首都圏からも気軽に行けて、しっとりした湯の町情緒を味わえる伊香保温泉。シンボルの石段街も素敵な、古くからの温泉地です。伝統ある温泉地だと、団体客や家族連れの多いイメージですが、最近は一人でも温泉を楽しみたい“おひとりさま”の利用者も多くなりました。石段街からすぐの「美松館」は、“おひとりさま”でも落ち着いて過ごせるお宿。もちろん一人旅だけでなく、家族連れにも細やかな気配りに溢れたお宿です。
バス停と石段街に近い便利な立地
「伊香保温泉」バス停から徒歩約２分、伊香保温泉のシンボル石段街にも近い「美松館」は、急な坂道の途中に立つ宿です。総部屋数25室は和室中心ですが、テラス付の和洋室も備えています。
スタンダードな「こだまの間」は10～12畳の和室です。こちらは広縁付きのゆったりした10畳の和室。一人旅プランでもこの広さのお部屋に宿泊できます。
大人４名以上なら、特別室の和洋室「やまびこの間」を利用できるプランもあります。広々とした展望和室に、ゆったり座れるソファスペース、ベッドが２つある洋室もあって、３世代一緒でも気兼ねなく過ごせるゆとりある客室です。
畳敷きの大浴場と最上階の露天風呂を楽しめる
伊香保ですから、気になるのはやっぱり温泉ですよね。美松館は２つの浴場を備えています。１つは内湯の大浴場「座庵（ざあん）」。伊香保温泉には「黄金の湯」「白銀の湯」の２つの源泉がありますが、こちらは「白銀の湯」を引いています。無味無臭でクセのないやさしいお湯で、単純泉ですがメタケイ酸を含むので美肌効果が期待できます。
そしてご覧のように、「座庵」には、全体に琉球畳が敷き詰められているんです。足裏に優しい、柔らかい感触です。年配の方や小さなお子さんでも、滑る心配もなく安心。赤ちゃんにも優しいお風呂です。
もう一つのお風呂は、最上階の露天風呂「浮雲」。雄大な上州の山々を眺めながら入浴できる展望露天風呂です。冬場はかなり寒いですが、温かいお湯に浸かっていると極上の解放感を味わえます。
なお、浮雲には洗い場や備品はなく、入浴のみを楽しむお風呂となります。
夜には点々とともる灯りや、星空を眺めながらの入浴を楽しめます。立ち上る湯気越しに夜景を見ていると、まさに雲に浮いているよう。
「浮雲」の入浴可能時間は「座庵」より短く、時間帯によっては貸切になるので気をつけてくださいね。１日先着４組限定で１時間の貸切を申し込むこともできます。
一人でもゆったりお部屋食OK！
基本的に、３名までならば食事は部屋食と会食場から選ぶことができます（和室ツインの「銀嶺の間」利用の場合、２人から会食場）。一人客でも部屋食が可能なので、周りを気にせずのんびり食事ができるのは嬉しいですね。部屋食の場合、食事は御膳で出されるので、気兼ねなく自分のペースでいただくことができます。
御膳だと、ゆっくり食べているとお料理がすぐに冷めてしまいそうな気がしますが、食卓で火をつける小鍋が２つあり、ホイル焼きも開くまではなかなか冷めません。冷たいお料理ばかり…なんてことにはならないようにという心配りが感じられます。
お料理は地元産の旬の食材をふんだんに使ったもの。しゃぶしゃぶでいただく上州もち豚はコラーゲンたっぷり。うまみもしっかりで、お口も肌も喜びます。プランにより、もち豚ではなく上州牛がいただけるコースもあります。
こちらは朝食もお部屋でいただけます。おつゆ代わりの小鍋もその場で火をつけるので、汁物はあつあつ。よく見ると、器もとてもお洒落ですね。
細やかな思いやりはほかにも
標高の高い伊香保だから、朝晩はかなり冷え込みます。ちょっと寒いな…と思ったら、ひざ掛けをお借りしましょう。ロビーフロアのエレベーター前に置かれているので、自由に借りられます。
また、入浴時や外出時に利用できるカゴバッグの無料貸し出しもあります。カゴバッグは浴衣にも似合いますよね。お財布にスマホ、ハンカチにお化粧ポーチなども余裕で入れられるサイズ。女性が女性のために用意したんだろうな…と思える、大きすぎず小さすぎずの可愛いカゴバッグです。
おもてなしの心はさまざまなプランにも表れていますが、「赤ちゃん大満足プラン」もその１つ。お部屋食や、赤ちゃん用のお布団の用意はもちろん、様々な赤ちゃんグッズを取りそろえ、男性用の大浴場にもベビーベッドを備え付けるなど、赤ちゃんに優しく、パパママもゆっくりくつろげる配慮がされています。「赤ちゃんが一緒だと周りに気を遣うから…」という方も安心です。
美術鑑賞もできるロビー
館内に入ったとき、真っ先にフロント奥の大きな絵画が目に入ります。館内各所にも額絵が飾られており、またロビーの奥には古美術コーナーもあります。
チェックインまでの間や出発前の待ち時間にぶらっと美術鑑賞も。ちょっとした時間も、持てあますことなく楽しむことができますね。
