私をスキーに“また”連れてって「峰山高原リゾート ホワイトピーク」


2018.01.29

トラベルjp 旅行ガイド

2017年12月、国内では14年ぶりとなる新たなスキー場「峰山高原リゾート ホワイトピーク」が兵庫県神崎郡神河町に誕生した。
標高1000メートルのリゾートホテル「峰山高原ホテル リラクシア」に隣接したスキー場で、阪神間から車で約1時間半。最寄り駅や臨時駐車場との間でシャトルバスが運行されアクセスも良好。
緩やかなゲレンデはファミリーや初心者、久しぶりに滑りたい人にオススメだ。
国内14年ぶりの新設スキー場「峰山高原リゾート ホワイトピーク」
兵庫県神崎郡神河町に新しいスキー場「峰山高原リゾート ホワイトピーク」が誕生した。国内でスキー場が新設されるのは14年ぶり。1990年代のスキーブームから大幅にスキー人口が減った中での新設に驚いている人もいるだろう。
実は今、スキーブーム再来の兆しがあるのだ。前ブーム世代が子どもや孫と一緒に訪れる傾向がみられ、スキー再デビューという人も増えている。雪になじみのない訪日観光客のニーズもあり、スキー場は注目のスポットなのだ。
標高1000メートルの位置にある峰山高原リゾートは、村上春樹の同名小説を映画化した「ノルウェイの森」のロケ地としても知られている。その美しい景観と兵庫県のほぼ中央というアクセスの良さが人気の避暑地だ。
冬は閉ざされたような場所だったが、冬場の平均気温マイナス2度という環境が、スキー場の建設に結びついた。
「峰山高原リゾート ホワイトピーク」は、京阪神からなら日帰りも可能だ。車でタイヤチェーンがあるなら播但自動車道の神崎南ICから約30分で行ける。
車が冬仕様ではなくても、シャトルバス(要予約、有料、無料臨時駐車場あり)を使えば大丈夫だ。シャトルバスはJR播但線寺前駅前からも出るので電車でも行きやすい。
金曜、土日祝前・祝日はナイター営業もあるので、1日中滑りを満喫できる。
もちろん日帰りだけではない。ゲレンデはリゾートホテル「峰山高原ホテル リラクシア」の真ん前。存分に楽しむには「峰山高原ホテル リラクシア」での宿泊がオススメだ。がっつりナイターも滑った翌朝、真新しい新雪のゲレンデに一番乗りという楽しみもある。
写真はホテルの玄関から見た風景だ。シャトルバスの停留所にもなっている。
スキーは1日遊べれば十分という人には、姫路で宿泊し翌日に姫路城や書写山圓教寺の観光をオススメしたい。ナイターまで滑った場合、最終便のシャトルバスでJR寺前駅まで行きJR姫路駅到着が23時すぎ。ホテルに宿泊して翌朝姫路観光というプランが組め、スキーに加えて観光も楽しめる。
日帰り客にうれしい情報を1つ。「峰山高原ホテル リラクシア」内の入浴施設「風薫の湯」は、日帰り入浴ができる(大人1,000円/子供500円)。滑った後に風呂へ入ってさっぱりしてから帰ろう。
子ども連れや初心者が滑りたくなるゲレンデ
「峰山高原リゾート ホワイトピーク」の規模は、リフトが2本とゲレンデが3コース。全コースでスキー、スノーボードの滑走が可能だ。
第1リフト・フォレストラインは、全長698メートルの3人乗り。ナイター滑走もできるゲレンデ・サウスコースがある。長さ862メートル、平均幅33メートル、最大傾斜15度と緩やかなので初心者や小さな子どもでも大丈夫だ。
第2リフト・マウンテンラインは、全長758メートルのペアリフト。上級者ゾーンのあるマウンテンラインと1170メートルと最長のセンターコースがある。マウンテンラインの最大傾斜は30度なので、上級者には少し物足りないかも知れないので、ファミリー向けのスキー場と思って出かけることをオススメしたい。
