ぽかぽか温泉はお好きですか。寒い冬こそ、ざぶーんと浸かりたくなるのが温泉。スキーやスノーボードで冷えた身体をあたため、疲れまで癒してくれる自然の恵みですよね。スキー場の近くには入浴施設を備えた場所も多く、温泉とスキーを合わせて楽しむのもおすすめ。今回はゲレンデと温泉が充実したおすすめのスキー場5つをご紹介。大自然に囲まれた野天風呂や全国屈指の温泉街など、スキー場だけでなく温泉そのものも魅力です。
スキー場と野天風呂のどちらも絶景！長野「木島平スキー場」
長野県北部にある「木島平スキー場」は、どこまでも続く幅広のコースが自慢。特に全長1,200ｍのスカイコースは、スキーやスノーボードで端から端まで移動するのが困難なほど。周囲を気にせず滑れるので、ビギナーやファミリーも安心。さらに小学6年生までリフト券無料なのもファミリーに嬉しいポイントです。
スキー場からは木島平の扇状地と飯山盆地が見渡せ、開放感は抜群。コース数12、リフトは5本。中級・初級コースがほとんどで滑りやすいのが特徴です。しかし、上級者のスキーヤーとスノーボーダーが何度もリピートしたくなるのが山頂付近のパイオニアコースと山頂沢コース。非圧雪のなかを滑り降りる感覚はやみつきになります。
スキー場近くのホテル、パノラマランド木島平は日帰り温泉だけでなく宿泊もおすすめ。クアゾーンとよばれる広々とした空間に複数のお風呂があります。そして、もうひとつおすすめなのが車で15分の日帰り温泉「望郷の湯 馬曲（まぐせ）温泉」。内風呂と露天風呂があり、露天風呂は大自然のなかにちょこんとあるため、野天（のてん）風呂という珍しい名前で呼ばれるほど。晴れた日のパノラマビューは圧巻で、遠くには木島平スキー場や滑走しているスキーヤー、スノーボーダーが見えることも。
＜木島平スキー場の基本情報＞
住所：長野県下高井郡木島平村大字上木島3876-2
電話番号：0269-82-3434
スキー営業期間：2017年12月23日～2018年4月1日（予定）
リフト運行時間：8:30～16:45（ナイター ～20:45、年末年始と1~2月の土曜日のみ）
アクセス： 上信越道・豊田飯山ICより車で20分
オリンピック会場は温泉が選び放題！長野「白馬八方尾根」
オリンピック選手の滑るコースを体験してみたい！という夢を叶えてくれるのが、長野県「白馬八方尾根」。コース数13、リフト22本にゴンドラ1基。夜発なら日帰りバスツアーでも訪れることができます。
1998年冬季オリンピックの舞台だったのが白馬エリア。アルペンスキーの会場だったこちらのゲレンデでは、オリンピック選手が滑走したコースがそのままオリンピックコースI・IIとして残っています。どちらも急こう配な上級コースで、長さは2,500m以上。スキー、スノーボードが慣れてきたら、果敢に挑みたくなるコースです。
スキー場のすぐ横にはジャンプ台も。オリンピックでも使用され、日本勢は個人と団体の計4個のメダル獲得という偉業を成し遂げた場所です。
ゲレンデ周辺には複数の日帰り温泉施設があり、どれもユニーク。メインとなるのが、ゲレンデから車で15分「白馬八方温泉」。北アルプスの眺望を間近で堪能でき、足湯も隣接しています。その他にも六角的の外観が特徴の「郷の湯」や、地元の牛乳や名産も楽しめる「みみずくの湯」、源泉に一番近い「おびなたの湯」などがあります。
＜白馬八方尾根の基本情報＞
住所：長野県北安曇郡白馬村大字北城八方
電話番号：0261-72-2715
スキー営業期間：2017年11月23日～2018年5月6日（予定）
リフト運行時間：平日8:00～16:20、週末と祝日7:30～16:20 （ナイター ～21:00）
アクセス： 長野道・安曇野ICより車で60分 上信越道・長野ICより車で60分
山奥スキー場と駅正面の湯！長野「志賀高原スキー場」
まるで1つの雪の王国なのではないかと思わせるほど、唯一無二の存在感があるのが長野県「志賀高原」。エリア内に広がるゲレンデの数は、驚きの18．コース数は80近くあり、リフト49本、ゴンドラ4基と何もかもが桁違いで、多くのスキーヤー、スノーボーダーが何度でもリピートしたくなるスキー場です。
せっかくなら長期間滞在して思う存分滑りたいですが、一日だけでも…ということで東京から日帰りバスツアーが出てるほど。4つのエリアに大まかに分けられ、1つのエリアには2～7のゲレンデが連結しています。
エリアによってはスキーやスノーボードで行き来できない場合も。そんな時は、志賀高原スキーエリア内を巡る無料シャトルバスがおすすめです。親子だとリフト券が安いサービスもあり、ファミリーには嬉しいポイント。
