静岡の国宝「久能山東照宮」ご利益UPの秘策!日光東照宮との違いも


2018.01.31

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歴史的にも重要な、静岡の謎多きパワースポット「久能山東照宮」。ここは、徳川家康公が祀られている東照宮の元祖であり、静岡で唯一の国宝建造物として知られていますが、もう少し深掘りしていくとさらに面白い歴史があるんです。
そこで今回は、必見スポット、隠れた見どころ、あまり知られていない感動秘話、さらにアクセスはロープウェイか表参道の石段か?…などを詳しく解説します。お守りや御朱印情報もお見逃しなく!
徳川家康公の隠れた第一のメッセージとは?
「久能山東照宮」で多くの人が通る「楼門」は、俗世界と神域を区切る境界線。そんな「楼門」には、あまり知られていない徳川家康公のメッセージが隠されています。
真ん中(上部)の彫刻に注目しましょう。ここには、あの夢を食べる霊獣のバクが彫られています。一説によると、バクは鉄を食べる動物だ考えられていました。しかし、鉄は戦で武器として使われてしまうため、もし戦が起きればバクは食べるものがなくなってしまう…。バクは、戦がない平和な世の中でないと生きていけないことから、平和の象徴とされてきました。
バクは全部で4つ。すべて違う方向を向いて四方を見張っていますので、「楼門」を通るときは探してみましょう。
「楼門」をくぐったすぐ下には、徳川家康公の手形が。「久能山東照宮」へ来たら、この手形もぜひ見てほしいスポットです。これを押した当時の家康公は38歳。身長は155cm、体重60kgでした。
戦国乱世を生き抜き、天下人となった家康公の手相には、マスカケ線(感情線と知能線が1つになったもの)がしっかりと刻まれています。自分が強運の持ち主かどうか、手相を見比べてみるのも楽しいでしょう。なお、家康公の手形が押された色紙は、授与所にあります。家に飾っておくと、開運パワーを授かれるかも!
さらに左手には、家康公の愛馬をモチーフにした彫刻が置かれています。この馬、目がガラスで出来ており、当時としてはかなり貴重なものだったとか。縁結びや子育て安産の信仰がありますので、忘れずに参拝しておくといいでしょう。優しい顔をしたお馬さん…。後ほど、この馬の話が出てきますので覚えておいてくださいね。
「久能山東照宮」は武田信玄公のお城だった!?
もともと「久能山東照宮」ができる前には、何があったのか。実は、今から約1400年前、推古天皇がいた奈良時代に、久能寺というお寺が建てられました。さらに戦国時代には、武田信玄公が「久能城」を築城。その後、徳川家康公の遺言によって、徳川家の守護城になっていた久能山へ遺骸を移し、家康公が埋葬されました。
それから19年後に建てられたのが、栃木県の「日光東照宮」になります。「日光東照宮」は「久能山東照宮」を模して作られた神社。つまり、ここがなければ、現在の「日光東照宮」も存在しなかったのかもしれません。
「久能山東照宮」は敵に攻め込まれないよう、急な角度で石段が作られていたり、石垣があちこちで見られたり。お城の遺構が見られるのも、他の神社と大きく違うポイント。
権現造・総漆塗・極彩色の社殿は、江戸時代を代表する大工の棟梁、中井大和守正清が手がけたと言われており、2010年には拝殿本殿石の間が国宝にも指定されました。注目したいポイントは、400年前に彫られた彫刻がそのまま残っていること。しかも漆の下には、歴代の職人さんの名前も残されているそうです。
さらに珍しいのは、真ん中が徳川家康公、右手が豊臣秀吉公、左手が織田信長公の3人が一緒にお祀りされていること。全国に東照宮はたくさんありますが、戦国の3英傑をお祀りしているのは「久能山東照宮」だけと言われています。ここで参拝すると、歴史上のスーパーヒーロー3人を同時にお参りしたことになるのです!
