宮古市の三陸海岸ドライブで三王岩と浄土ヶ浜の絶景ポイントを満喫


2018.05.12

トラベルjp 旅行ガイド

リアス式海岸で有名な三陸海岸は、約600kmにも及ぶ長い海岸線です。奇岩が並ぶ中で、特に岩手県宮古市の「三王岩」と「浄土ヶ浜」は二大景勝地。絶景がドライブで手軽に楽しめます。圧巻の三王岩は三つの大岩で三王と呼ばれ、そして浄土ヶ浜はこの世の浄土と呼ばれる美しさ。
浄土ヶ浜で地元の食を楽しんだ後は少し散策し、幕末の宮古湾海戦で新撰組・土方歳三も関係する宮古湾を展望台から見下ろしてみましょう。
圧巻の奇岩「三王岩」
2011年に発生した東日本大震災。東北の太平洋側の一部はまだ復興途中にあります。その中で三陸付近は三陸復興国立公園に指定され、今では従来の美しさを取り戻しながら、皆さんをお待ちしています。
震災後、三王岩がある場所も整備され無料駐車場が完備。散策が容易になりました。駐車場から約300mで三王岩に到着します。
一番高い中央の岩が男岩で高さは50mあります。その左にあるのが高さ23mの女岩。右のやや奥に見える丸い形の岩が、高さ17mの太鼓岩。この奇岩は約1億年の年月をかけて、波風によって作られ現在にいたっているのです。
三王岩から浄土ヶ浜までは約15km。海岸線をドライブして景観を楽しみましょう。もちろん、観光ルートとして逆に進むこともできます。
<基本情報>
住所:岩手県宮古市田老字青砂里
電話番号:0193-62-2111(産業振興部観光港湾課)
アクセス:JR宮古駅から車で30分/三陸鉄道北リアス線田老駅から車で5分
浄土ヶ浜へは海岸線を歩いて行く
続いて浄土ヶ浜のご紹介です。複数ありどこからでも浜に行ける便利な駐車場から、徒歩で整備された海岸線を歩いて向かいます。歩いている時点ですでに美しい海の色が。透き通った海の様子をお楽しみ下さい。
海沿いを歩いていると、すぐにウミネコに出合うことができることも。
とても人懐っこく、餌を求めて積極的に近寄って来ますので、近くの売店で餌を買い求めウミネコたちと触れあうのも楽しい時間となるでしょう。
この世の極楽浄土「浄土ヶ浜」
浄土ヶ浜の名前の由来は、宮古山常安寺七世の霊鏡竜湖が天和年間(1681~1684)の頃に、「この地はさながら極楽浄土の如し」と言ったことがきっかけと伝えられています。
この付近全体が浄土ヶ浜と呼ばれていますが、整備された歩道を行くことでより美しさが堪能できる場所があり、そこは「奥浄土ヶ浜」と呼ばれています。辺りは東北には珍しい白い砂浜でとても美しい場所です。
湾の向こうには美しい島があり、観光船に乗って日本最北端となる「青の洞窟」体験もできるのです。この機会に試してみては。
独特の雰囲気を持つ浄土ヶ浜の岩肌ですが、約5200万年前のマグマによるもので、その成分として二酸化ケイ素を多く含むため白色であると考えられています。地球の歴史が作り上げた芸術と言えるでしょう。
食は様々「浜処うみねこ亭」
奥浄土ヶ浜に隣接した「浄土ヶ浜レストハウス浜処うみねこ亭」では、麺類、海鮮丼等様々な食を楽しむことができますのでお好みで選んでみて下さい。
せっかくの海辺ですので塩系のラーメンはいかがでしょうか。海岸を見ながら楽しむ塩の風味が、思い出をより深くしてくれるかも知れません。
また、快晴の日ならソフトクリームもお勧めです。お好みでどうぞ。
展望台まで散策
浄土ヶ浜の展望台は各駐車場から10分以内で行くことができます。食後の運動を兼ねて上がってみるのも楽しい一時。
展望台から見下ろす浄土ヶ浜は、浜辺から見る姿と違って全体を俯瞰できるため、美しさだけではなく迫力を感じることができるでしょう。
付近には明治2年の宮古湾海戦の碑があります。ここは函館の旧幕府軍と政府軍との戦いが繰り広げられた場所。新撰組副局長で有名な「土方歳三」も旧幕府軍から参戦しています。
近代国家成立までには多くの複雑なことが発生していました。現在の美しい浄土ヶ浜の様子からは想像が難しいですが、これもまた日本の歴史の一部なので、ぜひとも記憶にとどめておいて下さい。
<基本情報>
住所:岩手県宮古市日立浜町32番地ほか
電話番号:0193-62-2111(産業振興部観光港湾課)
アクセス:
JR宮古駅から車で10分 第1~2駐車場から徒歩10~15分
JR宮古駅からバスで奥浄土ヶ浜行約20分 

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岩手県宮古市宮町1丁目1-30
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