古いけどお洒落な建物と、大物小説家の直筆原稿が見所!「鎌倉文学館」


2012.12.27

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江ノ電 由比ガ浜駅から徒歩10分、加賀百万石の前田家の別邸だった建物を利用して、鎌倉ゆかりの作家達の資料を展示している「鎌倉文学館」。夏目漱石や芥川龍之介、川端康成など鎌倉ゆかりの作家直筆の原稿や愛用品を見ることが出来るんですよ^^ 和洋折衷のデザインが独特な雰囲気を放つ「鎌倉文学館」の内装も、歴史とモダンが上手く調和されていて一見の価値ありです!
三島由紀夫の小説にも登場した「鎌倉文学館」
かつて鎌倉は、川端康成や夏目漱石など多くの作家が住み、小説を執筆していました。その中でも、「鎌倉文学館」は、作家たちが生き生きと暮らした時代を振り返ることが出来る場所。
鎌倉ゆかりの作家の一人、三島由紀夫は小説に登場させるため「鎌倉文学館」を訪れて、取材しています。その後出版された三島由紀夫の小説「春の雪」には鎌倉文学館が洋館のモデルとして書かれています。
源実朝が鶴を放った「招鶴洞」
鎌倉文学館の門を通りぬけ、緑の樹木が道の両側から生い茂る道を登っていくと、招鶴洞(しょうかくどう)という石積みのトンネルが見えてきます。このトンネルで、源実朝が鶴を放ったとされています。苔に覆われた外観は、歴史を感じさせてくれます。
周囲はひんやり冷たく、凛とした空気。このトンネルをくぐると、パアッと視界が明るくなり「鎌倉文学館」が見えてきます。
300歳の「すだじいの木」
鎌倉文学館の庭には、樹齢300年と言われる大きな椎の木があります。ちょっと聞きなれない“すだじい”という言葉ですが、関東や甲信地方では椎の木のことを“すだじい”と呼ぶんですって。関西になると “ツブラジイ”と呼ばれるそうです。
絵本作家の神沢利子さんの小説「すだじいとばあの木」にも登場したこの椎の木。近付いて見ると、葉の色がとっても濃くて元気そのもの!「すだじいの木」からパワーをもらえますよ。
300歳の「すだじいの木」
赤い絨毯が敷かれている階段先が、鎌倉文学館の玄関口。靴を脱いでスリッパに履き替え館内へ入っていきます。部屋の作りもランプも、伝統とモダンがバランスよくとれていて、心地いい空間が広がっていました。
夏目漱石、最後の直筆原稿
こちらは、夏目漱石が小説「明暗」を書いた時の原稿です。「明暗」は大正5年5月から12月まで新聞に連載された小説ですが、夏目漱石にとってこれが最後の作品となりました。
夏目漱石がどんな文字を書いていたのかこの目で見ることが出来て、感動です!
文字って、案外その人の性格を表しているもの。パソコンを使って印字された文字からは、その作家がどんな性格をしているのか汲み取ることは難しいですし。夏目漱石の文字は、丸くて小さい。几帳面で人見知りだと言われていますが、そんな性格をよく表している文字でした。
鎌倉文学館のすぐ近くには、川端康成が多くの小説を執筆した家があります。鎌倉文学館の帰りに立ち寄ってみるのもおすすめですよ。
秋の訪れを感じるこの頃、鎌倉ゆかりの小説家の魅力に出会える「鎌倉文学館」で、ゆっくり大人の休み時間を過ごしてみませんか?
【鎌倉文学館】
住所 : 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷1-5-3 
TEL : 0467-23-3911
定休日 : 月曜日(祝日の場合は開館)
入場料 : 大人300円、小・中学生100円 

鎌倉文学館
rating

4.0

116件の口コミ
place
神奈川県鎌倉市長谷1-5-3
phone
0467233911
opening-hour
[3月-9月]9:00-17:00(入館は16…

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