社殿の側面には、なんと逆さ葵が隠されています。なぜ逆さにしたのか、それは完璧に作ってしまうと崩落へ進んでしまうため、あえて未完成の状態にしているそうです。なかなか見つからないときは、垂木をヒントにしてみましょう。石畳に立ち、まっすぐ屋根を眺めると見つけやすいです。みなさんも、探してみて!
久能山東照宮と日光東照宮、どちらが本当のお墓なのか?
「久能山東照宮」と「日光東照宮」を比較される理由の一つが、徳川家康公のお墓。両方にお墓があるため、どっちが本当?と戸惑う方が多いようです。
徳川家康公は1616年4月17日、75歳の生涯を静岡市の駿府城で終えました。そして家康公は亡くなる前に、色々と細かく遺言を残していたのです。その内容とは、
1.遺骸は久能山へ葬ること
2.葬式は江戸の大本山 増上寺で行うこと
3.位牌は三河の大樹寺へ置くこと
4.1周忌経ったら小堂を建てて日光山へ勧請すること
遺言通りでいくと、ご遺骸はここ「久能山東照宮」に、そして御霊を「日光東照宮」に移したのではないかと考えられています。
また、家康公のお墓の横には、愛馬のお墓もあります。家康公の死後、愛馬は毎夜毎夜自分の馬小屋を抜け出して、家康公のお墓まで来てしまったそうです。亡きご主人の面影を求めて、ずっと一緒にいたいという思いが強かったのでしょう。そこで家康公の近くにいられるように、愛馬もこちらに埋葬されることになりました。
「久能山東照宮」の御朱印帳はイチゴ付き
「久能山東照宮」の御朱印帳には、久能山発祥の石垣イチゴが施されています。このデザインは、徳川家康公が亡くなり400年の祭礼に際し、久能山東照宮の職員が考えたものだとか。イチゴ付きの可愛い御朱印帳は、心を和ませてくれますよ!
また、「久能山東照宮」のお守りでオススメなのが、家康公の守り刀と具足をモチーフにした「出世御守」。将来、夫を出世させたい奥様は、ぜひ手に入れいたいですよね。そして、当時としては長生きした家康公にあやかれる「健康長寿御守」もオススメです。どちらも、できるだけ身近な場所で持ち歩くようにしてくださいね。
ロープウェイ?それとも石段?アクセスのアドバイス
標高約200mの景勝地に建てられた「久能山東照宮」。ここまで行くには、日本平ロープウェイか石段か、2通りのルートがあります。
楽ちんなのは、断然ロープウェイ。実際に乗ってみると、地上から一番高い場所の高低差は高さ90mもあり大迫力。運転は通常だと10分間隔、15時からは15分間隔の運転になります。ただし、ロープウェイの往復乗車券は1枚で往復券となります。帰りも必要となるため、往復券はなくさない保管しておきましょう。
先ほどのロープウェイがまだ無かった頃、「久能山東照宮」へのお参りは、海側から続く石段ただ1つしかありませんでした。この石段は17曲がり、1159段。なだらかな坂なので比較的上りやすいのですが、約20~30分ほどかかります。石段にチャレンジする方は、石段下「ご利益商店街」にあるお土産屋さんの駐車場を利用しましょう。駐車料金は大体1日500円くらい。
体力に自信のないかたは、ロープウェイがオススメです。
石段を使うと、その先には大絶景が待っています。「久能山東照宮」一ノ門の眼下は、まるで別世界!海岸線のビニールハウスは、石垣いちごと葉生姜の畑が約8kmも続きます。そして日本一深い駿河湾は色が2層に分かれており、本当に美しい!壮大な絶景を楽しみながら、ゆったりと「久能山東照宮」のパワーを浴びてくださいね。 

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久能山東照宮・久能梅園
place
静岡県静岡市駿河区根古屋390
phone
0542372438
opening-hour
9:00-17:00

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