西館山（にしたてやま）、東館山（ひがしたてやま）、発哺（ほっぽ）ブナ平、ジャイアントのあるエリアのふもとには発哺温泉があり、日帰り入浴も可能です。
温泉なら志賀高原と信州中野ICの間にある「楓の湯」は、温泉好きだけでなく鉄道好きも訪れたくなる日帰り温泉施設。長野電鉄の湯田中駅の正面にあり、休憩室からはホームに乗り入れる電車を間近で見ることができます。入浴料も大人300円と比較的安いのも魅力。スキー、スノーボードで疲れた身体をじんわりと癒してくれる温泉です。
＜志賀高原スキー場の基本情報＞
住所：下高井郡 山ノ内町志賀高原蓮池 志賀高原総合会館98内 （志賀高原観光協会）
電話番号：0269-34-2404 （志賀高原観光協会）
各ゲレンデの連絡先はホームページ（関連MEMO）をご参考ください
スキー営業期間：2017年11月下旬～2018年5月上旬（予定）
リフト運行時間：8:30～16:30
アクセス： 上信越道・信州中野ICより車で60分。
滑りと全国屈指の温泉街を満喫！群馬「草津国際スキー場」
東の横綱として、揺れ動かない人気を誇る群馬県草津温泉。実はその近くにスキー場があるのは、なかなか知られていません。「草津国際スキー場」は3つのゲレンデに全長3,200mのロングコースが1本。リフトが7本で、初級・中級コースが大半を占めます。
スキーやスノーボード以外でも子供から大人まで楽しめるイベントが開催される面白いスキー場。スキー場スタッフと同名ならリフト券プレゼントや、誕生日当日ならリフト券が半額になる安いサービスも。他にも子供と大人それぞれ対象にしたスキー場での宝物探しなど、雪と一緒に楽しめる工夫が満載です。
個性派ぞろいのレストランも、こちらの魅力のひとつ。特に「御成山ロッヂ」は、焼きたてパンならではの幸せな香りが店内に溢れ、スキーやスノーボードで雪山にいることを忘れてしまいそう。その他にも「天狗山ロッヂ」では、パスタの上に白いオムレツが乗った、白いオムカルボは見た目インパクトあるメニューです。
スキーやスノーボードを堪能したら、そのまま草津の温泉街へ。スキー場と温泉街を結ぶ無料シャトルバスが便利です。街の立ち寄り湯で温泉の入り比べをしてみたり、湯もみを見学してみたり。趣き感じる和風旅館も充実していて、そのまま宿泊するのもおすすめです。温泉街の観光の方がスキー、スノーボードより楽しんでしまうかもしれませんね。
＜草津国際スキー場の基本情報＞
住所：吾妻郡草津町大字草津字白根国有林158林班
電話番号：0279-88-8111
スキー営業期間：2017年12月16日～2018年4月8日（予定）
リフト運行時間：8:30～16:30
アクセス： 関越道・渋川伊香保ICより車で80分。上信越道・碓氷軽井沢ICより車で80分
別世界の山頂に情緒ある温泉街！山形「蔵王温泉スキー場」
過酷な寒さと豊富な雪で誕生する樹氷群は、山形県「蔵王温泉スキー場」の代名詞とも言えます。山頂には巨大な樹氷がそびえ、まるで違う世界に迷い込んでしまったよう…。アイスモンスターという別名にも納得です。山頂には蔵王ロープウェイを乗り継いで向かいますが、スキーヤーやスノーボーダー以外にも樹氷目的で訪れる観光客もいるんですよ。
14のゲレンデがあり、コース数は25。リフト32本にロープウェイが3基と、東北で最大規模のスキー場。東京からも夜発日帰りバスツアーが出てるほど、一度は訪れたいゲレンデです。山頂の樹氷原コースは、両側に樹氷、目の前には開放的な景色が広がります。
ふもとは幅広なコースが広めなので、ビギナーやファミリーに人気。コースの両側にたつ木々も雪一色に染まり、見ているだけで寒さが感じられます。気温が低いため、ふもとの雪も柔らかく、滑りやすいのが魅力です。毎年5月上旬までオープンしていて、4月上旬からは格安料金でリフト券を購入できます。
スキーやスノーボードを満喫したら、ふもとの温泉街へ。美肌の湯としても知られ、47もの源泉があります。雪国らしい趣きが感じられる街中には、共同浴場や立ち寄り湯、それに足湯など気軽にあたたまれる場所も充実しています。宿泊施設も旅館だけでなくホテルもありますので、どこに泊まろうか迷ってしまいます。
＜蔵王温泉スキー場の基本情報＞
住所：山形県山形市蔵王温泉土合709－1（蔵王索道協会）
電話番号：023-694-9617（蔵王索道協会）
スキー営業期間：2017年12月9日～2018年5月6日（予定）
リフト運行時間：8:15～17:00（ナイターも上の台ゲレンデと横倉ゲレンデであり）
アクセス： 山形道・山形蔵王ICより車で25分