センターハウス(ピークスビレッジ)は1カ所で、1階にチケットカウンターやレンタルショップ(スノーボードは別棟も有)、売店、更衣室があり、2階はキッズルームとレストランになっている。
レンタルショップは、手ぶらで行っても楽しめる充実ぶり。子ども向けに、ソリやヘルメット、スライダーと呼ぶ自転車のようなソリも用意してある。
主なリフト代は以下のとおり。
・1日券
土日祝(8時~23時)大人4,400円 6歳~15歳以下、55歳以上3,000円
平日(8時30分~17時)大人3,500円 6歳~15歳以下、55歳以上2,500円
・1回(1ポイント)券
土日祝(8時~23時)400円
平日(8時30分~17時)400円
他に、4時間券や6時間券、ナイター券などがある。
リフト券(カード)発行時に保証金として500円必要。保証金は返還される。
主なレンタル費用は以下のとおり。
・スキーセット(スキー、ブーツ、ストック)
・スノーボードセット(ボード、ブーツ)
1日 大人4,000円 子ども3,000円
・ソリ、ヘルメット 各500円
西日本最大級のキッズパークで子どもと一緒に雪遊び
ナイターでも楽しめるサウスコースは、緩やかで広いため子どもらに教えながら滑る光景がよく似合うゲレンデ。スキーやスノーボードの初心者、スキー再デビュー者にとってもピッタリ。
ここにはソリ専用のコースもある。第一リフト・フォレストラインは、ソリを持っての乗車も可能だ。長い距離をソリで遊べるので、はしゃぐ子どもたちの姿が見られる。
幼児連れなら西日本最大級のキッズパークでのソリ遊びが人気だ。雪が豊富にあればムービングベルトが稼働し、雪遊びが存分にできるエリアになっている。
パーク内には、ふわふわ遊具もあるので飽きずに遊んでくれるはずだ。キッズパークの利用料金は、3歳以上1日1,000円でナイター営業は無い。
峰山高原リゾートらしい、ちょっとオシャレなゲレンデ飯
センターハウス2階のレストランは約200席。イス席の他に立ち席もある。昼時は、すぐにいっぱいになるので時間を少しずらすのがコツだ。
レストランのゲレンデ飯は、メニュー名がちょっとユニーク。ゲレンデ定番メニューのラーメン、カレーの名称がmisooooラーメン(800円)やPEAK’sかっっつカレー(1,200円)、コンコンきつねうどん(600円)など、おもしろい。
オシャレなカフェ的雰囲気が漂うメニューもある。写真は、トマッと!!パスタ(800円)。見た目以上にボリュームがある。
他にもプレートランチやローストビーフ丼もあり豊富なメニューを前に悩むことになるかも。
かまくらをイメージしたアイスルータウンで窯焼きピッツア
雪のかまくらをイメージしたテント村「アイスルータウン」も人気のスポット。兵庫の地酒や神河町特産のゆずを使ったカクテルなどが味わえる「SNOW Bar」や、本格石窯焼きピッツアを販売するテント「PIZZA AUTO FELICE」がある。
本格石窯で焼くナポリピッツアは、注文を受けてから焼き上げるのでアツアツ。持ち帰りも可能でスキー終わりに購入する人の姿も見られた。
すぐに食べるならスノードーム内で味わえる。ドーム内は幻想的な雰囲気。中央に大きなストーブがあるので暖かい。時々、天井から冷たい水滴が落ちるのはご愛敬。
スキー以外にもこれだけ楽しめる「峰山高原リゾート ホワイトピーク」。ゲレンデから遠ざかっている人も久しぶりに滑りたくなりませんか? 

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峰山高原リゾート WHITE PEAK(ホワイト ピーク)
place
兵庫県神崎郡神河町上小田881-146
phone
0790341900
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