽しむ懐石料理のはじまりです。新鮮なお刺身、天然河豚のから揚げ、飛龍頭、生野菜サラダと続きます。もちろん幻の牛と呼ばれる壱岐牛も忘れてはいけません。肉や魚介類、そして野菜と趣向をこらしたバランス良い料理内容に箸が止まりません！
ここでしか味わうことのできない食材で、壱岐といえばウニが有名ですが、冬は残念ながらウニの時期ではないので、冬に来館した場合はウニは食事のメニューには入っていません。ウニの代わりのメインの高級食材は・・・最高級の地元産の“あわび”です。
メイン料理として出されるあわび（写真）は、秘伝の出汁にさっとひとふりする“あわび”のしゃぶしゃぶ「海里鍋」、炭火で焼いた“あわび”を特製のアンチョビソースで食べる「焼きアワビのアンチョビソース」など。「海里村上」でしか味わえない高級食材の素材の味を存分に活かした調理方法で提供してもらえます。
しめのお食事はお好みでチョイス可能です。壱岐牛のカレー、雑炊、壱岐牛のすき焼き。どれも魅力的ですよね。実は、一つ食べてまだお腹に余裕があればもう一ついただけます。ぜひ、最後のしめのお食事までお腹をもたせておかわりしてくださいね。
テーブルいっぱいに広がる食事（写真）は、もちろん夕食ではありません。この夕食のような豪華なメニューはなんと翌朝の朝食です！
この他、お味噌汁、目の前で揚げて提供される天ぷらなど、まだまだ運ばれてきます。「海里村上」のお食事はたっぷり60分ほどかけて食べる事を想定して作られています。朝目覚めて、目の前に広がる海を眺めながらゆっくりといただく優しい味に海里村上のおもてなしの心を感じます。
宿でゆっくりできる最後の時間が、この朝食の時間です。壱岐島の旅での出来事、「海里村上」での滞在をこの朝食を食べながら語らい思い出す贅沢な時間です。　