多摩川河岸で楽しむ花見散歩!東京都大田区「多摩川台公園」


2018.02.24

トラベルjp 旅行ガイド

東京都大田区の西端部、多摩川の河岸に「多摩川台公園」という公園があるのをご存じでしょうか。その名が示すように河岸の台地となった地形を活かして造られた公園で、園内に古墳が保存されているのも特徴です。緑濃い園内には桜も多く、春にはお花見の人たちで賑わいます。公園横の多摩川河岸の桜もお勧めです。春の多摩川台公園、桜の咲き誇る風景をご紹介しましょう。
多摩川台公園は地元で知られたお花見スポット
多摩川台公園は大田区の西端に近い辺りに位置しています。住所としては高級住宅街として知られる田園調布の町の一角ですが、多摩川左岸の台地となった地形を活かして造られた、緑に溢れた公園です。園路を歩けば木々の間から多摩川の流れが見え隠れして、散策の楽しい公園なのです。
この公園が特徴的なのは、園内に「亀甲山(かめのこやま)古墳」や「宝莱山古墳」、「多摩川台古墳群」といった古墳が保存されていることでしょう。四世紀から七世紀にかけて築造されたものらしいのですが、「23区内に古墳があるの?」と、少し驚いてしまいますね。
園内にはさまざまな樹木が茂り、「アジサイ園」も設けられ、四季折々に楽しめる公園です。桜の木も多く植えられていて、春になれば華やかに園内を彩ってくれます。園内に設けられた広場は桜に囲まれ、お花見の人たちで賑わいます。地元の人たちにはよく知られたお花見スポットなのです。
南側と北側、二つの広場で桜に包まれて花見の宴
河岸に細長く延びた公園の南側のエリア、公園事務所が置かれた広場はお花見の人たちで最も賑わうところです。大きく育った桜の枝が庇(ひさし)のように広場に張り出し、その下ではシートを広げて花見の宴を楽しむ人たちの姿があります。のんびりと散策を楽しむ人の姿も少なくありません。家族や友だちグループでお弁当を持って花見に訪れるには最適のところです。
公園北側のエリアにも広場が設けられています。こちらの広場も南側の広場に劣らず美しく桜が咲いています。ソメイヨシノだけでなく、オオシマザクラも咲いていて、色彩の違いが景観のアクセントになっています。
こちらの広場にもお花見の人たちの姿がありますが、駅から少し離れているせいか、南側の広場ほどには人が多くありません。穏やかな空気感に包まれていて、こちらの雰囲気を好む方もいらっしゃるでしょう。
多摩川の河岸に咲く桜も必見
多摩川台公園の園内の桜を堪能したら、公園を出て多摩川の河岸へ降りてみるのもお勧めです。公園の南側と北側を繋ぐ「虹橋」の脇から道路に降りて、西へ歩けばすぐに河岸に出ることができます。まず目を引くのは堤防道の斜面に並ぶ桜。見事な枝振りの桜が美しい景観を見せてくれますよ。
広場となった河川敷にも美しく桜が咲いています。ここでも大きく枝を張った桜が見事な景観を見せてくれます。開放感溢れる河岸の風景の中、春の青空の下で咲き誇る桜は春爛漫、素晴らしい景色を見せてくれます。この景色はぜひ見ておきましょう。
多摩川に沿って春散歩を楽しもう
河川敷の広場から、そのまま河岸の遊歩道を下流側に辿ってみるのも楽しいですよ。河岸に咲く桜と多摩川の流れが織り成す風景が美しく、気持ちのいい春散歩が楽しめます。遊歩道を進んで行けば、多摩川の春景色はさまざまな表情を見せてくれて飽きることがありません。
東急東横線の線路が多摩川を跨ぐ辺りまで、多摩川の左岸は多摩川台公園です。河岸の散歩を充分に堪能したら、また公園に戻ればいいでしょう。散策を楽しんだ後でのんびりとランチタイムにするのもよし、ランチを済ませた後で散策を楽しむのもよし、その日の気分次第です。ゆったりとした気分で春の日を楽しみましょう。
桜の見頃は、例年、3月下旬から4月上旬ですが、関東地域の中では開花の早い地域です。タイミングを逃さないようにしましょう。 

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多摩川台公園
place
東京都大田区田園調布1-63-1
phone
0456712643
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